ゴールデンサークル、南海岸、レイキャビク、ブルーラグーンの観光【個人・ツアー】

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事では、個人もツアーもあわせて、アイスランドにはどんな見所があるか、また各観光スポットがどんな感じかを、ざっとご紹介していきたいと思います。

個人旅行プランニングの参考に、またツアー旅行の予習に、お読みいただければと思います。

レイキャビク

まずは絶対行きたいブルーラグーン (空港近く)+市内散策 (ツアーならバス移動)⇒

ブルーラグーン

概要 

世界最大級の露天風呂と言われますが、天然の温泉ではなく、地熱エネルギーを利用して人工的に造られたものです。

スヴァルトセンギ地熱発電所のポンプが地表下2kmから汲み出す、ミネラルを豊富に含んだ熱水(240℃)が、人工温泉の源となっています。

発電所でこの高温度の熱水は、一方で電気エネルギーを産み出し、他方では真水を温めるという2つの働きをします。

豊富なケイ素など、多くの成分を含んだ使用済みの温水は、約70℃の温度で流れ出てブルーラグーンに貯えられます。

施設内容 

受付を済ませたら、リストバンドをつけて入場ゲートを通ります。お湯は40℃に保たれているとのことですが、場所によっては寒めだったり。泥パックは、設置されている場所で自分で顔に塗る (私が入った2013年では)。

設備は、建物内にレストランやスパ、ショップ(高い)、またラグーン内にもバーがあります。

写真は、今では防水カバーに入れてスマホ撮影でしょうか (私は袋にカメラを入れていって、撮ったら一度ロッカールームに戻りました)。また全景撮影は、着替え後にラグーンに出られるテラスがあります。

チケット&アクセス

2021年9月に見てみると、入場は完全予約制で (1時間おき)、公式サイトにて、一番ベーシックな「コンフォート」の入場券が、ISK6990~(午後以降は+1000~2000)。

立地は、レイキャビク南西約50km (バスで45分) と遠いので、別途移動手段が必要です。

現地旅行会社のレイキャビク・エクスカーション社で見ると、レイキャビクからの往復送迎がISK5299。入場券とのセットはISK15989と高く、バラで取った方がよさそうです (以前私は、セットの方が安かったのに)。

ハットルグリムス教会

(Hallgrimskirkja) アイスランド人建築家グジョン・サミュエルソンが設計した、ルーテル派のプロテスタント教会。ユニークな建築デザインで、街で最も高い74.5mの建物です。

エレベーターで70mの展望台まで上がることができ (有料)、見下ろす街の景色が素晴らしい (屋根がカラフルとわかる、ペルトランも見え、遠くの山々が見渡せます)。

教会の正面には、西暦1000年にアメリカ大陸を発見したレイブル・エイリクソンの銅像が立つ。世界の民主議会の母アルシングの発祥1000年を祝って、1930年にアメリカから寄贈されたものです。

Laugavegur

東西に走る街のメイン通りで、教会前通りとの合流地点辺りにはショップが並びます。

西へ行くと→ 首相官邸 (素朴)→ Ingólfur広場、そこから南に全国議会 (Alþingi) や 市庁舎 (チョルトニン湖に面した近代的建物) があります。

ホフジハウス

(Höfði hús) 迎賓館、海沿いにぽつんと建つ。1986年10月に、レーガン・ゴルバチョフ会談が開催された会場としても有名。北東にやや離れているので (1.5km)、郊外観光のときに車窓で見る感じでしょうか。

ゴールデンサークル

ゴールデンサークルとは、西はシングヴェトリル国立公園から~東のゲイシール間欠泉、グトルフォスの滝まで一帯のエリアで、レイキャビクから東へ30~70kmと日帰り観光可能な、一番人気の観光スポット群です。

間欠泉ゲイシール

(Geysers) 間欠泉とは、地下水が地熱で高温状態になり底部が沸騰し、瞬時のうちに蒸気となり、その蒸気圧が水圧に勝って、溝の上部の熱湯が突然噴き上げる現象。

現在ゲイシールは活動停止中で、そばにあるストロックル間欠泉が、3~4分ごとに平均30mの高さまで活発に噴き上げています。

グトルフォスの滝

(Gullfoss) アイスランド語で「黄金の滝」の意味。ラングヨークトル氷河から流れ出る、大河クヴィートアウの河水が幅70m、最大落差は1段目で15m、2段目で30mの階段状の溶岩層を、白い水煙を上げながら流れ落ちます。

