ブリュッセル、ゲント、アントワープのツアー観光

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】です。

この記事では、ツアーでこれらベルギーの街を観光するとどんな感じになるか、お話ししたいと思います。

ツアー選びの参考に、また出発する前の予習用に、他記事と合わせて、是非お読みいただければと思います。

ブリュッセルの観光

街の概要

ベルギーの首都であるだけでなく、ヨーロッパの首都とも呼ばれ、EU本部とNATOがある、住民の3分の1は外国人。北のフラマン (オランダ語圏) と南のワロン (フランス語圏) の境界にあります (どちらかというとフランス語)。

ツアーでの観光は

2023年秋では、バス乗降場所は、以前の中央駅北よりさらに北東にある国立銀行手前。グランプラスまでは徒歩10分弱です。

広場を軽く案内したら (基本この街にはガイドが付かない)、セルクラース像の右手を触りつつ、南西3ブロック先にある小便小僧へ。

その途中に、有名なワッフルの店「ダンドワ」があります (ワッフルはこの店舗のみで常に行列、他店舗は土産用クッキーのみ)。

グランプラスまで戻ったら自由行動。WCは、ギャルリ・サンテュベールへ向かう通りの右手、ショッピングセンター内にあります (1ユーロ)。

スーパーは、①広場から王の家を正面に見て左に進んだ証券取引所の裏の通り左に小さなカルフール・エクスプレス、②大きなカルフールは証券所を正面に見て右へ1ブロック行き左にあります (ただし混んでいる)。

自由時間には

グランプラス広場には、ゴディバやノイハウスなどの有名チョコレート店が並び、王の家 (市立博物館) に向かって左手に進んだ道にも、お店はいろいろあります。

自由食があったらその方向をさらに進み、証券取引所より大通り渡ったエリアの方が、地元向け店が多いかもしれません (ブッシェ通りのレストランは観光向け)。

ただブッシェ通りには有名なムール貝ワイン蒸しの店「シェ・レオン」があるし、小便少女も近くなので、ちょっと行ってみても〇。

ワッフルの店、ベルギービールの店もあちこちに。フリットを片手に歩くのも〇。

終日自由なら、王立美術館やマグリット美術館などに入場してもいいし、入らなくてもその辺りの散策はよいです。

楽器博物館の建物はアールヌーヴォー建築だったり、王立広場~王宮も行って、またそこから南西に向かっても〇。

またサンミッシェル大聖堂も、通常バスからちらっと見るだけなので行ってみても~とやることは結構あります (グランプラスだけではない)。

ゲントの観光

街の概要

ブルージュとブリュッセルの中間に位置し、東フランドル州の州都、ベルギー第2の港を持つ工業都市。

中世よりフランドル地方の古都ブルージュと、産業・芸術の面でライバル関係にあった。ともに運河の街という共通点を持つ。

ブルージュがフランドル伯の保護のもとに毛織物の主産地としての基盤を築いたのに対し、ゲントは16世紀に神聖ローマ皇帝カール5世の庇護のもと、毛織物産業を発達させました。

交易ギルドを中心に発展したゲントは、芸術面でもブルージュと競い合うように発展します。ブルージュで画家メムリンクが名馳せた一方で、ゲントではファン・エイクが活躍し、フランドル絵画の花を咲かせる。

現在ブルージュが今も中世の姿を残しているのに対し、ゲントは臨海工業都市として発展し近代化を迎えました。

ツアーでの観光は

2023/10現在、東のDampoort バス駐車場から、西へ1km少々(20分弱)×往復 歩かなければなりません (足の悪い方がいらっしゃると大変)。

聖バーフ大聖堂 (入場)→ 繊維会館&鐘楼→ 市庁舎→ 聖ニコラス教会→ 聖ミカエル橋 (コーレンレイ&グラスレイ)

WCは、Stadshal という変わった建物の左下にあります (無料)。

聖バーフ大聖堂「神秘の子羊」

ヴァン・アイク兄弟作、キリストの犠牲による人々の罪のあがないを主題にした、観音開き・正面12枚+後ろ12枚からなる、15世紀フランドル絵画の最高傑作。

羊は神の象徴で、生贄にすることで人々の罪の救済と神聖化を賛美する。

また毛織物産業で潤う当時のフランドルの人々の「羊に対する感謝」が表されており、聖職者の着衣が豪華なのは、ゲント特産の織物を誇示したものといわれます。

「神秘の子羊」を見るには、大聖堂内の左奥進んだ入口より (ツアーでは予約された時間に)、入って階段を上がった、以前とは別の場所に展示されています。

実物の写真撮影が可能になった一方で、説明用の複製画がなくなってしまったので、案内はできません (実物の前での案内は禁止)。

アントワープの観光

街の概要

ベルギー第2の都市で、世界第3位の港、ヨーロッパ有数の石油基地を持っています。工業都市であるだけでなく、芸術の町でもあります (17世紀、ルーベンス)。

13世紀より長年、国際貿易港として繁栄。15世紀にブルージュが衰退すると、フランドル地方の毛織物交易の中心的存在となります。砂糖、ダイヤモンド、繊維、ビールなどの産業が盛んになり、印刷業も発展。

オランダ独立戦争でスペイン領となり衰退しますが、ベルギー独立後、街は復興に成功し再び経済発展を遂げます。

ツアーでの観光は

川沿いステーン城付近でバス乗降→ ノートルダム大聖堂(入場)→ グローテマルクト(ブラボーの噴水や市庁舎)→ 肉屋のギルドハウス→ と回ってバスに戻ります。

ノートルダム大聖堂では、あのフランダースの犬の最後の場面に出てくるルーベンス作の「キリストの降架」の他、「キリストの昇架」、「聖母被昇天」、「キリストの復活」を鑑賞。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ツアーでベルギーに行くとどんな感じか、ざっとご覧いただけましたでしょうか?

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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