八丈島へツアーで行く、どんな観光か魅力をご紹介

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初めましてMASAと申します。添乗員のブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事は、最近私がツアーで行った八丈島の添乗レポートです。八丈島ってどんなところ?と思われている方へ、近そうで未知なる世界についてお話ししたいと思います (2021年10月~計7回)。

八丈島のツアー概要・行程

近いのに南国の別世界

羽田空港からわずか55分の飛行で、南国の別世界へ!南国といっても沖縄とはまた違い、独特の風景・文化があります。

カリブ海にある一島のような感じですが、そんな遠くまで行かなくても楽しめてしまうのが〇。近いのに今まで知らなかった発見が多く、私にはとても新鮮に感じました!

行かれるのでしたらまずはツアーをおすすめします。個人でレンタカーでも容易に回れてしまいますが、自然だけでなく歴史・文化も興味深いので、バスガイドさんの説明があった方がより観光が充実すると思うからです。

島の人たちがどのように暮らしているかとか、動植物などの話も面白かったです。

■八丈島へ行く添乗員同行ツアーを出している旅行会社は⇒

出発地選択後、条件追加のキーワードに「八丈島」と入力して

島の概要

東京の南方海上287kmに位置し、面積69.11k㎡のひょうたん型をした島 (日本の島では29番目の大きさ)。

富士火山帯に属する火山島で、北西部を占める八丈富士 (854.3m) と南東部の三原山 (700.9m) から成り立っている。

山と山のつなぎ目平地に、空港と街中心部がある。車で一周1時間半ほどで回れるとのこと。人口は7000人台。

ツアーで行く観光スポット

  • 歴史・文化・・・宇喜多秀家公の墓、玉石垣、服部屋敷 (樫立踊り・八丈太鼓)、黄八丈めゆ工房、あしたば加工工場

  • 展望台・・・ふれあい牧場(八丈富士の七合目)、アロエ園(北)、大阪トンネル(南西)、名古(南東)、登龍峠(東)

  • 自然・・・南原千畳敷、八丈植物公園、裏見ヶ滝、みはらしの湯(温泉)

  • 買い物・・・民芸あき、えこ・あぐりまーと

上記の箇所を2泊3日で回りました。行程はバス会社の方で調整 (団体がかち合わないように)。

飛行機はANA、羽田から往復共に昼の便で (1日3便)。宿泊は北東にある「リードパークリゾート」に2連泊。

八丈島ツアーの特徴

バス移動の距離が短い⇒各区間だいたい10~20分 (なので寝る時間もない)。

連泊かつ朝は9:00過ぎの出発で、16:30頃の宿入り。下車地では歩きも少なめで、ご年配の方にもよいと思います。

細い山道もあるからかバスは少し小さめで、大型でも10列シート、形は公共バスと似た感じです (中型はふつう)。

シーズン&注意点

ツアーでの観光シーズンは秋~春で、特に春の「フリージアまつり」の時期がよいとガイドさんは言っていました (個人旅行でのベストは夏かもしれませんが)。

多湿で雨が多く・風が強い、欠航が多いことでも有名、そのような天候を覚悟の上で、雨具はカッパを忘れずに!(でもほんと天気は変わりやすいので、よい方に予報が外れるなんてことも)

八丈島の展望台観光

島の全方角にある感じですが、どれも高台から山を眺める感じがよいです。小さな島なのに山2つ+海と両方で、起伏のある絶景です。3つほどご紹介すると⇒

ふれあい牧場

ふれあい牧場の眺めふれあい牧場にいた最後のジャージー牛八丈富士の七合目にある、黒毛和牛を放牧している牧場で (牛それぞれに名前も付いている)、ジャンプ台滑走路のような先に展望用の台があります。

実は1匹だけジャージー牛がいるのですが (名前はハチ)、昔はこの場所で乳牛を飼養していたことの名残で、余生をこの眺めを楽しみながら送っているのだそうです。

★だったのですが、2022年7月に再訪したときには、姿はありませんでした...

