ツアーで訪れるレマン湖周辺の観光スポット

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事では、スイスツアーのコースの中によく入っているレマン湖周辺の観光スポットについてお話しします。

ツアーコース選びの参考に、出発前の予習に、是非お読みいただければと思います。

ラヴォー地区

概要

レマン湖の北東、湖からの丘陵南斜面にブドウ畑が続くエリア (スイスで2大産地の1つ)。

代々家族経営のブドウ農家ワイナリーが点在。ワイン造りは1000年を超える伝統で、2007年に世界遺産登録。

ツアーでの観光は

Chexbres Villageという小さな駅にバスを停め、ガード下をくぐって展望台まで行ってまた戻ってくるという30分ほど散策。

途中ワイナリーがいくつかありますが、観光客向けにオープンしている感じではなくいつも素通り。

なので特に何もない素朴な地ですが、丘陵の中腹からのブドウ畑と湖の景色はよいです。

ワイナリー訪問

2023年のツアーで、初めてこの村にある個人経営ワイナリーの1つ「Domaine Bovy」を訪問。

4種の試飲で、まずワイン蔵に案内され、簡単な説明後に樽から直接注がれた白をテイスティング。

そしてオープンエアのテーブルに行き、あと3種と続く。

スイスワインは白が主流で、フランスやイタリア産とは違い淡白な感じはあるかもしれませんが、このような海外には出回らないものが飲めるのはよいと、貴重さをわかってくれる方も多かったです。

庭テラスからのレマン湖もステキで、このワイン醸造所訪問はお客様にはなかなか好評でした (こういった内容こそ真の旅だと)。

ヴヴェイ

概要

レマン湖の北東、世界的な企業「ネスレ」の本社があるのと、チャップリンが後半生を過ごしたことで有名な街。

ツアーでは

マルシェ広場から、歩いてチャップリンの銅像を見に行ったり。また丘の上には「チャップリン」ホテルもあります (一度宿泊した日には、チャップリンの子孫である人が、生演奏をしていました)。

またさらに丘を上がった「ル・ミラドール・リゾート&スパ (旧ケンピンスキー)」というホテルは、素晴らしかったです。お客様が泊まった新館は、ラウンジャー付き広いテラスのジュニアスイート。

私は本館でしたが、それでもヨーロピアン調で十分豪華な部屋でした。そしてなんといってもレマン湖の眺めが最高、この位置から見ると遠くの山々まで見渡せ、同じレマン湖でも見え方が全然違うのにビックリしました。

モントルー

概要

レマン湖の東、優美なホテルやカジノが建ち並ぶ、昔も今も多くのセレブに愛されるリゾートの街。7月に開催されるジャズフェスティバルが有名。日差しが強く暑い街です。

ツアーでの観光は

バスを停められるのは、湖沿いメイン通りの湖側 (バス用スポット2~3台分) で、理想は屋根付きマルシェのすぐ北辺り (一時停車用)、空いてなかったらスイス公園横か、さらに北のユーロテルの横。

そして観光は、バス下車場所から~南東にあるカジノまでの湖沿いを自由散策という形になります。

湖沿いはプロムナードになっており、自由食なら通り沿いの方がよさそうか?WCは屋根付きマルシェ下、マクドナルドが入っているモール内、カジノ裏側内などにあり。

でも、もし時間があったらカジノに行ってみるのもよいです (といってもカジノが目当てではなく、裏口から無料で入れるエリアがあるので)⇒

クイーン・スタジオ・エクスペリエンス

モントルーのレマン湖沿いに立つフレディ・マーキュリーの銅像クイーン・スタジオ・エクスペリエンス内のスタジオ部屋モントルーは、英国のロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーが愛した街。湖畔には彼の銅像が立っています。

また、そのクイーンが所有していたマウンテン・スタジオ跡につくられたのがこの記念館で、ゆかりの品々が展示されています。

スモーク・オン・ザ・ウォーター

同じく英国ロックバンドである「ディープ・パープル」の超有名な曲で、知らない人はいないと思いますが、実はこのモントルーのカジノに関係しているのです。

この曲を含む新作アルバムのレコーディングが、このカジノ内ステージで行われる予定だったのを、他のバンドのライブ中に観客がフレアガンを天井に向けて発射し火災、カジノは全焼。

