ダイナミックパッケージやり方 (JR+宿泊を自由に組合せ国内個人ツアー)

エメラルドグリーン色の背景に「Dynamic Package」の文字

Dynamic Package

初めましてMASAと申します。添乗員のブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】関連記事です。

この記事では、JR+宿泊がセットになった「ダイナミックパッケージ」という個人ツアー商品の利点と、予約のやり方例を2つ (単純往復と2泊以上の自由変形) ご紹介していきたいと思います。

ダイナミックレール(=ツアー型)がおすすめの理由

国内個人旅行予約でキーとなる1つはJRです。JRはノーマルだと高い、このJRをいかに安くできるか。でもJR切符はJRからしか買えません。

ではJRのサイトはというと、割引切符はあります。ですが希望した列車で最大割が取れるかどうかはわからない(というより最大割はすぐなくなってしまい入手は困難)。そこでJR+宿泊がセットになったツアーがよいのです。

ここではJR東日本がやっている「えきねっと」と「びゅうトラベル」を例に、順に説明していきます(「えきねっと」はJR切符の単品予約、「びゅうトラベル」はJR+宿泊セットのツアー商品です)⇒

「えきねっと」で新幹線の「トクだ値」を狙おうとすると

まず「トクだ値」とは、「えきねっと」サイトでの割引のことで、通常は5%と20% (その他、限定の50%引きもあり)。

当然、新幹線での指定席特急券(+乗車券付)が最大割引率の20%を狙いたいですよね。

ですが席数限定。JRの指定席は1か月前の午前10:00予約開始で、列車にもよりますが、開始直後で見てももうない感じでした。

本当は1か月前の、さらに1週間前14:00から事前予約というのができるので(ただし席は選べない)、それなら取れるのかもしれませんが(第3希望まで出して)。

さらに条件があって、この「トクだ値」で予約するには、「eチケット」での受取りを選択しなければダメです(紙きっぷは×)(また、あとでSuicaなどのICカードに要紐づけ)。

それと、往復で考えている場合、日にちの異なる往路と復路は別々にしか取れません (共に1か月前の日にちというのが異なるため)。

また、一旦取れてしまったらその時点で契約成立で、キャンセルするには取消手数料がかかります。

「びゅうトラベル」がよいのは

JRに関しては、予約のタイミングに関係なく最大割になっている感じで、この点が一番の魅力ですね (別枠で確保してある。ツアー型は包括契約なので内訳詳細はわかりませんが、金額的に恐らく)。

あとは自分が泊まりたい宿で、宿泊プランを選ぶだけ⇒ 宿泊希望日に空きがあるか?空きがある部屋・宿泊プランのみ表示されるので、希望する安い部屋は残っていないことも。

JR切符の受取りは、個札の紙きっぷ可、JR駅の発券機にて。

またキャンセルに関しては、ツアーと同じく21日前までは無料で可、それ以降は全旅費に対して〇%~。変更したい場合は(列車の時間など)、一旦全キャンセルして取り直し。

でもなによりJR利用なら、「びゅうトラベル」が本家本元のJRがやっている旅行会社。

アイコンフォント-チェック最大割のJRを考えるならセットのツアー型!容易に取れて楽

やり方例① (びゅうトラベル)

それではまず、JR東日本「びゅうトラベル」で、野地温泉(福島)への1泊単純往復をやってみましょう。

サイトでの操作・進め方

宿泊地は、東北→福島県→指定なし。人数・部屋数・人数が多いときは部屋割り(1部屋目に男〇名、女△名など)・日にちを入力。

ホテル名に「野地温泉」と入力 (穴場なので初めからの選択肢には出てこないので)。

列車の乗車駅、降車駅(福島)を選択、さらにその下の「乗車日時と帰りの乗車駅を変更する」を押し、希望の時間帯を選んでから(日付→時間の順、あとからでもできる)、「検索する」ボタンで次ページへ進む。

希望の時間になっていなかったら「列車・座席を変更する」を押し、別列車を選ぶ。希望通りなっていても、押して選び直すと、指定席+0円→座席の種類を確定で、車両内の位置(端or中央)希望を出せます。

宿泊プランを選択 (希望する日程で残っているもののみ表示される=安い部屋から埋まる)。

「えきねっとにログインして」、「新規登録して」、「会員登録せずに」のどれかを選んでお申込み。

ただし、JR指定席取れ具合の結果は1か月前にわかるので、それ以前でも申し込めますが、事前登録となります。結果に納得したら3日以内に支払い要です。

「びゅうトラベル」サイトでの注意点

途中、ブラウザ側の戻るボタンを押して前ページに戻ると、最後にエラーが出る。戻りたい場合は、現在いるページ最下にある「戻る」ボタンを押すように。

個人情報を入力する際、参加者全員の生年月日なども要入力、未成年者が含まれる場合は「親権者同意書」が求められるなど、厳しい=しっかりしている。

支払いでクレジットカード払いをするため、カード登録するにも、カードによって2段階認証があったりするとうまくいかないことがある(別のカードだとうまくいった)など。

■びゅうトラベル公式サイトは⇒

やり方例② -自由に組合せ

「JR+宿」を自由に組み合わせて取れるという個人ツアーについて、JTB社のサイトで、具体例を挙げて説明します。

3泊4日の旅で、東京から新幹線利用で青森へ、酸ヶ湯温泉に2泊、3泊目は別宿に泊まって、復路は盛岡から、といった行程を仮定してやってみましょう。

ポイントは
  • 復路の出発駅を変えられる
  • 2泊目以降の宿を変えられる
  • ただし往路到着地→異なる復路出発地の区間は自力移動です

最初は大枠で検索し (遠い方の駅&1泊目の宿)、あとで部分変更

ヘッダーの「国内旅行」から「新幹線・JR+ホテル・旅館ツアー」を選ぶ→

出発地は「東京」を選び、目的地は「酸ヶ湯」まで入力すると酸ヶ湯温泉旅館と候補が出てくるのでクリック、出発日などを入れ検索ボタンを押して次ページに進む→

旅館が出てくるので、宿泊プランを選ぶ (ページ移行途中、部屋割りの画面で「女性おとな2名」など入力)→

乗車区間・列車選択の画面で、往路は「東京→青森」のままで、希望する列車を選ぶ (差額は、限定列車を選べば追加なし、ただし乗り遅れはNG) → 号車と座席を選択 (座席表の中から)

復路の新幹線出発駅を変更する

復路は「乗車区間を変更する」ボタンを押して、出発を「盛岡」にする→

3泊目の宿を変更する

次のページに進むと、自分が選択してきた行程情報が一覧で出てくるので、3泊目の「施設変更・削除」ボタンを押し、次ページで「削除」を押す→

行程表画面で3日目が自由行動に変更になっているのを確認後、「宿泊施設を追加」を押す、条件を変更して再検索 (都道府県名を「岩手県」に変更して、変更ボタンを押す)→

上記の酸ヶ湯と同じやり方で、自分の好きな宿を選択し、その中からプランを選ぶ (部屋タイプや食事の有無など)

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人旅の予約は宿だけならサイトも多くあり簡単ですが(車なら)、JR利用だとまた勝手が異なって、安く・しかも楽なのはダイナミックパッケージというツアー型、

また2泊以上だと単純往復以外にも自由に組合せ変更ができてよい、というお話しでした。

記事では上記2社で例を挙げましたが、他にも団体ツアーなら例えば、

■クラブツーリズム社では、列車のみ添乗員ケアのフリーツアーや添乗員同行の周遊ツアーで、高湯温泉も野地温泉も見つかります(出発日を限定せずに、福島で見ていくと)⇒