ツアーでパリ自由食、ビストロでお手頃ランチ&フランス料理メニュー (初めてのフランス)

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、ツアーで行く初めてのフランスで自由食があったら、一度はビストロに入って気軽にそこそこ美味しいものを食べたい、をテーマにお話しします。

言葉がわからない、自由行動も難しいといった方向けに、要点だけを簡潔に (私自身パリ通でもなく、初心者視点で)。

ツアー出発前の予習に、ご参照いただければと思います!

よさそうなお店の見つけ方

アイコンフォント-チェック地元客で賑わっていそうなお店

でしょうか、私が思うには。確かにガイド本やネットで人気と紹介されている店でよかった店もありますが、高めで観光客向けなことも (観光客が選んだものですから、もしくは商売記事)。

では、ふつうの無名で美味しそうな店をどうやって見つけるか?⇒1つには地元の人 (ホテル係や現地ガイド) に訊くという手がありますが、

もっと何も考えず、たまたま通りかかった地元民が入ってそうに見えた店にトライしたら、安くて美味しかったという経験があります (一応グーグルマップで評価は確認)。

地元向けのお店かどうか見分けるには⇒ まず仏語の筆記体で書かれたランチメニューの看板を出しているのがポイントで、あとはなんとなく見た目の雰囲気で。

簡単な注文の仕方は

日替わりメニュー Plat du jour

では何をどうやって注文したらよいのか?といったら、一番安くて手っ取り早いのが、日替わりランチです。

「Plat」文字の下に、たいてい3つくらい料理名が書いてありますが、仏語 (しかも筆記体) なので何だかわからない。

なので店員さんに英語で尋ねてみます (英語メニューがあれば見せてもらう)⇒ 大まかに魚か肉か、どんな魚/肉か。

Fish?Beef?みたいな感じで (パリならいけそうですが、仏語でないと通じない店大いにあり)。

初めてでしたら、とりあえずビーフステーキなどよいと思いますが、まあ何が出てきたとしても、地元向け店ならそれなりに美味しいと思います。

私はメイン皿だけで十分ですが、前菜やデザートとの組合せは、下記の単語をご参照下さい (フランスはデザートが美味しいのでおすすめです)。

  • Entrée (前菜)
  • Plat (メイン)
  • Dessert (デザート)
  • Entrée+Plat、Plat+Dessert というセットも (各項目、2~3種の中から選ぶ)
  • 日替わりメニューは「Plat du jour」

飲み物の注文は Boisson

お酒を飲まれるのでしたら、下記の単語をドリンクメニューのなかから探して下さい⇒

  • 赤ワイン Vin rouge
  • ロゼ Vin rosé
  • 白ワイン Vin blanc
  • ビール Bière

グラスワインは、数字がいくつか並んでいるなかで一番小さいもの(12clなど)がそうで、注文できる種類も限られていることが多いです。いくつか銘柄があってわからない場合は、一番上に掲載のもの/一番安いもので。

お水は、「Tap water」と言えば、カラフや瓶に入った水道水を無料で出してくれます (硬水ですが飲める、地元客は頼んでいる人が多い)。

混雑する時間帯を避ける

現地ガイドさんが言うには、フランス人のランチは13:00~、夕食は20:00。確かに昼なら13:00になると一気に混んでくるので、その前に入るのがよいです。

フランス料理

フランスならではのメニュー(一例)

  • Entrecôte・・・牛肉のリブ
  • Côte de bœuf・・・牛骨付き肩ロース
  • Tartare de bœuf・・・牛のタルタル(ユッケ)
  • Onglet de bœuf・・・牛のハラミ
  • Tranche de quasi de veau・・・仔牛のお尻部位のスライス(ランプ、赤身)
  • Ris de veau・・・仔牛の胸腺(生後1年以内)、白い内臓肉で柔らか、高価
  • Tournedos Rossini・・・作曲家ロッシーニにちなんだフォアグラ載せ牛ヒレステーキ
  • Suprême de volaille・・・鶏肉のシュプレーム(バター・小麦粉・生クリームのソース煮詰め)
  • Canard・・・鴨肉
  • Bar・・・スズキ(魚)
  • Lieu Noir・・・シロイトダラ

