「洞爺サンパレス」に泊まる、夏休み家族向け北海道ツアー

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事では、私が7月後半に行った夏休み北海道ツアーがどんな感じだったか、添乗レポートをお話しします。

移動は、往路は新幹線+特急北斗で洞爺まで、復路は飛行機と、いろんな乗り物を楽しむ。観光は、動物と触れ合ったり花火大会など、お子様連れ家族旅行にはぴったりのツアー内容だったと思います。

ツアー選びの参考に、また観光地やホテル選び用に、是非ご参考にしていただければと思います。

「洞爺サンパレス」宿泊記

このホテル特長は、とにかく湖の眺めがよいことでしょうか。まずロビーからして素晴らしい眺めです (TOP画像)。

また洞爺湖の観光というと、有珠山や昭和新山などが思い浮かびますが、プールに大パノラマ温泉・食事・花火と、夏の家族旅行ならこのホテルだけで完結できてしまう感じです。

では1つ1つ詳しく見ていきましょう⇒

最高の眺めデザインの温泉大浴場

今風のインフィニティプール型露天風呂 (浴槽手前側のイスに座ると、湯舟が湖につながっていくように見える)。

加えて、露天風呂への壁がない全開放な造り=内浴槽からも露天風呂越しに湖が見えるのがすごい!この眺めがなんとも最高で、実に画期的!

今までいろいろなお風呂に入ってきましたが、これほどの眺めはサントリーニ島以来、国内温泉ではこの手のデザインは初で、私的にはベストですかね。

とても広いし、寝湯など種類もいろいろ、サウナもある。湯温は低めでお子様にも〇、泉質云々よりリゾート感を楽しめるお風呂で、素晴らしいと思います。

さらに湯上りにはラウンジがあり、冷たいドリンクや、外に出て涼めるスペースがあるのも、なんともよいですね。

全室湖ビューの部屋

ふつうホテルって、湖ビューの部屋を高く売るためにあえて反対側の部屋も造るものですが、珍しくすべて湖側。

今回お客様は、改装済み8階のモダン洋室で (2~4ベッド)、とてもよかったと言っていました (私は6階の洋室で、多少古めでしたがOK)。

ウォーターランド (プール)

人工波のプール、2人で浮き輪に乗ってのウォータースライダー (浮き輪なし用は現在中止) があり、ホテル付設のものとしては大きい (室内型、監視員もいて安全)。

小さなお子様連れ家族旅行では、このプールで遊ぶのが、このホテルを選んだ理由の1つのはずなので、早めにチェックインする行程がよいですね。

夕朝食のバイキング

1階パレシオグランデという大会場にて、17:30~各自お好きな時間に。広いので混雑もせず、また湖の眺めも〇。

お料理は、ステーキ、寿司・海鮮、ザンギ、ポット・スープカレーなどなど種類豊富、トマトスパゲッティなど小さなお子さん用にも〇、デザートもどれも美味しそう。

味も美味しく、けっこう楽しめますね!朝食には、いくらかけご飯もあります。

洞爺湖ロングラン花火

41回目を迎えたロングラン花火、2022年は4/28~10/31の毎夜20:45~約20分間。

今回のツアーでは、この花火を遊覧船上から鑑賞するというものでしたが、陸から見るのと何が違うのか?

実はこの花火、打ち上げ台が船上にあり、移動しながら打ち上げるので、例えばホテルからだと、後半の一部とかしか見えないのです。

ですがこの遊覧船は、同じ動きをしてくれるため、ずっと目の前で花火を見続けることができるという訳です。

内容は、水中花火が飛び出してくるなど、この手の規模の花火の割には全然よかったです。というよりコロナ禍で花火はご無沙汰でしたし、水上で夜風に吹かれながらの鑑賞はなんとも風情あってよいですね。

ホテルよりツアーのバスにて西へ5分、20:35発のエスポアールという3階建てお城船。2階の奥側ベランダか3階屋上へ。20:00乗船開始ですが、ギリギリ行ってもよい感じ。

まとめ

バス乗務員さんによると、このホテルは改装してすぐにコロナ禍で手放して、経営者が変わったそうです。料金もツアー泊ではリーズナブルな割に、温泉眺めも最高でおすすめですね。

行程としては、函館~札幌の中継地泊に思えますが、近くには小樽や登別など組合せ選択肢も多いし。久しぶりに行ってみたら、実はこの洞爺湖だけでもけっこう絵になる風景だと思いました。

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ベア・マウンテン、旭山動物園

サホロリゾート・ベア・マウンテン

ベア・マウンテンのサファリバスサファリバスから間近に見るヒグマたちサファリパークの「ヒグマ版」、恐らく国内ではここにしかないと思います、非常にエキサイティングで貴重な体験でした (いや~小学生なら絵日記1枚これで書けますね)。

専用のバスに乗り換え、ヒグマが野放しになった敷地内を進んでいくのですが、こんな近くで野生のクマを見ることなど今までなかったので、ほんと驚き。

各クマには名前がついているようで (コウジ30歳など)、ドライバーさんが説明してくれます。さらに「ベアポイント」で下車し、水の中にいるクマに大接近。

コースは40分ほど。今回はこの体験をするために、ホテル「十勝サホロリゾート」に宿泊。

場所は、トマムや狩勝峠の東、ホテル自体は温泉でもなく、倍近くする料金を考えたら前宿の方がベターな感じですが、ここはアクティビティーをやるための宿泊地のようです。

なので館内にも予約デスクがあるし、主にはゴルフ、スキー、ラフティングなどだそうです。

旭山動物園

旭山動物園のワオキツネザル日本最北、1997年に再スタートを切ってからすごい人気だった話題の動物園、今になって初めて訪れました。

動物園というと子供向けのイメージですが、私は今になってからの方が興味が湧きます。というのは、仕事に必要で勉強するようになったからで、

例えば、南アフリカのツアーでボツワナに行くと野生のゾウやカバをたくさん見るし、ワオキツネザルなんか、マダガスカルに行かなければ見られないものが、この旭山にいるので、なんとも感動的でした。

