シエンフエゴス、トリニダー、サンタクララ周遊現地ツアー+バラデロ【キューバ個人旅行】

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、キューバ個人旅行にて、現地ツアーを利用して回った地方都市と、自力で行ったバラデロについてです。

ちょっと特殊なプライベートツアーを利用した例とそのコース内容、またバラデロでのホテル選びといった内容です。

キューバ、地方への周遊手段

Viazulバス

通常、個人で回るなら、このバスでの移動でしょうか。

2018年秋に調べたときには、ハバナ→ シエンフエゴス (4時間待ち)→ トリニダー

トリニダー→ サンタクララ (6時間)→ バラデロ

バラデロ→ ハバナ (1日3本)と、自力で回れる感じではありました。

国営バスなので料金もUS$6~20位と、とても安くいけます。予約は直サイトで、1か月前からできました。

すぐ埋まってしまうようなので、もし取れなかったらHIS社などが移動パックを販売しているようでした。

ですが私がこのバスを利用したのは、バラデロ→ ハバナ (US$10) 区間のみ。あとは現地ツアーに参加で⇒

1泊2日プライベートツアー

どこで予約? 

■「Cuba Travel Network」というサイトから予約 (運行は Ecotur S.Aという会社)。

理由は 

■この周遊部分を現地ツアーにした理由は⇒1泊2日と限られたなかで、効率よく・確実に回るためです。

上記を見ても、1泊2日でViazulでやろうと思えばできそうですが、日数が限られていたので、まず1つでも予約が取れなければアウト。

また、観光のためのバスではないので、各街での滞在時間もちょうどよくないし、各街での観光スポットを回る手段も考えなければいけない (タクシーチャーターなど)。

そこでコースは、貸切VIPと混乗の2つあったのですが、私は貸切の方を選びました。混乗が2.2万のところ、貸切は4万円!日本の感覚で考えても高いし、いつもなら絶対使いませんが、このときは貸切にして正解でした。

まず第一に、終了地点をハバナでなくバラデロにできるのが、貸切の方しかなかった。それにプライベートなので、多少の融通も利くかと。結果、食事もドリンク1杯付き+内容も若干違っていて。

それでも総旅費は、日本からの団体ツアーより全然安く上がりましたが。行程は⇒

【1日目】ハバナシエンフエゴスEl Nicho国立保護区トリニダー

【2日目】トリニダーロス・インヘニオス渓谷サンタクララバラデロ

現地ツアーのコース内容

では、上述の周遊ツアーでの体験記です⇒

1日目

ガイドとのミート場所は、この現地会社と話し合って決めました。私の宿泊CASA目の前までは、車が来られないとのことで、その近くで可能な大きなホテルに。

8:00出発。実はこの旅、行きのフライトで天候トラブルがあってハバナ到着が大幅に遅れ、予定していたハバナ観光の時間が減ってしまったのです。

そこで地方へ出発前に、本当はコースには入ってないのですが、新市街にある内務省 (壁にチェ・ゲバラの肖像があることで有名) へ寄ってもらえないか頼みました。

OKしてくれて、海沿いマレコン通りを走り新市街に向かう (ここで30分使ってしまいましたが、プライベートツアーでよかったと思いました)。これから東に向かって230km走ります。

シエンフエゴスに到着。

大聖堂や劇場に囲まれたホセ・マルティン公園で下車、説明後に少々フリータイム。

その後、海近くの宮殿パラシオ・デル・バジェに立ち寄り、「クラブ・シエンフエゴス」にて昼食 (1920年の元ヨットクラブ、ブッフェで味はまあまあでしたが、ドリンク1杯付きで、冷たいビールを飲んで〇)→

山のなかを上って行き、滝で有名という El Nicho国立保護区へ。El Reino de las Aguasハイキングトレイルを2km歩いて滝へ。その後、海まで見渡せる展望台へ→

トリニダーの街外れ通りトリニダーの宿に到着。ツアーでうたっていた「ホームステイ」というよりは小さなCASAで、言葉もスペイン語のみ。

夕食まで自由だったので、歩いて街中心へ行ってみました。石畳の道の素朴な街並みで、なんとも雰囲気のよい古都という感じで、私はとても気に入りました。

夕食は車で「Vista Gourmet」という店へ。料理は選択式フルコースで、ドリンクも2杯付き。英語ガイドと同テーブルで会話も楽しみながら、音楽演奏も聴きながらの夕食を。

その後、この街名物のカクテルを飲みに「ラ・カンチャンチャラ」へ。

2日目

朝食後、出発が9:30と遅かったので、再度自力で歩いて街へ行く。

その後、観光へ出発。既に何度も行った、街の中心マヨール広場へ。

革命博物館の黄色い塔は、よくガイド本で見る風景で、コインの絵柄にもなっています (トップの画像)。広場の周りにある立派な建物の博物館は、昔のプランテーション農主の元邸宅。