見晴らしは素晴らしく、展望台の上からは空港の滑走路と左右の海まで見下ろせますが、荒天で風が強かったら相当すごいだろうなと想像がつきますね!できれば天気がよいときに訪れたいです。

登龍峠

ページTOPの画像が登龍峠から撮影したもので、道はぐねぐね急坂なので、下からは龍が登るように見えることからその名が付いたといわれます。

眼下には底土港 (竹芝からの船が着く)、奥には八丈富士、その左には八丈小島が望めます。この八丈小島は独立して海から聳え立つので、近くで見ると迫力があり、島のシンボル的存在に思えます (今は無人島)。

大阪トンネル

大阪トンネルからのパノラマ景色上記の登龍峠とは逆サイドの西側、北の方から見ると白い高架道路が走っている辺りがそうで、トンネルに入る直前にある展望台です。

登龍と同様、八丈小島&富士の眺めですが、登龍とは逆に、ワイドに開ける感じです (眼下には横間海岸)。

八丈島の植物

八丈植物公園

観光の流れ 

私の好きな場所の1つ。観光は⇒ ①全員で温室に入る、②ビジターセンターで映像鑑賞 or 往復20分歩いてキョンを見に行くで、計60分。

時間があれば、ビジターセンター内には展示コーナーがあり、町の鳥アカコッコの鳴き声が聞けたり、光るキノコを見られたり。

また館内にある「ジェラテリア365」(ホテル・リードパークのグループ会社・八丈島乳業の直営牧場「ゆーゆー牧場」) のジェラートは超美味 (私はミルク&ラムレーズンが◎)!

植物の種類いろいろ 

八丈植物公園、温室前のタコノキ、ヤシ、キダチアロエ温室前にはタコノキ (下方がひょろ長いたこ足のよう、小笠原諸島固有、沖縄のアダンに近い、写真内左)、

キダチアロエ (冬にオレンジ色の花が咲く、写真内下)、

フェニックス・ロベレニー (写真内の右、町の木、細め)。

ヤシは他にも、大きなカナリーヤシ、街路樹に多いビロウヤシがあると聞きました。

ストレリチア(八丈植物公園にて)町の花ストレリチア (極楽鳥花、黄色&紫) や、ビジンショウ (芭蕉、縦長オレンジ色の花) もきれいです。

ビカクシダ温室内にはキクチレモンや、

ビカクシダ (プラティケリウム) という、根がなく樹幹に着生するシダ植物が珍しい。

さらに歩いていくと、葉がユニークなモンステラ (珍しく実が付いている) や、奥には檻のなかにキョン (鹿の一種) もいます。

★夏に再訪したら(3度目)、また冬とは違った花が・・・オオバナアリアケカズラ (黄色い花) や、ムサ・ベルチナ (ライチの実のよう) 他、マンゴーの実もなっていました。

公園以外の場所では

オレンジ色の花 (ヒメヒオウギスイセン?)、ネジバナ (細長く、ネジのように螺旋状に小さなピンクの花が)、ハマゴウ (地面に近く、水色~薄紫の花で、葉は白みがかっている)、ガクアジサイなど。

服部屋敷&宇喜多家跡のソテツ

宇喜多秀家の家跡にある樹齢700年のソテツ他に服部屋敷には、樹齢700年といわれるソテツがある!

宇喜多秀家公の家跡には、「岡山の石」の後ろにも樹齢400年という年代物のソテツが。

八丈島の温泉&滝

裏見ヶ滝

裏見ヶ滝大きなヘゴシダが茂る鬱蒼としたジャングルを進み、滝の裏側を通って戻ってくるという (奥だけ別の道を一周)、所要25分ほどの散策です。

規模は小さいですが、道はアップダウンが300段少々あるので、大変そうな方はバスで待ちます。

滝の水量は、10月ではそれなりにありましたが(予想以上)、12月ではかなり寂しくなっていました。

みはらしの湯

八丈島には温泉があるのですが、南エリアに集中しています (北は岩盤が固くて掘削できないそう)。その中の1つ、末吉みはらしの湯へ。塩化物強塩温泉で体の中まで温まります (茶色く濁ったお湯)。

