平湯温泉「平田館」宿泊記 (奥飛騨最古の源泉かけ流し風呂付き客室)

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初めまして、添乗員MASAがお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事は、奥飛騨温泉郷への個人旅行で、お手頃料金で泊まれる温泉風呂付き客室を探して、平湯温泉「平田館」に泊まった宿泊記です。

加えて周辺の観光、特に乗鞍スカイラインについても合わせてお話しします。

「平田館」を選んだ理由・よい点

まず今回の私の宿選びの基準は、次の2点でした⇒

アイコンフォント-チェックお手頃料金で・温泉の部屋風呂付き客室

アイコンフォント-チェックかつできれば小規模で静かな感じ

なので、奥飛騨温泉郷は5つに分かれていますが (栃尾、新穂高、新平湯、福地、平湯)、場所はどこでもよく、自分の予算(1人2万)で ✕ 自分の気に入った「部屋=風呂」で探して、選んだのが ↓ このお部屋でした。

お手頃に泊まれる「かけ流し温泉付特別室 雫」

まずこのお宿のお部屋は全部で4タイプしかなく、8畳和室→10畳和室の次がもう→温泉付きの特別室(2タイプ)です。

基本、風呂付きのお部屋というのはどこもすごく高いですが、私が見つけた今回の「雫」のプランは2人で4.5万と、この手の特別室としてはかなりリーズナブル!と思い決定 (10月上旬の平日、1泊2食付き、早割りで)

ですので私はホテル云々より、このお風呂(のお部屋) がよいと思って選んだ感じです (ずっと部屋で過ごす)。

かけ流し温泉で 広い檜の部屋風呂

まず「部屋風呂付き」で大事なことは、ちゃんと「温泉の」お湯かどうかです!いくら見た目よくても露天風呂でも、沸かし湯では意味がありません (よくあるので注意)。

特別室「雫」の総檜風呂その点このお宿は部屋風呂でも温泉、しかも「奥飛騨最古の源泉100%かけ流し」ですから、最高ですね!

そして浴槽は総ヒノキ!かつ部屋風呂にしてはかなり広いので、家族でも一緒に入れますね。

まあ露天ではないですが十分です、逆に外から見えなくてよいですかね (ブラインドも降ります)。

特別室はとても広いお部屋

特別室「雫」のお部屋和室の 主賓12.5畳+囲炉裏の間4畳+踏込4畳。

お部屋の広さだけなら私は「一番お得な8畳」で十分なのですが、「温泉風呂付き」となるとどうしてもグレードが上になるので広い部屋になってしまうのですね。

でも今はどこもスタイリッシュな「和室にベッド」が主流になってきていますが、純和室も昔ながらで落ち着きますね+この囲炉裏の感じも〇。

なにせこの平田館さんは創業100年を迎えたそうですから... 外観こそ素朴な感じですが、非常に歴史あるお宿なのです。

小規模でアットホームな感じ

いつも仕事 (団体ツアー) では大きな宿に泊まりますからねー、プライベートのときくらいは小規模宿でゆっくりしたくて。大きな宿というのはとにかく混んでいるんですよ、それが嫌で。

まあ大規模宿のよい面を挙げれば、大浴場が大きい、ロビーが立派などあるでしょうが、たいていどちらも人がいっぱいで。フロントのチェックインは待たされるは、部屋まで遠いは、朝食もバイキングだったら会場は大混雑。

理想を言えば、廊下で誰ともすれ違わないくらい人混みがなく静かな宿がいいですね (今回の平田館さんも〇)。

「平田館」の館内詳細

平湯温泉という立地

有名観光地である飛騨高山~上高地のルート上にあるので、宿泊地として〇。平湯バスターミナルから徒歩でアクセスが可能なことから、公共バス利用での個人旅行泊にも最適と言えるでしょう。

私は車で行きましたが、すぐ裏に専用駐車場9台分(無料)があり、チェックイン前でも置かせてくれます。

食事

基本プランで十分よかったです(食べ切れない)。夕食の宿イチオシ料理は(公式HPでも紹介されていますが)⇒

  1. A5ランク 飛騨牛陶板ステーキ
  2. 奥飛騨サーモンと河ふぐ
  3. 新穂高の岩魚 姿焼き
  4. 陣屋どうふ あげづけ
  5. 飛騨産豚のトン汁

で、飛騨牛はかなり肉厚!焼き魚はアマゴでした (社長が自ら焼く) +他にもまだいろいろあり。

朝食は⇒ ほう葉味噌焼き、薬膳カレー、自家製ハチミツ を含めた和定食。

会場は1階から階段を上がった中広間にて (中国系の団体と少数の個人客がいました)。

大浴場

総ヒノキの内風呂+露天で、狭め5~6人でいっぱいな感じでしょうか?お湯はよいです。

すぐ横に貸切のお風呂も1つあります (入浴中の札でないときOK)。

建物全般

全体はスタイリッシュ感はないですが (ロビーも狭く、華やかな雰囲気はない)、このような地の温泉旅館なのでふつうに〇。お部屋&お湯がよいので、そんなことはどうでもよいです。

