バンクーバー~バンフ (陸路)
通常カナディアンロッキーの観光は、カルガリーに飛んで、そこからバスでバンフへ行きますが、夏のツアーでちょっと変わった陸路のコースがあったので、ご紹介したいと思います⇒
- バンクーバー~シカマス (南ルート)
- バンクーバー~シカマス (北ルート)
- シカマス~バンフ (共通)
バンクーバー~シカマス (南ルート)
ケロウナ
バンクーバーとロッキー地方の中間にある、オカナガン地方の高原リゾート。
年間を通じて雨が少なく気候が温暖なため、ブドウやモモなどの果物栽培に適していて、カナダを代表するワインの産地として知られています (ツアーではワイナリーを訪れる)。
南北80kmの縦長なオカナガン湖があり、街はその中間あたりの東岸に位置、湖には一部が浮島になった橋がかかっています。
シカマス
シャスワップ湖のほとりにある分岐点の街。東へ1号線を行くとバンフ方面へ (往復共通)。西方面は、1号線で西のカムループスへ向かう or 南西のケロウナに行く。
バンクーバー~シカマス (北ルート)
リルエット
この辺りの景色はごつごつとした岩山。かつてのゴールドラッシュの時代に、その中継点&基地として発展した町。昔この地で活躍した日系人、宮崎政次郎(1899-1984)が医師として住んでいた家「宮崎ハウス」があります。
カムループス
先住民シュスワップ族の「合流点」「川の出合う場所」という意味の言葉に由来するカムループスは、南北2つのトンプソン川の合流点にあり、昔から交通の要衝として栄えました (ブリティッシュコロンビア州の中心に位置)。
また夏の気温が高いことで有名です。川沿いの斜面にはセージ・ブラシ (ヨモギ) が張り付き、半砂漠地帯独特の景観。
周辺には200以上の湖が点在し、フィッシングのメッカとしても有名。原住種カムループス・トラウト(Kammy)を求めて、世界中から釣人が訪れるそうです。
DeMille'sファーマーズ・マーケット
サーモンアームの西端にある、1970年から3世代の家族農園がやっているマーケット。野菜や乳製品、トウモロコシ、かぼちゃ、アイスクリームなど。店の建物の他に、家畜も見られます。
シカマス~バンフ (共通)
ラストスパイク
スパイクとは、レールを枕木に固定するための犬釘のこと。
北米大陸の東と西を鉄道で結ぶという壮大な大陸横断鉄道計画が持ち上がったのが、カナダ建国4年後の1870年。
当初は東4州のみのカナダ連邦に、西のブリティッシュ・コロンビアが加わる条件として、鉄道建設を申し入れます。
しかし、難関はロッキー山脈越えの区間。1885年ついに最後の釘「ラスト・スパイク」が打ち込まれたのがこの場所で、記念モニュメントがあります。
ジャイアント・シダー・トレイル
マウント・レベルストーク国立公園の南、レベルストークの街から東、トランスカナダハイウェイ1号線沿いにある。30分程で回れるボードウォークのトレイルで、一歩足を踏み入れると巨大な杉が生い茂る原生林の森が広がります。
ロジャース・パス
セルカーク山脈を越える峠(1330m)で、19世紀後半に行われたカナダ大陸横断鉄道建設では「難攻不落」いわれた難所でした。
日本人を含む多くの労働者が、この地の雪崩などで命を落としました。
そんな人々の犠牲があり、長大な鉄道が開通し、カナダは大西洋から太平洋までつながるひとつの国になったという歴史的な峠です。
ヨーホー国立公園
ナチュラル・ブリッジ・・・川が削ってできた自然の石のアーチ
エメラルド・レイク・・・静か、橋を渡るとロッジホテルが1軒、湖畔を少々散策。
- フィールドの街
スパイラル・トンネル展望台・・・列車が急なキッキング・ホース峠を上れるよう、8の字を描いて掘られたトンネル。列車が通らなければ、何もわかりません。
キッキング・ホース峠・・・ブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州の境で、大陸分水嶺。
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