フランスが得意としているもの

と、私が個人的に思ったことですが⇒

  • 料理に使うソースが多種 (北はバター、クリーム系多)
  • デザート (特にチョコケーキ系) のレベルがものすごく高い
  • チーズ、サラミの種類がとても豊富 (さすが美食の国)
  • 皆、近所行きつけのパン屋で、焼き立てバケットを買っていく

ツアーでの食事

参考までに、いつものツアー食はどんな感じか(+お土産も少々)、お話ししておきます⇒

毎回必ず出る名物料理は

  • エスカルゴ
  • パテ・ド・カンパーニュ (田舎風パテ)
  • ブフ・ブルギニョン (牛肉赤ワイン煮)

あとはふつうに、チキン料理や、魚ならサーモンやメルルーサなど。たまに、創作風のオシャレな前菜や、一風変わった美味サラダが出てきたり。

★コロナで3年ぶりに行ったら、今までよく利用していた団体店がなくなって、個人向け店ばかりでした(添乗員は大変でしたが、料理の質はベターだった?)。

主要ワイン産地名&ビール

  • ボルドー
  • ブルゴーニュ
  • シャンパーニュ (シャンパン)
  • アルザス (白ワイン)

といっても団体御用達店でのツアー食ワイン注文は、ハウスワインの赤 or 白グラスですが...

ワインが主流の国なので、ビール種類は少ない(クローネンブール1664他、琥珀地ビールなど)。生ビールはPressionで、サイズは25cl/50cl。

土産 (一例)

  • チョコレート・・・「ピエール・エルメ」、「メゾン・ド・チョコラ」他
  • マカロン・・・「ラデュレ」 (エクレアと同様に日持ちしない)
  • 「フォション」・・・ジャム、紅茶、洋菓子
  • 「ロクシタン」ハンドクリーム他
  • 「Monoprix」のエコバックなど

パリのツアー自由食で行ったお店

パリはとにかく店の数が多いので、地元の人がよく行きそうなお店を、宿泊するホテルの係や現地ガイドに訊いてみる、近辺をグーグルマップで調べてみる (メニューや料理の写真を見る) のがよいと思います。

私が行ったことのあるお店は⇒

Les Insouciants

パリ、ビストロ「Les insouciants」の外観「Les insouciants」のランチ・ステーキ場所は、サンジェルマン通りからサンミッシェル広場方向へ分かれるダントン通りに入る三角形角。

フリータイム中にたまたま通りかかって入店。黒板に書かれたPlatメニュー3つが何かを係に英語で訊いて (鴨、魚・あとでスズキと判明、ビーフ)、ビーフステーキを注文。

窓際の席に案内され、12:00過ぎだったのでまだ混んでおらず、料理もすぐ出てきました。

このステーキは、赤身でしたが柔らかく美味でした (ベアルネーズソースに付けながら)。

Pièce du boucher という料理名だったのですが、なんだかよくわからず、「肉屋のお肉」=サーロインなどの上等なステーキのことのようです。

ランチだったので14.5ユーロと、リーズナブルでした。

Café L' Imprimerie

パレ・ロワイヤルの東。お目当ての「ビクトワール」という店がダメで (人気店のようで、昼の12時過ぎに予約なし7名連れではムリでした。日本人も何組かいた)、たまたま近くにある別の店に入ることに・・・

メニューは少なめで、私はアントルコート (牛リブ肉、22ユーロ) を選択、美味しかったです!

