サーリセルカの楽しみ方、オーロラツアー体験記

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】です。

この記事は、ツアーで行ったサーリセルカ (フィンランド極北の村) での体験記です。冬はオーロラ目的で行かれると思いますが、他にはどんな楽しみ方があるのか?ホテル・食事なども併せてお話しします。

ツアー選びの参考に、旅行出発前の予習に是非お読みいただければと思います。

冬の楽しみ方は

恐らく冬にこの地に赴く一番の目的は⇒ オーロラかと思います。ですがオーロラは自然現象ですので、行けば必ず見られるわけではありません。ですがサーリセルカに行けば⇒

アイコンフォント-チェック大自然の中のアクティビティー

アイコンフォント-チェックトナカイと触れ合う

アイコンフォント-チェック先住民族サーミの文化を知る

などが楽しめます。それだけでも一生に一度は訪れる価値ありだと思います。

サーリセルカ村

ヘルシンキから北へ1000km少々。アクセスはフィンエアー国内線にて、村の北27kmにあるイヴァロ空港へ。

ラップランドの北部に位置するフィンランド最北のリゾート地。冬の楽しみ方は、オーロラ鑑賞やウィンター・アクティビティー。

北極圏に入っているので夏は白夜、冬は太陽の出ぬ日が40日間もあるそうです。私が訪れた10月末では、正午でも太陽がかなり低い位置にあり、オレンジ色に染まった雪景色なんとも幻想的でした。

とにかく自然!雪を被った木々の景色が果てしなく続きます。

以下に村の地図を載せておきます↓↓↓ 黄色い道で囲まれたエリアが村で、距離は29→25で1km・徒歩約12分。

サーリセルカ村の地図
  • 22-29 ホテル・サンタズ
  • 25 スーパー
  • 右上 オーロラ鑑賞スポット
  • 右下 国立公園入口

サンタズ ホテル トゥントゥリ

今回ツアーで泊まったホテルです (TOP画像、ギエラス棟を玄関と反対側の通りから撮影)。

南北に長い敷地内に、いくつもの棟が分かれている造り。コロナ前までは中央付近の建物が本館だったようですが、現在は北西端のギエラズ棟が本館代わり(フロント・レストランがある)になっています。

ギエラス棟のお部屋はスーペリアで、広めで・ソファー・ベランダ・バスタブ付き、各部屋に専用サウナが完備されています。レストランへは雪の中外を歩かずに済むのも〇。

基本プランは南西に離れたAhma棟、サウナは共同で時間による男女別 (規模縮小の現在、他棟に回されることもあり)。

レストランはギエラス棟内、ロビーの奥にあるKaltioにて朝食 (夕食も)。

ウルホ・ケッコネン国立公園

概要

サーリセルカの南東に広がる、フィンランドで2番目に大きな国立公園、面積2550k㎡=ルクセンブルクと同じ大きさだそう。1983年創立、第8代大統領の名を冠している。

ツアーでのハイキング

現地アクティビティ会社「Lapland Safaris」にてガイドとミート (ホテル「サンタズ・トゥントゥリ」道向かい)。

公園への入口はホテルのすぐ南で、私のツアーでは2kmを2時間で1周してくるコースでした (上記地図の紫ライン)。

まずは川沿いを進みましたが、なんとここの川では金が採れるそうです。また水はキレイで飲めるとのこと。

10月末では一面雪に覆われていて、コースを熟知したガイドなしでは道に迷ってしまうレベルでしたが、逆に自然度高くて〇。ガイドが前・真ん中・後ろにいるので安心(10名につき1人必要)。

雪の中のハイキングといっても、途中で止まって、見える木々や鳥、岩に生えてるベリー類などいろいろ説明してくれるので、非常に興味深くて楽しいのです。

後半には休憩で、暖かいベリージュースを振る舞ってくれましたが、そのカップがサーミの伝統品で独特な形状をしており私のお気に入り、お土産に買って帰るのも〇。

ウルホ・ケッコネン国立公園、雪の中をハイキングタイワン・シジュウカラ

ガイドから紹介のあった動植物

  • ・・・松、白樺 (birch)、トウヒ (spruces)

  • 珍しい鳥・・・Yellow tit (黄色、タイワン・シジュウカラ)、Lappish tit (グレー)

  • 雷鳥 (話のみ)・・・Forest grouse (大)、Willow grouse (小、冬に白くなるので雪の中見つけるのは困難)

  • ウサギ (足跡)・・・Forest rabbit (小さいので足跡は1本の線状に)、Hare (野兎で大きい、足跡は前1+後ろ2)

  • ジュニパー・・・蒸留酒のジンに使う香草、元々は薬草で採取には許可必要

あと変わったことは、木は枯れたあとでも立ったままであったり、少ない日の光を求めて枝が南に向かって伸びていること。

また、白樺の木に藻みたいなものがくっついて(ぶら下がって)いて、空気がすごくキレイでないとこの状態は起こらないらしく、冬の終わりエサがないときにトナカイがこの藻を食べるのだそうです。

