ウベア島の観光とパラディ・ド・ウベア【ニューカレドニア個人旅行】

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】です。

この記事では、是非泊まりで訪れたいおすすめのニューカレドニア離島の1つ、ウベア島についてお話ししていきたいと思います。

ウベア島に関するいくつかのポイント、無人島のような島での観光、ほぼ唯一のホテルである「パラディ・ド・ウベア」について、詳しく説明していきます。

この島に行こうか迷っている方、日帰りか泊まりかで迷っている方は、是非一度お読みいただければと思います。

ウベア島のポイント

行き方 (国内線と座席)

国内線エアカレドニアで40分。2019年9月末、4段階中一番安い料金で、往復約2万円でした (イルデパンは1.5万円だったので、少し高め)。

行きか帰り一方は、日中に飛んだ方がよいです。行きなら、左側の席に座ると、着陸前に島全景の景色が見られます。

席の配列は2+2で、自由席、ご年配の方・小さい子連れの優先搭乗後に。といっても混んでいると、CAさんに順に詰めて座るよう言われるかもしれません。

泊まりがおすすめですが、日帰りツアーで行くという手もあります⇒

島内の移動・観光

送迎も島の観光も、ホテルにお願いするしかないと思います。とにかく人が全くいない、車も走っていない、無人島のようなところなので。

空港からホテル「パラディ・ド・ウベア」だけでも約16km (車で20分)もあるので、とてもレンタサイクルなどでは島観光はできません (ホテルからムリの教会まで、1時間で行って帰ってくるのがやっと)。

ホテルは?

最初は「パラディ・ド・ウベア」以外の選択肢はないか探しました (高いので)。空港近くには「ル・ボプレ」という宿があり、安めで欧米人には人気のよう。

ですが考えてみると、自力で動ける範囲というのはホテルの近くだけです。パラディ・ド・ウベアは目の前のビーチがキレイで、さらにムリの橋まで歩いていくことができます。

そして実際泊まってみると、思ったよりはよかったと私は思いました。

何泊するか?

宿が高い、やることがなさそうかなと、私は1泊にしてしまいましたが、今思えば2泊でもよかったかなと。これぞ何もしない贅沢!が味わえる、天国に一番近い島だと実感したので。

1泊で行くなら、朝一番で飛んで翌日夕方便にすれば、たっぷり時間が確保できます。でも1泊はした方がよいです。海は天気や時間帯によってキレイさが違ってくるし、星空観賞は必須なので。また日帰りはフライト代が高いです。

ウベア島の観光

マサコさんによる島内ツアー

最初、パラディ・ド・ウベアで島内ツアーをやっているようなので、宿泊予約と同時に申し込もうと、メールのやり取りをしていました。

そうしたら途中から対応が、この宿に勤務している日本人スタッフのマサコさんに代わって (ヌメアのマサコさんとは別)、私が到着する日は手が空いているので、島ツアーを担当できるとなったのです。

これはラッキー。宿の英語ツアーと同料金で、しかも空港からの出発にアレンジしてくれると言ってくれたので。

どの道送迎は必要なので、その分の片道費用が浮きます。そして朝便で到着だとチェックインには早いので、先に観光をしてしまってから宿入りができ、実に効率がよいのです。

ただ、たまたまその日マサコさんがオフであったからで、いつもできるとは限りません。車は、計3名だったのでマサコさんのマイカーでしたが、人数が多いとどうなるかわかりません。

島内ツアーの内容は

ムリの橋空港で出迎え、まずは北へ向かって走り→ 青の洞窟亀の洞窟へ (洞窟というより、丸く岩崖が削られた池のようで、亀の洞窟では本当に亀がいました)→

サンジョゼフ教会ココナッツ石鹸工場 (その日は工場がお休みで、代わりに石鹸のお土産をもらう)→

南へ戻り、空港よりさらに南へ進むと、レキンの崖 (神聖なる場所なので、海は立ち入り禁止。この崖の地層歴史の説明を聞きます)→

そのすぐ近くには、ムリの橋。というより、海のキレイさが半端ないです!