ちょうどよい柔らかさでジューシー (日本の牛よりは硬いかもですが)、ペッパーソースをかけて+角切りポテト&クレソンサラダで。

一緒に行ったメンバーは、この牛リブの他に、リガトーニ・アラビアータ(14)、オニオンスープ(7) などを注文。

他メニューにあった料理は⇒ 牛タルタル、カルパッチョ、チキン、フォアグラなど。

30分くらいして料理が出てきた頃には、店内は満席。地元民らしき人たちは、日替わりランチを食べていました。

あとでグーグルマップで調べたら、実は周辺には他にも有名店あったみたいなのですが、この店でよかったと思っています (サービスも悪くなかったし、4点)。

有名だからとか、口コミで高評価なのが必ずしもよいとも限らないし、あとで現地ガイドさんに訊いてみたら、「ビクトワールは印象に残る味ではなかった」と言っていたので。

Le Montebello

[ツアー夕食] ノートルダム寺院の南対岸にある、小規模な個人向けビストロ。なので席は狭いですが、雰囲気はよかったです・・・

ガラスで覆って、上からストーブを吊るしてあるテラス席で、ここからノートルダムが見えるという設定だったのですが、その時は火災の後で、ちょっと無残な姿。

メニューは⇒ エスカルゴ (中身も大きくしっかり美味)+ビーフ・ブルギニオン (ツアー用で少なめでしたが、味・質よし)+クレームブリュレ (インスタント風で△)。

サービスもプロ意識高めテキパキで (パリのギャルソンらしい、ちょっと気高な一面も)、ツアー食としてはよかったと思います。

ただ、ツアーバスでのアクセスがすごく大変でした。本当はダメですが、すぐ斜め向かいバス停で乗降。それとこの時に限らずですが、街中だと渋滞が酷く時間がかかります[4点]。

Eric Kayser

Louvre Rivoli店を利用。ルーブル美術館周辺で1時間ちょっとの時間で。この近辺にはラーメン屋も多いですが、せっかくフランスなのでサンドを食べたくて・・・

私が購入したカレーチキンのサンド(6ユーロ)は、店内用にカットされ、パンも中身もとても美味しかったです。

あとで思い出しました、そういえば有名パン屋だったと、どおりで混んでいたわけですね。

別の列は惣菜系で、またよさそうでしたし、他のサンド類やチョコレート系のデザートも、全て美味しそうでした。

Le Comptoir

ガイド本にも紹介の、有名シェフが独立して作ったという店で、ディナーは半年先まで予約いっぱい・・・

ですがランチは予約を受け付けない先着順のみとのことで、時間前に並んでなんとかテラス席に座れました (一瞬にして満席に)。

忙しいなか英語を話すギャルソンが私にメニュー説明をしてくれ、①フォアグラと②ポーク料理を注文。

前菜のフォアグラには貴腐ワイン、メインには赤ワインが合うと、訊いたら教えてくれました(がそんなに飲めない)。

水は観光客へは自動的にミネラルウォータを出す感じですが、現地の人は無料の水道水 (瓶に入れて冷蔵庫で冷やしたもの) を頼んでいる人が多いですね。

料理の味は、①フォアグラは、今までで一番美味しいと感じるものでした (ハンガリーの缶詰とは違う)。嫌味がなくややフルーティーで、トーストしたパンに合います。

②ポークはギャルソンのおすすめということで注文してみましたが、円く型を取った創作系で、柔らかくて美味しかったです。合計60ユーロ、まあよい記念になりました。

上記の他に、サンジェルマンにあるBuci通りは、ガイド本に載っているレストラン街でよさそうと行ってみましたが、私が入った「L'ATLAS」という店は、味ふつう・値段高めでイマイチでした。

「La Régalade Saint-Honor」・・・人気のビストロでおすすめと現地ガイドが言っていました。ルーブルの北東、コースで47ユーロ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。せっかくパリで自由食があったら、サンドイッチで済ませてしまってはもったいない、是非ビストロに入って食べてきて下さい!

有名店とかにこだわらず、ふつうにどこかの店で日替わりランチを注文すれば、お気軽リーズナブルにそこそこ美味しいものは食べられると思いますので。あとチョコケーキ系デザートも、パン屋で買ってみて!

それではご検討をお祈りします。お気をつけていってらっしゃいませ!

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