個人旅プランニング＆手配の手順

だと思います。結局、旅行とは＝移動ですので｡

個人旅行で主に考えなければいけないのが、上記２番目の現地での長距離移動で (国内線､電車､長距離バスなど)、一番面倒な部分かと思います (周遊する場合)｡

ツアーは、この現地長距離移動(+市内交通)を、貸切バスでやってくれるのですから、いかに楽かがわかりますね｡

この最後の市内交通については、個人パックツアーや団体ツアー中の自由行動でも必要なものです｡

自分の行きたい国への国際線フライト可能性は、最初にざっとは知っておきたいです。直行か乗継か、どこかを拠点に＋２フライトで行きと帰りを別にするかなど。ですが、予約をするのはまだあとです｡

個人旅行は予約手配をすべて自力でしなければなりませんが、まずは行程表を作らなければ、その予約作業は始められません｡

でもその行程表を作るには、その前に「どこで何を見たいから、何泊して」など、観光地のことをわかっていなければできません＝下調べが必要ということです｡

一般的に人気な定番観光地をざっと一通り調べる、そしてその中で自分が絶対行きたい箇所を絞る、ですかね｡

ズバリ、ツアーの行程を真似ることじゃないでしょうか。だってプロの旅行業者が作っていますから。そのコース内容をヒントに、自分のアレンジを加えていく｡

ただし重要なのは、短期旅行でツアーと同じ内容すべてを、自力でやるのは難しいという点です。ツアーは貸切バスで１日に２街観光など平気でやりますが、個人だとそんな効率的な動きはなかなかできません｡

まあでも、そもそもそんなハードな動きをしたくないから、個人旅を選ぶのだと思いますが｡

行程の大枠を考えたら、次は現地での移動手段を探ります。どのような線を描いていくか？A地から→ B地まで行く方法はあるのか？現実に可能な交通手段と、その予約方法をチェック｡

例えばヨーロッパなら、主に鉄道での移動になると思いますが、今では高速鉄道や格安フライトもあります。予約はネットで、各国鉄道公式サイトや、上手くいかなければレイル･ヨーロッパなどの予約サイトを利用｡

この現実的に手配可能かどうか、自分の希望の行き先･出発時間などをすべて確認し、全体が見えたら旅程が確定し、日本からの国際線フライトや宿の予約もできる状態になります｡

もしこの時点で、希望通りに回れないとか･不可能な箇所があったら、行程を練り直さなければいけません｡

ですので、現地での移動手段の可能性をみていくというのが、個人旅計画での最重要ポイントになるかと思います｡

ただもちろん､１か所滞在型のような旅行なら、何も必要ありません。国際線＋宿の予約をするのみです｡

例えば、ニュージーランドでは、主要な観光都市間移動バス＝観光用ツアーというのがあり便利でした｡

本当は単品でバスなど取った方が安く上がるのはわかっていますが、多少高くついても、あえて面倒な郊外都市周遊を１泊２日のセットツアーにしてしまうというのも、効率的かつ楽でよかったこともあります｡

長期の旅行なら、現地の窓口で直接チケット購入でもよいと思います。気が変わって予定変更も出てくると思うので｡

ただ短期旅行なら予約は必須で、今やネットで予約する時代ですから、早く押さえないと安い券から売れていってしまいます｡

ただ、キャンセル不可のものも多いので、始めるのは全体の可能性が見えてからでないとダメです｡

ここまでやってきたことは主に、観光地･やりたいことの下調べ→ 大まかな行程を考える→ 現地での移動手段を手配できる可能性をすべてチェック→

これでやっと行程表が確定して、あとは実際の予約です。１つでも取れない箇所があったりすると、全体の歯車が狂ってしまうので、一気にやらなければいけません｡

なのですが、実は現地での移動手段や入場予約の部分って、ネット予約できるといっても、最低でも英語、下手すると現地語のみとかもあったり｡

またカード払いの場面で、現地発行のものでないとダメとかあったりで、苦戦することもあります｡

まあ個人旅行を考えるくらいな方なら大丈夫だと思いますが、もしこの段階まで頑張ってやってきて、最後の予約手段だけ大変そうだという場合は、この部分だけ旅行会社に頼むという方法もあります｡

別のページで、旅行会社利用の個人旅行は２タイプあると申し上げましたが、最後の部分までできるくらいの方なら、オーダーメイド型を選んだ方がよいでしょう｡

高くつくかもしれませんが、自分が作ったオリジナル旅行ができるわけですから、きっと楽しいと思います。私も初めてのときは、この形を利用しました｡

その段階までいかない、行きたい観光スポットを考えただけで、現地の観光部分のみ自分で回りたいという場合は⇒ 予め出来上がった個人フリープランの商品のなかから選んで、現地では自由行動という形がよいですね｡