スモーク・オン・ザ・ウォーターという曲は、その一部始終を歌詞にしたものなのだそうです。ヘェ~!私はお客様から聞いて初めて知りました。

シヨン城

概要

9世紀に、通行税をかけるための関所として造られた、湖に浮かぶ城。高速道路からのちらっと遠望で十分。

ツアーでの観光

よくここで下車だけの観光をしますが、あまり意味がないです。線路を渡る屋根付き橋を渡って、遠回りして城近くまで行くだけ (入場はガイドツアーのみで、昔は入ったことも)。

エヴィアン

カシャの泉「エヴィアン」といえば、あの有名なミネラルウォーターの銘柄ですが、その源泉がレマン湖の南にあります。

ツアーでは、Évian-les-Bainsという港からローザンヌ行きのフェリーに乗る際に訪れる感じですが、そのついでにせっかくなので観光。

「カシャの泉 (Source Cachats)」というのがその源泉で、ちょっとした観光スポットになっていて、出てくる水を皆汲んでいます。

泉の1本湖側ナシオナル通りには、「ブヴェット・カシャ」という華やかなアールヌーボーの建物が建っています。

19世紀前半にカシャの泉の水を使用した浴場として建設されましたが、今は社交イベント会場となっているようです。

この旧市街のナシオナル通りはまた、ちょっとお店を覗くには楽しそうな通りで、自由食があっても湖沿いも含めお店探しには困らなそうです。

ジュネーブ

スイス第2の街で、フランス語圏。ツアーでの観光は⇒ 湖散策で花時計、タイミングがよければ大噴水。車窓でパレ・デ・ナシオン (国際連合欧州本部) など。

また、皇后エリザベートゆかりのスポット巡りなども (ホテル・ボーリバージュ、暗殺された湖畔沿いにあるプレート、銅像)。

パリに向かうTGVに乗る時や、空港でイン/アウトの利用も。

モルジュ&トロシュナ

オードリー・ヘップバーンのお墓

オードリー・ヘップバーンのお墓晩年、スイスのローザンヌ西にある小さな村トロシュナに家を買ったヘップバーンは、すぐ近くにあるモルジュの街によく買い物に出かけたそうで、2度目の結婚式もモルジュの市庁舎で挙げています。

ツアーではそのモルジュの観光でしたが、時間があったのでトロシュナにあるお墓にも行ってみました。

村の外れで、周りは何もないひっそりとした小さな墓地で、お墓も、写真やお花が添えてあるものの、あれだけの大女優のお墓の割には素朴でした。

ローザンヌ

概要

レマン湖の北岸、ヴォ―州の州都、スイス連邦の最高裁判所があり、国際オリンピック委員会IOCの本部が置かれ「オリンピックの首都」とも言われます。

また、若手ダンサーの登竜門・ローザンヌ国際バレエコンクールが開催されていることでも知られています。

ツアーでは、パリ行きのTGVに、このローザンヌ駅から乗ることがあります。

湖沿いは

エビアンからのフェリーが発着する港Lausanne Ouchyの公園を、船利用時に通ります。

メトロM2の始発駅Ouchy–Olympique近くには、次のオリンピックまでの時刻を刻む時計があり、また湖畔を東へ行くとオリンピック博物館へ。

ホテルは

ツアーで泊まったことがあるのは「ロイヤル・サボイ」・・・ちょっと豪華な5つ星、サービスもさすがしっかりです。

「モーベンピック」・・・湖沿いでお客様はレイクビュー指定、立地もメトロ駅から近く、部屋の設備もよかったです。

フリータイムに旧市街の観光へ

宿泊者ならホテルのフロントで作成してくれる「トランスポート・カード」があれば、無料でメトロに乗れます。

フロント係におすすめ観光ルートを訊くと、まず最寄り駅からメトロM2に乗ってRiponne M.Béjartへ (大きな広場にパレ・ド・リュミーヌが建つ)。

→パリュ広場→大聖堂とこの辺りが旧市街だそうで丘の上にある感じです。橋を渡ってBessières駅から帰る。

レマン湖の遊覧船から見てもそうでしたが、この街は丘になっているので、メトロも坂を上っていく感じなので、ちゃんと手すりにつかまっていないと急発進でよろけてしまうので注意です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。同じスイスでもこのレマン湖周辺は、温暖なリゾートというか、フランス語圏なのでまた雰囲気も違いますし、山とはまた違った観光ができます。

ツアーによく入っている街もあれば、たまに行くスポットもあり、もし気に入ったものが見つかりましたら、含まれているツアーを選んで行ってみて下さい。

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