見上げる細い滝ではなく、幅の広い・大地の裂け目を上から見下ろすタイプで、かなり雄大なスケール。遊歩道を歩いて、1段目の滝に近い展望スポットまで行けます。

シングヴェトリル国立公園

シングヴェトリル国立公園のギャウ(Thingvellir) 2つの事柄で有名です。

1つは、大英帝国のマグナカルタ制定1215年よりも早い西暦930年に、世界で初めて民主議会アルシングを開き、議会民主政治を確立した地であること。

もう1つは、地球の割れ目ともいわれる壮大なギャウを見られることです。

アイスランドは大西洋中央海嶺の延長上に位置し、その海嶺の頂上部には幅数10kmの地溝帯があります。

その地溝帯で、地球の内部から上がってきたマントル対流が、下で左右に別れて水平に進むためできた割れ目がギャウです。

このギャウは通常は海面下1~2kmにあるため、見ることができないものなのですが、世界で2か所だけ見られるところがあり、その1つがここシングヴェトリル国立公園なのです。

東に広がっているのがユーラシアプレート、西側が北米プレートです。

団体ツアーでは駐車場1にバスを停め (トイレ有)、すぐそばに川を見下ろす展望台(向こう側が東)。左(北)へ行くと、高さのあるギャウの間を歩くことができ、5分で法律の岩へ。

個人で行ったときの現地ツアーのミニバンは、川の向こう側で降りて、別の水路ギャウを見てから、川を渡って、陸ギャウを歩いて、駐車場1へ。

このエリアは意外と広く、またスキューバダイビングもできるようです (水中でギャウを見る)。

南海岸

西は地熱地帯クヴェーラゲルジから、東のヴァトナヨークトル大氷河に至る広大な一帯。氷河、苔に覆われた溶岩平原地帯、温泉、真っ黒な火山砂地帯、そして緑が美しい酪農地帯、というのが南部アイスランドの代表的な風景です。

火口湖ケリズ

(Kerid) Grímsnes地区にある約3千年前の古いクレーター (Selfossの北15km)。火山の噴火により陥没してできた楕円形の窪地に、水がたまったカルデラ湖です。

エイヤフィヤトラヨークトル

(Eyjafjallajökull) 2010年に噴火した火山。この影響で、多くの航空便が欠航して大変でした。バスの道中、近くを通るのみ(1号線沿いに案内板がある)。

セリャランスフォス滝

セリャランスフォス滝(Seljalandsfoss) セリャランスアゥ川から流れ落ちる、幅は細いが落差65mの滝、断崖は太古の時代には海岸線でした。

細い別れ滝がある小路が、滝となって流れ落ちる崖の底部にあり、滝の裏側を歩くことができます

スコガフォス滝

(Skógafoss) 幅約25m・落差62mという、アイスランドを代表する滝のひとつ。山岳地帯フィムヴォルズハゥルスに源を発するスコゥガアゥ川には20もの滝があり、その最下流にあるのがこのスコガフォス滝。

伝説によると、最初に島に上陸したヴァイキングが、滝の裏側に財宝を隠したといわれます。あとになって村の少年が宝箱を見つけますが、取っ手のリングを握った途端に宝箱が消えてしまったと。

ソウルヘイマヨークトル氷河

(Solheimajokull) ミールダルスヨークトル氷河の南西の流出口から突き出した、小さな細長い舌氷河で、長さは約8km、幅は1~2km。氷河は渓谷状になっていて、氷下の空洞部分に入ることができる場所があります

ディルホゥラエイ、レイニスドランガル、ヴィーク

(Dyrhólaey) ディルホゥラエイは、英国のトロール漁船員によって「ブローホール (額の穴)」と名付けられた、巨大な穴を持つ、海に突き出た断崖の岬。

自然保護区となっており、海鳥の繁殖期間が終わる6月25日までは、立ち入りが禁じられています。

すぐ東には、黒砂のビーチが広がっており、レイニスドランガル (Reynisdrangar)は、海から突き出た玄武岩の岩柱群 (奇岩) の名所。

(Vík) ヴィークはさらに東の、最南に位置するアイスランドの中央南部沿岸部では唯一の村。農業のほか、港を持たないにもかかわらず、小さな外輪船を利用した漁業が盛ん。

南海岸2 (さらに東へ、冬は閉鎖)

スヴァルティフォス滝

(Svartifoss) スカフタフェットル国立公園にある、玄武岩石柱が並ぶ崖から落ちる滝で、徒歩にて往復1時間半。

ヨークルサルロン氷河湖

(Jökulsárlón) アイスランド国土の8%を占める、欧州最大ヴァトナヨークトル氷河の最南部にある、氷舌の一部が後退してできた湖 (1934-5年頃)。氷河の融解により年々大きくなり、現在は20k㎡くらい。

湖面には巨大な氷が浮かんでおり (ページトップの写真)、水陸両用車に乗ってクルーズしながら、間近にこれらの氷を見ます。そして最後に、1000年前の氷を砕いたものを味見させてくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人かツアーか、また行く時期によっても異なりますが、主要なアイスランド観光はだいたい以上のような感じになるかと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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