露天風呂からの眺めはよく (名古の展望台からの景色と同じ)、日により男女入替。入らずに休憩室で休んでいてもよいですが、ホテルが温泉ではないので、是非ここで入ったほうがよいです。

人気の温泉で、テレビ番組で何人もの有名芸能人が入っているのを見ましたし、地元民の常連さんも多いようです。

手ぬぐいは持参するのがよいですが、この施設の販売品は黄色で「八丈島」と名前入りなので、記念に買ってもよいと思います(300円)。

八丈島の歴史観光

玉石垣

玉石垣西の八重根港近く、大里に残っている石垣で、海岸で取れた丸い石が「六法積み」と呼ばれる伝統的技法で積まれています(1つの石の周りに6つ石がある)。

ガイドさんが一番写真映えすると教えてくれたコーナーの石組みは特に美しいです。

この玉石垣はお城の石垣とも違うし、またペルーのインカ石組みなどとも違って、非常にユニークで素晴らしいですね。

また、そばには陣屋跡があり、その後1908年に支庁が移転するまでの380年間は島役所だったそうです。

宇喜多秀家公の墓

秀家公は岡山藩の人で豊臣秀吉に重用されましたが、関ヶ原の戦いで負けて八丈島に流され、1655年に83歳で亡くなるまで50年余りこの島で過ごした人です (島初の流人、当時ではかなり長生き)。

同じく秀吉の養女だった前田利家の娘・豪姫と結婚したので、南原千畳敷 (溶岩海岸)に並んで銅像が置かれています。

興味深いのは、秀家は途中で本土に帰れるチャンスがあったのに、八丈島に留まる選択をしたという点でしょうか。それだけ島がよかったのでしょうね (他に近藤富蔵という人も、赦免後に帰島し83歳まで生きたそう)。

伝統産業・お買い物

いくつか立ち寄りますが、明日葉と黄八丈に関しては、せっかく工房を見学するのでそこで買われるのもよいですが、

別に他の店でも購入できますし、回る順はその時により異なるので、気に入ったものを見つけたときに買われるのがよいと思います。

あしたば加工工場

まずは社長の詳しい説明が25分~、とても商売熱心な感じでしょうか。ですがこの工場が本家本元、島の売店で売られている商品はここで作られているものなんですね。

消費税を取らない分だけ、本元はお得。なので買う予定がある方は、この工場にあるもの⇒基本の粉末、ふわふわ削り節、錠剤、オリジナルカレーやパスタは買っておくとよいでしょう。

■「あしたば」とは・・・日本原産のセリ科の多年草で、多種の成分が含まれる健康野菜です

黄八丈めゆ工房

最初に映像も見ながら社長のお話を聞き、買い物時間少々、機織りも見学できます。

お財布、小物入れ、ネクタイ、着物など、歴史ある工房なだけあり上質なものが中心、ですがお手頃な根付も〇

他に樫立踊り&太鼓を観覧する「服部屋敷」では、踊り子さんたちが余った生地で手作りした品物が売られています。

工房とはまた違って、女性が好みそうなブローチなどの小物が多く、価格は良心的 (土産店に出回る品ではない)。

■「黄八丈」とは・・・黄、樺、黒の3色を基調とした絹織物 (島内に自生している植物による草木染)