園は山の斜面に配置されており、団体は上の東門より入場 (正門は下)。そんな広くないなかにも、各動物を外から見る&中の展示室で勉強しながら、というように工夫がされていて、

また飼育員によるガイド「もぐもぐタイム」がある (園内掲示板で時間をチェック)。

私が興味深かったのは、他にテナガザル&カピバラ、ホッキョクグマ、ペンギンなどでしょうか。

ノーザンホースパーク

新千歳空港の近く、今回は時間が50分しかなかったので、タイミングよく「ポニーのショー」を見て&「きゅう舎」でかつての競走馬の見学。

別料金で、乗馬体験や馬車もありましたが、順番待ちで時間がなく断念。他には、かつての名馬のグッズが売店で売られていました。

富良野ノロッコ号、ファーム富田

富良野・美瑛ノロッコ号

今回は富良野駅11:53始発の2号に乗車し、2つ目のラベンダー畑で下車 (23分)。

富良野駅には、早めに到着したらまずはトイレへ 、改札開始が11:25、跨線橋で奥の5番線ホームへ、左から11:36に入線してきて折り返す、3両中前2両が自由席 (ホーム下にドア位置印あり)。

進行方向左側がよいと車掌さんが教えてくれましたが、ラベンダー畑までなら、最後に「なかふらの北星山ラベンダー園」の丘がちらっと見えた程度だったので、まあ記念乗車ですね。

それよりも夏の時期なら、札幌からラベンダーエキスプレスで富良野まで行く、というのも面白そうですね。

ファーム富田

ファーム富田のラベンダー畑仮設ラベンダー畑駅でガイドさんに出迎えてもらい (多くの人も降りる)、10分ほど歩いてファーム富田へ。

私は久々15年以上ぶりで、楽しみにしていましたが、ガイドさんの話だと、ラベンダーは3期に分けて開花させるようですが、今回2022年7月後半ではちょっと終わってしまっている感じでしたかね。

まああと、今回のラベンダーはついで程度の20分滞在だったので、丘の上まで行けなかったのと、天気が悪かったせいもあるかもしれません (その分人出も少なめでしたが)。

その他、富良野~美瑛のラベンダー

ファーム富田から237号線を北へ向かうと、フラワーランドかみふらのかんのファームぜるぶの丘 (美瑛の丘巡りケンとメリーの木近く) と、見どころ多数なので、7月の北海道なら富良野だけで1日使いたいところです。

今回のツアー行程&私の見解

ツアー行程1日目

行程 宿泊
1 東京→新函館北斗→洞爺 洞爺湖
2 京極ふきだし公園→小樽→新千歳 新得
3 富良野→旭川→新千歳→羽田

初日はあえて鉄道で北海道まで行くというのがポイント。私も昔、在来線や北斗星では青函トンネルを通ったことがありますが、新幹線では今回初めて (所要4時間)。

新函館北斗駅では17分の乗り換えで、特急北斗へ。まず乗車ドアはモニターで確認するのですが、色別アルファベット表示。ドアは函館側に1つで、若い番号座席が札幌寄りなので、若い席なら隣号車から乗るのがベター。

途中、駒ケ岳を過ぎた森あたりから、右側が海景色になってきます。ディーゼルカーですごく揺れ、ローカルな感じがまたよいですね (車内販売なし、洞爺まで1時間半)。

レークヒル・ファームでアイスクリームを食べたら、早めの宿入りで、各自プールで遊んだり、バイキング夕食を食べ、夜は花火へ。

ツアー行程2・3日目

ふきだし公園とは、羊蹄山の東麓でキレイな水が湧き出ているところ。北上して、小樽で自由行動2時間。その後、新千歳近くのノーザンホースパークに行ってから、さらに東の新得まで行くので、バス移動長い。

3日目はホテル同経営のベアマウンテンを楽しんでから、富良野に行きノロッコ号に乗って、ファーム富田でバスに戻るときラベンダー畑をちらっと見る。そして旭山動物園に北上して、また新千歳まで。

帰りは、旭川空港から飛べれば理想ですが、恐らく料金的な問題でしょう。なのでバス移動の効率化を考えるのなら、回り方を変える、ですが難しいかな。

いずれにせよ北海道は、移動距離が長いので、欲張りすぎないのが〇。でもツアーならバスに乗っているだけだから、逆に目一杯楽しんでしまおうという見方も!

まとめ

いかがでしたでしょうか。このツアーは通常の道南ツアーとはちょっと変わっていますが、大人でも楽しめるというか、祖父母も一緒の3世代旅行によさそうかと思います。

夏休みの小さいお子様向けということで、動物系が多かったですが、夏の7月ならもっと富良野~美瑛のラベンダーをたっぷりのコースを選んでもよいかもしれません。

まあでも今回の洞爺サンパレスホテルと、ベアマウンテン(サホロリゾート)は新たな発見で、非常によかったのでおすすめしたいですね。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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