夏・冬による良い点・悪い点
一般的にベストシーズンは?と訊かれたら、南欧は春・秋でしょうか。ですがそれ以外に、夏・冬ではどう違うのか?ツアー的にどうなのか?という観点からお話ししていきたいと思います。
夏は海・湖がキレイ
海のキレイさと、海沿い街リゾートの活気があるのはやはり夏です!ただし相当な混雑と引換えになります。
夏の海岸線ドライブでの水の色はとてもキレイで、オパティアの海沿いや、その他の途中通過する街もすごく賑わっていてリゾート感がアップ、雰囲気が他の時期とは全然違います。
ドブロヴニクでは周りの海でカヤックをやっていたり、ホテルも夏はプール開放。またプリトヴィツェでの散策も、ほんと水が透明でキレイ。
夏は混雑する
ですが夏は、地元や近隣諸国の人たちが大勢バケーションで訪れます。ドブロヴニク旧市街の人の量、バス下車地までの車の量、そしてプリトヴィツェの遊覧船待ち長蛇列などは、半端ないです。
また海沿いドライブや観光地の道が混むだけではなく、国境での順番待ち渋滞もあります (シェンゲン協定外の国との行き来では出入国審査があるため)。
コトル (モンテネグロ) へのオプショナルツアーや、モスタル (ボスニア・ヘルツェゴビナの) への観光で、国境通過に時間がかかます (1時間とか)。
また国境は別としても、南欧の夏はすごく暑いので、体力も消耗します!だからベストは春・秋といわれるのですね。
なので夏は、海に入ったり・島に行くなどのリゾート観光用で、ツアーのような周遊観光には適していないかもしれません。もし夏に行く場合は、国境が絡まないコースを選ぶことをおすすめします。
■2023年よりクロアチアはシェンゲン協定国となったので、以前帰国がグラーツOUTのとき、夏はクロアチア→スロベニア国境が混雑した問題はなくなりました (ですがザグレブでOUTのコースの方が楽です)。
冬のメリット
逆に冬はというと、南欧なので冬でも割と温暖でよいです (ポルトガル等も同じ)。そして旅行代金も安めとなります。
そしてなんといっても混雑が少ないというのは大きく、街観光はしやすい。また車の量も減るので、モスタルやコトルなど国境越えの街にも足を延ばして、あちこち回れます。
さらに海沿いリゾートホテル泊で、通常海ビューをうたっていない場合は陸側の部屋になりますが、閑散期だとラッキー海ビューにしてくれることもあったりします (ただ冬は、日没時間が早いですが)。
冬のデメリット
ただしプリトヴィツェの景色が、まるで水墨画のようになってしまいます。さらに雪や凍結で、下の木道沿いを歩けない可能性もあります。
結論は
雰囲気や景色の点ではやはり夏がよいです。私としては、夏のよさを知ってしまっているので、なんとも言えないところですが、国境絡みコースでも、時間がかかっても構わないというならよいと思います。
ですがベストは春・秋なのは別として、夏か冬かという場合は、ツアー的には冬の方がよいのかもしれません。
大事なのは、夏なら夏の、冬なら冬の短所もわかった上でコースを選ぶという点かと思います。