民芸あき

お土産屋さんで、三根にある本店では、古民家の店内に靴を脱いであがります。総合的な幅広い品揃えで、例えば明日葉でも、明日葉そばやラーメンなどもあります。

他にも、塩チョコやご当地塩セット、青唐がらし味噌、くさや真空パック、レモンジャム、茶碗など民芸品、Tシャツ等なんでも (空港にも支店があります)。

えこ・あぐりまーと

地元の野菜直売所です。その時季によりパパイヤやレモンなど (小規模)、冬はストレリチアの切り花も。

また島の植物が鑑賞できる温室と (けっこう面白い、ガイドさんが説明してくれる、人数多いときは半分に分けて交代で買い物)、カフェが付設されています。

「リードパークリゾート」ホテル

ホテル概要

ホテルリードパーク屋上から海を望むツアー泊だったらこのホテルか、もう1つくらいしかなさそうです。島の北東で、周りには何もないという立地。

2階建てで、200番台の部屋が1階 (数段上がる)、300番台は2階 (階段)、海側と山側があり、たいていは山側でしょう。

部屋は広めの洋室で、シンプルですが改装済み、ベッドはシモンズ製で快適でした。

3つ星なので高級リゾートとまではいかないものの、某社では島唯一のAランクホテルとの紹介。個人客もいっぱい。

狭めコンパクトにまとまっており(4団体は入れる)、食事も美味しく、私は個人的には好きなホテルですね。

ただ大浴場は、露天風呂はありますが温泉ではありません (この宿に限らず)。温泉は島の南、日帰り入浴施設のみ。

その他、このホテルにあるいろいろは⇒

ゆーゆー牧場

宿が経営している目の前にある牧場で、毎日6:30と16:30に搾乳をしているそうです (外からちらっと見学のみ可)。

夕朝食にはジャージー牛乳を織り込んだ創作料理が出され、ユニークで美味。またこの牛乳を使った製品もあります。

例えばミルクのジェラートは、植物公園のビジターセンター内にありますし(人気)、カップアイスならホテルフロントや民芸あきで買えます。

エコ清掃

連泊する場合、シーツ・浴衣交換なしの簡易清掃を選択すると、ホテル内で使える1000円券をもらえます。おすすめはフロントで販売しているジャージープリン+ヨーグルト(大)=ちょうど1000円。

星空観察

天気がよければ、3階屋上からの星が半端なくすごいです!天の川が見えるレベル。毎晩20:00から30分間、専門家がきて説明してくれます (19時半に開催するか掲示、夏だと30分遅い時間)。

朝食

バイキング形式で、おすすめはジャージー牛乳、フレンチトースト (中までしっとり)、ジャージー牛乳入りカレー、ヨーグルトにかける八丈島レモンのソース (ジャムのことも)、アラ汁など。7:00~9:00各自で~

明日葉のおひたしとは別に、激辛唐辛子風があるのですが、私的にはこの激辛明日葉は超美味で、売店に売っているかと思ったら、ホテルで調理している非売品なのだそうです。

海を見るには

屋上に上がるのがよいです!(上の画像) 誰もいないし、天気のよい朝はとても気持ちよいです (柵なしなので注意)。

あとは食事会場から、朝食時に見えます。部屋は山側だとムリなので (ベランダがありますが)。

八丈島の食事・料理・飲み物

名物料理・飲み物

八丈島といったら、まずはくさやでしょうか。独特の味です!魚はムロアジ等だそうで、お酒には合いそうですが。ホテル夕食で出ることも (何かに混じっていてもすぐわかります)。

そして同じく八丈島名産といったら、あしたばを使った料理 (おひたしや天ぷら等)。

お酒は・・・焼酎 (「八重椿」、「情け嶋」などで、麦+芋、麦のみ、芋のみがある)、他にもホテルではジャージーヨーグルト酒や、あしたばビールなどあり。

島寿司・・寿司種を醤油ベースのタレに漬けてヅケにし、シャリはやや甘めの酢飯で握り、ワサビの代わりにカラシを載せてあるのが特徴。そのまま醤油をつけずに食べます。

ガイドさんの説明では、元々は長期保存の理由からだったそうで、シャリも少し甘めで違う感じなので江戸前寿司とは別物です。私的には、メダイ (茶色) が美味しかったですかね。

ツアーではこのメダイのみが島寿司で、あとはその時期の・島で取れたネタの寿司と思っていたら↓

あそこ寿司

あそこ寿司(ツアー用)お店のメニューには、①島寿司と②醤油漬け(要予約)というのがあり、

どうやら①この店での島寿司は「漬け」ではなく、島で獲れた魚ネタの寿司のことのようで (+海苔巻き)、

②の醤油漬け方が、旅行会社等で「島寿司」と紹介しているメダイの漬け (+岩海苔握り) みたいですが、

ツアーではその両方をミックスした特別メニューのようです (+トビウオつみれ入りお吸い物)。

ネタは、私たちが食べたものは (=島で獲れる主な魚は)⇒

メダイ (漬け)、カンパチ、岩海苔、キツネ (ハガツオ)、バショウイカ (アオリイカ)、あともう1つはアオゼ (アオダイ) だったか?オナガダイ (ハマダイ) という言葉も聞こえてきましたが。

よく紹介写真で見る芸能人のサインが貼ってある部屋は右の扉ですが、団体用は左の座敷です。

大将、いつも美味しく頂いております!

