アルペンルート
乗り物を乗り継いで山を越えていくいつものアルペンルートの楽しさに加え、春ならではの雪の大谷ウォーク。
雪の大谷ウォークはどんな感じか?
ルートの最高地点である室堂にて、除雪して両側が雪の高壁になっている道路を歩くというもので、期間は4月中旬~6月下旬。
雪壁の最高地点での高さは、2022年はスタート時が18m、私が訪れた5月中旬は15mでした。
滞在時間は1時間半にして (先に次の高原バス予約場所で係と相談して決める)、最高地点まで行きは山岳ガイドの案内を聞きながら歩き、その後は自由に。
距離は、行きは15分 (私たちはゆっくり30分)、戻りは緩やかな上りなので、写真撮らずに歩いて20分。
大谷ウォーク以外に、雪道を歩くパノラマロードは5月頭までで、私たちは大谷のみ (路面に雪はなかった)、あとはターミナル近くにかまくらや除雪車展示など。
面白さは?というと、そこまで「すごーい」とまでは思わないかもしれませんが、どんな感じか一度は行ってみたい場所ですよね (TOP画像)。公式ページ写真のように20mとかだったら、また違うのかもしれませんが。
行く時期は?夏の景色と比べると
夏とどちらか選ぶとしたら、どっちもどっちですかね。確かに雪の大谷は珍しく一度は見てみたいものですが、引き換えに、室堂+美女平までの高原バスが全部雪景色となってしまいます。
夏は緑が青々としていて、室堂でも少々歩いてみくりが池に行ったり、湧水を飲んだりできます。また高原バスは非常に風光明媚なので、雪壁があると室堂付近は視界が遮られます。
もし雪の大谷がお目当てでしたら、早い時期がよさそうです (壁の高さもあるし、歩けるコースもいろいろ)、6月に入ってしまうと梅雨もあるので。
ツアーで行くとどんな感じか?
まずアルペンルートの乗り物は、扇沢~黒部ダムの電気バスのみ関西電力で、残りは立山黒部貫光の管轄。それぞれの出だしの時間は予め予約で決まっていて、
あとは目的地に着くたびに、まず次の乗り物の受付 (団体用) に行って係と話し、自分たちが乗る出発時間を訊く。
黒部ダムは通常30分位時間があり、あと室堂でも長めに時間を取る他は、基本どんどん次に乗り継いでいく感じです。待ち時間があるときは、WCや展望台なども。
通常は出発時間の10分前位に集合して、列に並んでいないといけません。あと乗り物は、高原バス以外は立ち乗り有。
私が行ったときの流れは (一例)
扇沢→立山のルートで。扇沢駅のレストランで昼食 (名物ダムカレー)、12:30発の予定でした。
でもこのツアーは雪の大谷ウォークが目玉で、15:00にクローズだというのに午後発だったので、窓口に行って、早い出発時間に変更可能かダメ元で訊いてみたら⇒
なんと11:30になら変更可能と (空いているからか)。昼食は11:00スタートしていて、カレーはすぐ食べ終わるし (山岳ガイドも付いていたので、待ち合わせ場所を変更して)。
また最初の電気バスだけでなく、その先の黒部湖発の分も変更できるか確認してから。全部OKだったので、早く出発することに!
扇沢→黒部ダム
①電気バスで黒部ダムに着いたら、山岳ガイドとミートして、駅構内から直接、旧展望台に上りました。200段少々の階段ですが、景色は最高です。
足が悪かったり大変であれば、そのまま下ってトンネルを出て、堰堤を進む道もあります。でも展望台に行くつもりなら外階段の上りはキツイので、内側から直行がよいです。
展望台からはダム&湖の景色を見ながら外階段を下り、堰堤を15分歩いて次の黒部湖駅に集合。
ちなみに逆ルートの動きだと、堰堤を歩いてきてから外の階段を上って展望台なのでキツイし、時間もどうかわかりません。でも堰堤を歩くだけだと、ダムの全景は見られません。
黒部湖→ 黒部平→ 大観峰→ 室堂
②ケーブルカーで黒部平へ、そのまますぐに③ロープウェイで大観峰へ上がる (係が15分猶予のある時間を提案してくれ、展望台に上がり黒部湖を見下ろす&赤沢岳など後立山連峰)。
④立山トンネル・トロリーバスで室堂へ (雪の大谷ウォークなので時間長めに、詳細は上記)。
室堂→ 美女平→ 立山
⑤高原バスに40分乗り、⑥ケーブルカーで下って終了。自分たちのバスでホテルへ。
感想・・・久々だったのでとても緊張でしたが、順調に終了。昔の混んでいるイメージで行ったら、全然空いていました。
いつもですと、高原バスやロープウェイは長く待たされる感じだったのですが。あとは天気がよければよいですね。