宿泊予定のホテルを過ぎたさらに南に、ムリの教会 (原田知世さん主演の映画『天国に近い島』が撮影された場所)→ ホテル着

観光は素朴なものでしたが、それよりも驚いたのは、全く人に会わない、車にもすれ違わないこと&海がキレイすぎることでした。まるで無人島のような手つかず自然という感じで、感動的でした。

自力でやることは

ウベアのビーチ2パラディ・ド・ウベアに宿入りしたあと、部屋からビーチに出ると、長い砂浜には誰もいない。こんなキレイな海を独り占めできるなんて、と思われるでしょう。

陽が出れば、水はプールで泳いでいるような透明さ。何もしないでこの海だけでもう十分、行く価値はあると思います。

部屋前の砂浜から、右へ徒歩10分でムリの橋まで行けます。この海沿い散歩が一番おすすめ。

あとはレンタサイクルが1時間CFP500であり、南へ片道20分でムリの教会まで行けました。

他にもサンセット鑑賞や (私はダメでしたが)、夜の星空は凄すぎます (外の道が暗すぎて怖い)。

1つ注意点は⇒ 内側の海へは入ってはいけないそうです (レキンの崖を含め、神聖な場所)。

パラディ・ド・ウベア

率直の感想

辛口レビューが多いですね。最初は私も、ウベアに泊まるなら他に選択肢はないので、高いけどしょうがないという気持ちでしたが、期待が低かったせいか、逆によい方に裏切られた感じです。

予約と部屋の種類

私が探したときはブッキングコムでのみ発見、2019年9月末で、朝食付き庭ビューが3.2万円。

それで実際に行ってみてどうだったか?たまたまですが海ビューの部屋にアップグレードとなって、海ビューに泊まったのですが。

庭ビューと海ビューでは約8000円の差ですが、その金額を追加してまで、海ビューの部屋に泊まる価値はあるか?

海ビューに泊まる価値はあるか

パラディ・ド・ウベアのテラス最初私は、予約前にあれこれ写真を見ていて、海ビューの部屋といっても海はずいぶん遠そうだから、庭ビューで十分と思っていました。

海ビューと庭ビューの違いは、各ロッジを結ぶ木道よりビーチ側か内陸側かの差なのですが、庭ビューでも外に出てちょっと歩けばビーチなんです。

それにラウンジャーに寝そべって海を眺めたいなら、公共エリアでもできます。

でも実際部屋に入ってみたらやっぱ違いました、自分の部屋のテラスから海が見えるというのは。

なのでハネムーンとかだったら、プライベートでこの景色を楽しめるという点では、海ビューに泊まる価値はありますかね (その一時は大事、それにリゾートなんて他にもっと高いところはいっぱいありますから)。

まあでも、もしまた泊まることがあったらどうするかと訊かれたら、私が出せるのは3万円台まで、恐らく庭ビューと思いますが...

部屋の感じはどうか?

高い割に設備はイマイチなんて口コミも多いですが、私は別にふつうにはよかったと思います。

まあ確かに豪華さはないかもしれませんが、部屋は広いし、よくお手頃ツアーで泊まるヨーロッパのホテルなどよりはベターかなと。

ほぼ独占状態=黙っていても客は来るというのもあるかもしれませんが、このような秘境的立地だから、ある程度はしょうがないのかもしれません。まあでも4つ星だけのことはあると思います。

あとバスルームのバスタブが、地面を掘った型であることに関しては、私は別にそんな使いづらいとは思いませんでした (デザインを意識してなのかは不明)。

食事は?

夕食は、値段は他と同じくらいで、量は少なめ、味はまあふつう。ヤシガニ食べてる人もいましたが、要事前予約。

日本人客もけっこういました (カップルよりも、女子旅が多め)。でも日本語のメニューはなし。

朝食は、料理はふつうのビュッフェでしたが、この食事会場の、海へ吹き抜けの雰囲気がなんともよいです。

あと食事では水道水が出てきますが、マサコさんが言うには、このホテルの水は海水をろ過したもので飲料可だそうです (雨水ではない)。

サービスは?

フロントは、込み入った英語は通じませんが、まあフレンドリーで〇。レストラン係は、まあまあ。ハウスキーピング係は、いい人たちでした (ベッドは基本ダブルですが、セパレートに設定可⇒ 友だち同士も大丈夫)。

Wi-Fiは、部屋でも無料ですが、ロビーに行かないと繋がらないレベルで遅い。

チェックアウト

12:00なのでゆっくりできました&アウト後も着替え・シャワー可。帰りの空港までの送迎は、別途オーダー (別料金)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まあ確かにホテルはパラディ・ド・ウベアくらいしかないし、高い割にはたいしたことないかもしれませんが、こんな不便な地だし、4つ星と考えたら私はそんな悪いとは思わなかったです。

でもそんなことは、この海やビーチのキレイさを一目見れば、多少甘めに見えてきてしまうかなと思います。

朝起きて外に出れば、誰もいないビーチを独り占め。陽が上がってくれば、まるでプールで泳いでいるような水のキレイさ。そして夜には、どれが有名な星なのかわからないほどの星空。

それらを楽しむには、やはり1泊はしないとダメかなと。

この島には何もないですが、その何もないのがよいのだと思います。この手付かずの自然のなかで何もしないという贅沢。まさに天国に一番近い島ですね、ウベア島は。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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