感想・やってみたいこと・追記

私の八丈島に対する感想

私が八丈島を訪れたのは2021年10月(初めて)、そのあと再び12月、また強風で飛行機が飛ばずのツアー中止も1度あったりで、今のところ計5回。

飽きないか?と訊かれたら、まあ仕事だからというのもありますが、私的には何度行くことになっても楽しみな行先でしょうか。

小さな島なので、一度のツアーで主な見所はすべて回れてしまう感じですが、なんとも素朴というか、人もいなくて、かといって本土の地方ともまた違って独特。

まあいろいろ無いものもありそうですが (コンビニとか)、それもまたよいかと。

私はここ十数年、海外添乗しかやっていなかったので、もしコロナがなかったら、一生この島を訪れることはなかったかもしれません。そう考えると、なんとも思いがけない出合いでしたかね。

興味深いこと

自動車免許の取得&練習場・・・詳しくは現地で、バスガイドさんからのお話をお楽しみに!ただ練習場というのが気になって (砂埃をあげてなんて言っていたので=未舗装?)

グーグルマップで調べてみたら→ なんかすごい!一度行ってみたいです。

廃墟ホテル・・・八丈島はかつて1ドル=360円時代には、宮崎とならぶ人気新婚旅行先だったそうで、今より賑わっていたのでしょうか、2つはとても立派な建物で、そのまま残っています (2000年初め閉鎖)。

お客様で、昔その1つに泊まったことがあるという方もいらっしゃったそうです。

でも今では、ガイドさんに見せてもらった写真では、廊下に木が生えていた!スゴイ、でも許可なしでは入れないそうです。

末吉小学校跡・・・南東「みはらしの湯」の近く、明治5年に開校した島で最も古い学校で、141周年を迎えた2013年に閉校してしまったそうです。

白い校舎はそのまま残っており、現在は「大人の学習塾」的な事業に使われているとか。正面には、薪を背負いながら読書する二宮金次郎の像が立っています。

少子化が進み、かつ若い人で島を離れていってしまう人もいるようですが、私が見た感じではバスガイドさんはみんな若い人だったし (運転手はなんと24歳のイケメンもいた!)、

ホテルの食堂スタッフも若い人が多かった (リゾートバイトの人もいるみたいですが)。まあ一度は本土に行くのもよいかもしれませんが、また戻って島の伝統を守っていってほしいですね。

他にもあるのですが、ネタバレを避けたいので、どうぞ現地に行ってからいろいろ気付いて下さい!

やってみたいこと

八丈富士に登る・・・七合目の入口から1280段、上り片道50分と聞きます (+火口を一周する「お鉢めぐり」)。島の子供たちは小学校行事で皆登ると、ガイドさんは言っていました。

あと山の斜面途中に見える、謎の洞窟穴は何なのか?入ってみたいですね。

さらに南80kmにある青ヶ島へ行ってみたい (ガイドさんの話を聞いて)・・・手段は船かヘリとのことですが、船は底が浅く、漁師の息子でも酔うレベルだと言っていました。

そもそも私は「青ヶ島」という島の存在を初めて知りましたが、一体どんなところかと興味津々にグーグルマップ画像で見てみたら、ビックリ!

まず港からいきなり、なんじゃこりゃって景色です。土砂崩れ防止コンクリートがあちこちに打ち付けてある、海からすぐ切り立った山の崖しか視界に入ってこない。

まるで要塞のようで、どうやって侵入していくのか?中はどうなっているのか?