すぐ近くの駅に観光用の蒸気機関車がいたので、写真を撮ってから、ロス・インヘニオス渓谷へ向かう。途中で、眺めのよい高台で写真を撮って。

ロス・インヘニオス渓谷に到着。

このあたりには植民地時代のサトウキビ農園が広がっています。奴隷の見張り塔だったマナカ・イスナガの塔にも上りました。

ファゴッティングというレース織物の特産品が、露店で紐に吊るされて洗濯物のようになびいています。

またせっかくなので、搾りたてサトウキビジュースも飲みました。

サンタクララに到着。

チェ・ゲバラ霊廟では、革チェゲバラ霊廟命広場で記念碑の写真を撮ってから、霊廟内へ入る。

移動して、装甲列車襲撃記念碑へ (バティスタ政権の装甲車を襲撃した場所に、列車とモニュメントが残されています)。

そのちょっと西にチェ・ゲバラの銅像があるので、一緒に写真を撮って。

「Los Tainos」にてビュッフェの昼食 (同じく味はまあまあ、Los Caneyesホテル内)。

→ バラデロの宿に到着して終了。

■ハバナ発の現地ツアーを探してみる⇒

トリニダーの宿・食事

「Hostal Yudiht Medina」宿

Casa「Yudiht Medina」の部屋上記ツアーにてトリニダーで宿泊したCASA、2部屋しかない、まさにホームステイのアットホーム宿でした。

テラスがあり開放的、狭めでシンプルながらもかわいらしい雰囲気、宿の人たちも優しい感じで〇。部屋の外にミニバーがあり、屋上もある、シャワーはキューバでは珍しく強め。

街の中心へは徒歩10分位で行けますが、街中心よりも行くまでの道中が (特にこの宿前の通り)、なんとも地元の生活風景が垣間見れる感じでよかったです。

あとで調べてみたら、実は周りはCASAだらけでしたが。でもハバナよりのんびりした感じで、とても気に入りました。

朝食も手作り風で、家庭の居間で食べてる感じ (こういう素朴な感じが、ホテル泊では味わえない感覚で〇)。

まあ高いツアー代金の割に安価なCASAだったのかもしれませんが、よかったです。

「Vista Gourmet」レストラン

街の隅にある隠れ家的店、上記ツアーの夕食で。アラカルトで、個人用メニューの前菜・メイン・デザートの中から1皿ずつチョイス+ドリンク2杯込みという、かなり贅沢なプランでした。

私たちは、エビの串焼き&ロブスターのカルパッチョ、ロパビエハ (シャギーした牛肉のトマトソース煮込み)&フエダイのグリル、ブラウニー&チーズケーキを注文。

味の方はまずまずだったでしょうか。でもこのツアーの中では一番美味しかった。ガイドも街No.1の店だと言っていたし、隣で何組も誕生日祝いをしていました。

でもやはり、あとから訪れたハバナの人気店の方が、断然美味しかったですね。また値段も一皿12-3CUCで、ハバナの方は肉料理で8CUCとか。その良心的プライスなのに、洗練された料理なので。

ロブスターだって、この店では15CUC追加で必要なのに、あとで行ったハバナの店は初めから14-15CUC!

あとは雰囲気は、2階のオープンエア会場で、静かなでクラシカルな生歌を聞きながら。また店名のように、昼間なら眺望も素晴らしかったでしょう。

バー「La Canchánchara」

トリニダーの名物「カンチャンチャラ」を飲みに。ハチミツ、レモン果汁、水、ラム酒、氷で作られたカクテルで、素焼きの器で出てきます。

私の感想としては「ほんのりシソ風味の水」という表現になるでしょうか。よく混ぜると多少ハチミツの味が出てきます。焼酎の水割りに近い感じ?カクテルではないですね。

店内は中庭でキューバ音楽を演奏していてよい雰囲気だし、記念に一杯飲むのはよいと思います (まあでも観光的というか、大したことはなかったですが)。

バラデロ

バラデロの概要

ハバナから東へ140km、大西洋に面したキューバ最大のビーチリゾート。細長く伸びているヒカコス半島上にあり、ビーチは28kmに及ぶ。

1930年代まではアメリカの富豪が別荘を建てていたが、1959年の革命でみなマイアミに亡命したといわれます。

ホテル選びについて

私が見た感じでは、造りはだいたいどこも同じ。海から離れて敷地の中央に大きなプールがあり、囲うように建物が建つ。海ビューでも海から遠め。ビーチは海はとてもきれいですが、何もなく素朴な感じ。