アメニティー・設備は整っているし、清潔、館内はコンパクトなので移動も楽ですし、お手洗いも各所にあって便利。

サービス

チェックイン前でも観光の相談に乗ってくれたり、親切に対応してくれました。チェックイン/アウトは社長が自ら、配膳・部屋案内は日本人のお姉さんで。

今日本のホテルはどこも外国人係ばかり。別によいのですが、やはり現地観光の相談や料理の説明は、日本人係の方がよいですね。

平湯温泉 宿周辺の観光・食事

ひらゆの森 温泉

バスターミナル・ドライブインであるアルプス街道平湯のすぐ隣、お宿の日帰り温泉施設。ここのお湯は平田館の源泉とはまた異なった白濁した硫黄泉で、すごくよかったです。

古びた造りの内湯+いくつもある露天風呂 (特に檜風呂がよかった)。入浴料は700円ですが、今回「平田館」直接予約の特典でもらった券にて入場。

広い休憩室や売店があり、団体ツアーのお客さんも立ち寄ってました。

平湯大滝

平田館から車で5分、空いていれば奥の小さな駐車スペースに停められます。

落差64m、飛騨三大名瀑のひとつ&日本の滝百選にも選定されているとのことで、気軽に行ける観光スポットにしては見応えのある滝でした。

平湯民俗館

平田館から徒歩で4分、高山市文化財の「旧豊坂家」や合掌造の「旧高桑家」(中に入れる)、「平湯の湯」などが集まっていて、素朴なから気楽に行けるスポットです。

もみの木 (ひらゆの森内)

お風呂に入らなくても、建物奥にあるこの食堂のみの利用も可能と言われました。

私は高山ラーメンにしましたが、他にカルビ丼や朴葉みそ定食、飛騨牛の鉄板焼きなどがありました。気軽にランチするのに〇。

山菜喰い処 よし本

蕎麦が食べたくて、でもアルプス街道平湯の手打ち蕎麦1000円はすごく早い時間から売り切れで...近くにあるこのお店に入店。

お蕎麦は朴葉にのって出てきて、コシがしっかりで美味しかったです800円〇。

以上ですが、あと他には、車だったら近くの福地温泉で朝市~石動の湯に寄ってみましたし、天気がよければ新穂高ロープウェイに乗るのもよいでしょう。

乗鞍スカイライン

上高地や飛騨高山は何度も行っているので、今回は乗鞍に初トライ。畳平まで行く乗鞍スカイラインは、2024年現在マイカー規制となっているので、シャトルバス利用で (5月15日~10月31日)。

濃飛シャトルバスについて

乗鞍畳平へのシャトルバスは、「ほおのき平」が発着地となります。

平田館のある平湯温泉からもバスが出ていますが、乗り換えで、本数が少ない上に、接続確約ではないので、「ほおのき平」までマイカーで行ってしまうのが楽です。西へ15分、駐車場は無料です(1500台)。

バス乗り場の建物内にてチケット(往復3400円×2) を購入し→列に並びます (バスに乗れるかどうかは並んだ順です)。

畳平までは片道45分のドライブです。HPでバスの時刻表を確認 (前日正午の予報で、6-12時の雨確率が40%以上だと「雨天ダイヤ (極端に本数減る)」になるので注意)。

乗鞍畳平

2702mは、バス乗り場標高日本一。私は本格登山者ではないので、「不消ヶ池」の先辺りまで片道30分の緩やかな上りハイキングをしました (くの字ルートで)。

感想としては、私は最近は山といったらスイスばかりだったので、このハイマツに覆われた景色というのはすごく珍しく感じました (日本の山も素晴らしいですね)。

畳平までの道中も、バス車窓からの景色 (焼岳など、音声ガイドあり) がよかったです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。いいお宿はいくらでも見つかると思いますが、自分の予算に合ったなかで理想の温泉風呂付き客室を見つけたのが、今回の平田館だった、という宿泊記でした。

温泉風呂付き客室ではお手頃料金でおすすめですので、このお部屋&お風呂が気に入りましたら泊まってみて下さい。