どうやらこの島、二重カルデラで出来ているようで (だから外輪は山で囲まれている)、上空からの写真を見ると、こんな場所が地球上に存在するのかと思ってしまう不思議さ。

アメリカ環境保護NGO「One Green Planet」の「死ぬまでに見るべき世界の絶景13選」に選ばれたことで注目を集めたようですが(2014年)、

観光客受け入れ能力は限られているようで、来島者の多くは公共事業の関係者だそうです。

まあ上記2つはツアーでは無理でしょう。個人で機会をみてやってみたいです

でも個人でなら、八丈島まで船で行くのもいいかもなんて思ったら、最下2等でも往復18000円するんですね (11時間もかかる割に)。それならふつうにANAで55分・3万円~の方がいいかな。

というより、やりたいことはまだあって⇒

■南の三原山サイドにあるポットホール、三段の滝など

■夏にビーチタイプではない、港に囲まれた八丈島の海に入る

■冬にクジラを見る・・・いきなり深くなる海なので、すぐ近くまで来るのが見えるそうなのですが、2021年は遅いようで12月でも見られませんでした。

■有名女将のいる民宿「ガーデン荘」に泊まってみたい (個人で来ないと)

などなど、やること満載ですね!

3度目~のツアー訪島より追記

八丈小島とクロアシアホウドリ、源為朝 

小島の概要は省略、①このクロアシアホウドリという鳥、初めて聞きましたが、準絶滅危惧種でこの小島で繁殖をしているそうなのです。

今回は植物公園ビジターセンターにあった展示を見たのと、係の人から6月に巣立っていったという話を聞きました。

②また源為朝という人物、裏見ヶ滝に行く途中に為朝神社の話が出てくるのでどんな人か調べてみたら、頼朝の叔父のようで、保元の乱で破れて大島に流されたあと、小島で自害したとの話もあるようです。

島とうがらし味噌ラーメン 

テレビ番組でマツコ・デラックスさんに紹介されて人気急増したそうで、話のタネに、ひんぎゃの塩ラーメンと合わせて買ってみました (毎回何か新しいことを1つ試そうと思い、今回はコレ。お味の感想は後ほど)。

[2022年7月] 上記に書いたように夏だと見られる花も違いますし、またバスガイドさんのお話も、同じ人でも前とは違った話も聞けたりと、毎回のツアーが非常に勉強になって楽しみです。

6度目、ついにクジラ現る

2023年2月上旬、南原千畳敷より遠めですが肉眼で、クジラがジャンプし潮を吹く姿を見ることが出来ました。

船に乗ってホエールウォッチングに行かずとも見られるなんて、なんとも感動的!

7度目、フリージアまつり

フリージア畑2023年3月下旬、メイン会場の八形山フリージア畑は空港のすぐ北、最終日に特別立ち寄り30分。

鑑賞用とは別に、摘み取り用畑というのがあり、なんと1人20本まで無料でもらうことができます(球根ごと)

小規模ではあり、私が訪れたときは、あいにくの雨&もう終わりかけでしんなりしていましたが、この島名物の珍しい品種の花がついに見られたのと&島のおもてなしで◎!私的には念願が叶いました。

■「フリージア」とは・・・アヤメ科フリージア属の球根植物で、黄色の他に、白・赤・紫があります

まとめ

いかがでしたでしょうか。八丈島のように近場 (関東からは) でもよいところ、穴場はいっぱいあります。

コロナ禍で海外はまだしばらく行けなそうですし、2泊3日と気軽に行けますので、是非この機会に行ってみて下さい!

■八丈島へ行く添乗員同行ツアーを出している旅行会社は⇒

出発地選択後、条件追加のキーワードに「八丈島」と入力して

■フリープランの個人ツアーがよろしければ (個人手配でも八丈島へのフライトはANA・しかも運賃設定高め路線なので、宿泊とセットで検討するのも〇)⇒

ツアーはたくさん出ています。多くは他支店との合同で、全国から羽田に集合して行くなどの形で。名古屋では一時期チャーター便も。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

★NHKBSプレミアム2021/6/27~放送の『ライオンのおやつ』というドラマは、八丈島で撮影されました。