どこも高いですが、リゾートなので最低限それなりのホテルにしないと(4つ星~)、せっかくのリゾート感が生かされずにもったいないと思います。

半島内での位置は、別にどこでもよいと思います。私はViazulバスターミナルに近い、半分よりも根元寄りがよいかと思いましたが、タクシーは定額でしょうから関係ないかなと。

あとだいたいどのホテルも、オールインクルージブ形式です。なので最低2泊はした方が、アラカルトのレストランを予約できるとか、中日に海やプールで遊べてよさそうです。

ホテル選び方の一例

メリア、イベロスター、スターフィッシュなど、いくつかチェーン系列があり、そこから予算的にいけそうなものを探していくのもよいかもしれません。

私が検討したのは、メリア・バラデロ (高め)、クアトロ・パルマスなどで、実際泊まったのは⇒

Sol Varadero Beach

新しいホテル情報 

バラデロに16あるメリア系列のうちの1つ。私が泊まった2019年1月と勝手が変わっているようなので、2021年の最新情報とあわせて書きます。

旧ホテル名はSol Sirenas Coral Resortで、西館と東館があり、私が訪れたときに改装中だった東館というのが、現在のSol Varadero Beachのようです。

でも私が西館の一部として泊まった部屋が、現在このSol Varadero Beachのなかで紹介されているので、西館とも同経営のままと思いますが、確かなことはわかりません。

現在のSol Varadero Beachなら、リニューアルでとてもスタイリッシュなので、ふつうに最下部屋の「Sol」を選べば十分だと思います。大プールもキレイな感じ。

ですが参考までに、私が泊まった「スーペリア・コンシェルジュ・サービス」という部屋の体験例を挙げておきます⇒

私の宿泊記 

旧ホテル名のときはメリアの最下で、スタンダードルームはいまいちでしたが、私が選んだ「スーペリア・コンシェルジュ・サービス」は、Casa de los Cosmonautasという独立棟で、同じホテル内でもまったくの別世界でした。

屋外の地階から海を眺める白くて宙に浮いた建物、地階はオープンエリアで、海を見ながら朝食を食べたり、バーには専属コンシェルジュがいます。

海から近い位置に建つので眺めがよく、ベランダも広め、部屋は洗練されたデザイン風 (古くなってますが)。

シャワーは弱めでバスタブなし、シャンプーは有・ビーチタオルも置いてある。あと、飲み放題の冷蔵庫やラム酒のボトルも。下の階にはビリヤードやジム、また専用レストランもあります。

ホテルの部屋ホテルの全体の敷地はとても広く、あちこちに宿泊棟とレストランが点在、本館にはプールエリアもあります。ただメイン棟は海から遠い。

難点は、アラカルトのレストランがイマイチ美味しくなかったことですかね。皮肉にも一番おいしかったのは、ランチビュッフェの鉄板焼きコーナーでした (部屋がよくても、元のホテルランクが低いからか)。

まあでも、そこそこの予算で楽むには、このやり方もよかったと思います (お手頃ランク宿で、グレード上の部屋にする。1泊US$200少々)。

このときはたまたま超割プランを発見し、「スタンダード海ビュー」よりも安く、「スーペリア・コンシェルジュ」が取れたので!

バラデロの観光

のんびりするのがよいですかね、リゾートですから。基本、ホテル敷地内で楽しむ (だから全体は大きいホテルの方がよい)。プールもありますが、せっかく海がきれいなのでビーチにいた方がよいかなと。

海は、陽が出てくると格段のカリビアンブルーに変わりとてもキレイ、手前の水は透き通っています。遠浅な感じですが、波が強いです。

あえてこの辺で観光というなら、2階建てのHop-onバス (1日券5CUC) に乗って、西へ1つのところにあるラム酒店「La casa del Ron」などは、よかったです (土産購入)。

あとこのバスで半島先端まで乗ってみましたが、あまり面白くなかったです。

ツアーでは、よくデュポン屋敷内の「マンシオン・キサナドゥ」でランチをするみたいですね。

それと他のホテルには、宿泊者でないと入場できないようになっています (オールインクルージブ制だからか、入口でリストバンドをチェックされます)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私の個人でのキューバ地方周遊は、以上のような感じでした。時間がなかったのと&効率性を求めたので、プライベートの現地ツアーを利用したという一例です。

それなら初めから団体ツアーの方が楽なのでは?という見方もありますが、それでも個人でやりたいという方は、参考にしてみて下さい。

■ハバナ発の現地ツアーを探すなら⇒

■団体ツアーで行かれる場合は⇒

★2022年8月末では、まだ出ていないようです↑

時間があれば国営長距離バスで。またクラシックカー・タクシーをチャーターして移動している人たちも見かけました。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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