トナカイ牧場+イナリ

全員ではなく、オプショナルツアーにて

Saariselkä Reindeer Farm

トナカイに餌やりサーリセルカからバスで南へ10分、家族経営の牧場。オーナー夫人のサトゥさんが案内してくれました。

まず、トナカイの耳に切り刻んだ形で所有者がわかる、という話があったあと、

①2頭のトナカイに餌やり。餌はlichen (トナカイ苔) で、フィンランド中部地方で採れるそうです。

②トナカイ牧畜で用いられる、投げ縄 (lasso) を体験。

③建物に入ってお茶を飲みながら、トナカイ&サーミの話を聞く、という内容でした。

トナカイについての話

トナカイはシカの仲間ですが、違いは雄雌ともに角 (antler) を持っている点です。角は1年に1回生え変わりますが、雄雌でその時期が異なります。

雄の角は春に生えて、秋の繁殖期に戦いに使われ (一夫多妻)、冬に抜け落ちる (深い雪を搔き分けるのに邪魔)。雌では子供を守る用に冬に生えて、春から夏にかけて抜け落ちるそうです。

雄の角は大きく(すごく重い)、雌のは小さい。また枝角が成長している間、ベルベットと呼ばれる血管の多い皮膚で覆われ、骨に酸素と栄養素を供給する (剥がれ落ちた直後に血が見えるのはそのため)。

トナカイも選別され、優秀ならソリ引きに回されるとか、トナカイは犬とは違って自力でも生きていけるという自信があるらしく、犬みたく主人に従順ではないなどの話をしてくれ、興味深かったです。

サーミ民族の衣装

トナカイの毛皮で作った靴は、中に干し草入れて履くとWで暖かく、底は前と後ろから繋ぎ合わせて滑り止め効果。

伝統衣装はそれぞれの色が空・森などを表し、女性用の円盤型ペンダントは太陽の子・娘を意味する、男性の帽子は東西南北4方向に向いている、などのお話が聞けました。

イナリの街観光

サーリセルカの北約70km、人口わずか600人余り、ラップランド・サーミの文化の中心地。

いつもならSiida博物館入場がメインの観光ですが、今回休館だったため代わりにトナカイ牧場へ。

他には、サーミ議会が入っている施設サヨスへ立ち寄り、フィンランドで3番目に大きなイナリ湖畔で写真ストップ、土産店など。

ラップランド料理&レストラン

料理メニュー

  • トナカイ肉のソテー・・・マッシュポテトに乗って、コケモモと一緒に
  • マス・・・イナリ湖で獲れたもの
  • モトコクチマス・・・Vendace、小さな魚、揚げて
  • ホワイトフィッシュ・・・シーカと呼ばれるサケ科の淡水魚?
  • ライチョウ・・・ジビエ料理、レバー風クセあり?
  • サーモンスープ・・・昔ヘルシンキの港屋台で食べたものが美味しかった

上記のトナカイ皿は刻み肉。少し高くなりますがステーキ肉もあります。肉のクセは多少あるかもしれません。

ちなみにツアー食では、サーモンの燻し焼が2回、牛肩バラ肉のロースト(brisket) が出ました。

次に、今回自由夕食で訪れたレストランをご紹介します⇒

テーレンペサ

トナカイのソテー料理写真のトナカイ料理は、フィンランドが初めてでしたらまずは一度は食べてみたい一皿。

といいながら私は何度も食べているので別のものと思いましたが、お客様に勧めている以上、味見も兼ねてこの皿に。

やはりちょっとクセがありましたが (この店のはコンビーフっぽい感じ)、コケモモ (lingonberry)と一緒に食べるとうまく調和されて美味しかったです。

味付けは上品、他にチーズ&マッシュルームのリゾット、アンズタケのクリームスープなども美味しそうでした。

店内の雰囲気もよいし、サービスもふつうによい(フィンランドは大体どこも)、値段も標準的(27.5ユーロ=4500円は、私には高いですが)。

今回はこの店以外に、スーパーの南「Pirkon Pirtti」、サンタズホテル内「Kaltio」で食べました。他に選択肢はあまりないですが、近くの「Petronella」もよいと思います(少し高級)。

オーロラ鑑賞

見える条件は

アイコンフォント-チェック雲がなく × kp値が高い

kp値 (kp-index)とは、地磁気活動のレベル(Geomagnetic Activity)=オーロラの強さを表すもので、範囲は0~9。

まずは雲がないことが大事ですが、同時にkpの値が高くないと現れないのです。

私は「雲に覆われ度10%以下 × kp3」の条件で見ることができましたが、肉眼では「白色」でした。

うっすら白い線が1~2箇所、明らかに雲とは違うとわかるし、高性能のスマホカメラで撮ると緑に写ります。

オーロラは自然現象なので、行けば必ず見られるものではありません。お客様からはよく、パンフレット写真のような「緑のカーテン」を見られると思って来たのに...と言われるのですが、なかなか難しいです。

3回チャンスがあって、1回でも見られれば(白でも)まだラッキーな方だと思って下さい(ゼロのこともあるので)。

そういう私も、まだ「緑のカーテン」は見たことがないので、いつかは絶対!と夢見ています。

どこへ見に行くか

サーリセルカは小さな村で街灯りが少ないので、近くの暗い場所に歩いて行くだけです。

「サンタズ・トゥントゥリ」にお泊りでしたら、通りに出て右へ進み、つきあたりを右、橋をくぐった先が暗くてよかったです (地図では北東)。

というより雪が多いので、安全に行ける範囲が限られます。橋を渡って北北東へ丘を上って行くのは無理。

夜の寒さはマイナス10℃前後、外で1時間くらい立ったままの鑑賞ですので、着込んでいってもそれなりに寒いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。このサーリセルカという村は、他と比べて非常に素朴。自然以外に何もないと思われるかもしれませんが、それがよいのです。行かれた方だけがわかります。

もちろん滞在中にオーロラが見られるのが理想ですが...幸運を祈ります!このラップランドという北極圏を体験してきてください!

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