中欧ツアーでブダペスト観光とフリータイム、温泉入り方、ハンガリー料理

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】です。

この記事では、中欧周遊ツアーの一環で訪れる、ブダペストについてお話しします。

両替の必要性、簡単な歴史、よくあるツアーでの観光流れとオプションor自由行動、温泉、ハンガリー料理といった、ざっと一通りのツアー用予習ができる内容になっています。

現地でどう楽しむか作戦を立てたり、ツアーコース選びの参考にしていただければと思います。

ハンガリーについて

現地通貨フォリント

ツアー食でのドリンク代は、ユーロ払いでOK。

ですので自由行動で地下鉄に乗るとか、温泉や美術館を現金で払う等がなければ、基本両替は不要です。

スーパーは、紙幣ならユーロを受け取ってくれる店もありますが、お釣りはフォリントなので、カード払いが便利でしょう。

両替場所は、ガイドさんは中央市場がよいと言いましたが、手数料を取られるので、私はヴァーツィ通りの両替店を何軒か見比べてしたことがあります。

歴史

ハンガリーの元祖は、アジアからやってきた騎馬遊牧民族であるマジャール人。

今では混血が進んでしまって外観では見分けつきませんが、言葉は周りのスラブ語系やゲルマン系とは全く異なるものです。

語順が日本語と同じなので、現地人の日本語ガイドは日本語が上手と言われます。

歴史的には、15世紀後半のマーチャーシュ王まではよかったのですが、そのあとトルコに破れ、さらにはハプスブルク家の支配下となってしまったりで、意外に観光名所の建築物が残っていないと言われます。

それでもドナウ川沿いの王宮の丘や国会議事堂、ライトアップされた「くさり橋」などはとても美しいです。

ブダペスト観光

ツアーでよくあるパターン

午前半日観光で回るのは⇒ ブダ王宮の丘 (対岸の国会議事堂はこの丘から見る。漁夫の砦は冬期は無料で上がれます)。

マーチャーシュ教会は入場有料ですが、その場で入れるチャンスがあったら是非おすすめです (ガイドさんが中の案内もしてくれるときあり)。

くさり橋は、バス下車できないので、車窓もしくは午後の自由行動のときに各自で。またドナウ川クルーズのときに、ライトアップされた橋の下をくぐるのがよいです。

あとはコースにより⇒ 英雄広場の車窓、ゲッレールトの丘聖イシュトバーン大聖堂など

昼食後は自由行動、またはオプショナル・ツアーというのが多いでしょうか。

再集合場所はたいてい、くさり橋近くのホテル「インターコンチネンタル」前です (奥にトイレがあり、ロビーで休んでいても大丈夫、冬は寒いので)→ そろってバスで夕食へ

オプショナルツアー

ツアーでよくある「エステルゴム&センテンドレ」はおすすめか?

私的には、ブダペストはあまり見所が多くないので、まあ参加してもよいかなくらいのおすすめ度です。

エステルゴムは、聖イシュトバーンがキリストの洗礼を受けて、初代国王の戴冠式を行ったというハンガリーの聖地。

丘の上に大聖堂が建ち、ドナウ川が南へカーブしていく風景も見られます。

センテンドレはセルビア人の街で、民芸品店が並ぶ通りを散策しながら、お買い物といった感じでしょうか。

ブダペスト自由行動

街の散策

まずは歩行者天国のヴァーツィ通りを南下して、中央市場へ行ってみるなどよさそうです (日曜は休み)。

あとは、くさり橋を渡ったり、温泉に入ったり、「カフェ・ニューヨーク」で優雅にお茶をしたり。西駅の横には、豪華外観のマクドナルドなど。

ハンガリー国立歌劇場

内部見学ツアーに参加・・・月・水・土は日本語ガイドによる見学ツアーが、15:00と16:00にありました (所要約50分)。外観も立派ですが、内部も予想通り華麗で素晴らしいです。

通常の鑑賞では立ち入ることの出来ない貴賓客用の特別席や控えの間などを案内されたり、歴史上の有名人物 (エリザベートなど) がどこに座って観劇したなどの説明もあり興味深い。

チケットは11.5ユーロ (撮影+2) ですが、私が参加したときはガイドさんが前売り券を売ってくれて、写真込みで11ユーロ (2016年時点で。最新情報は必ずご自身でご確認下さい)。

地下鉄1号線

アンドラーシ通りの下を、英雄広場に向かって走る路線。ブダペストの地下鉄は、欧州でロンドンに次いで古いとのことですが、この1号線はちょっと特別かもしれません。

車体の造りがかわいくて、まるで「おもちゃ」のようなのです。スピードも出さないし、ラジコンのようにすぐ止まる。移動手段というより、一種の観光用乗り物といった感じですね。

また線路も、地下でトンネルを掘っていくのではなく、上から掘った原始的な工法なのだそうです。確かに駅入口に入ってからが浅いですね。

ドナウ川夜景クルーズ

ツアーでコースに含まれていない場合は、オプションに参加で (多少高めかもしれませんが貸切船だし、乗り場までの往復送迎もあって安心)。

自力でいけるなら⇒ LEGENDA社の船が、ホテル「マリオット」前から出ています (所要1時間、音声案内・1ドリンク付、時間は要確認、よい時期だと早く売切れ)。

お買い物

ふつうのパプリカやフォアグラ缶詰なら、スーパーで買うのが安いでしょう (自由行動あれば)。

ですが、ちゃんとした刺繍製品やトカイワインなどは、ツアーで案内してくれるお店が安心かもしれません (パーリンカという果実酒のボンボンチョコも美味)。

ブダペストの温泉

温泉プールありのホテルも

もし宿泊ホテルが「アクインクム」や「ダヌビウス・ヘリア」だったら、ホテル内施設に温泉プールがあります。入られるなら水着持参で (キャップも必要)。

Rudas (ルダシュ)

フリータイムを使っての体験例です。42℃のお湯はよかった・・・

昔セーチェニ (屋外プール) には行ったことがあるので、室内トルコ風呂っぽいルダシュにトライしてみました。

場所はエリザベート橋の、ブダ側たもと。

私はサーマルバスのみの利用 (Ft3500、週末料金)、展望ジャグジーにも行きたかったですが今回は断念 (ジャグジーはウェルネス内にある)。

でもサーマルバス+ウェルネス+プールのセットだとFt5700と、ゲッレールト温泉より高くなってしまいます。

支払いはフォリント現金 or カードで→ リストバンドを渡されます。壁にある機械にタッチすると番号が表示されるので、そのキャビンに行って着替え→

ドアを閉める時は、リストバンドタッチ&近くにいる係が鍵を閉めるというW方式。

トルコ風呂は中央に大きな湯船、その四隅に小さなものがありました。ぬるいものや冷水が多いので、結局42℃の浴槽 (四隅のうちの1つで狭い) にずっと居ました。

サウナなどもありますが、基本のサーマルバスだけだと「これだけ?」という感じ。そう考えるとFt3500 (約1400円) は、日本の温泉から比べるとちょっと高い気もしますね。

まあでも「42℃」はいい湯だったし、このトルコ風の雰囲気をちょっとでも味わえたので満足、行った甲斐はありましたかね。

ちなみに週末は、男女共用なので水着着用 (水着+タオル+サンダルは持参)、年配の方から若いカップル~とかなり混んでいました。

ハンガリー料理・飲み物

料理

パプリカを使った料理が特徴⇒

グヤーシュとパプリカチキンは、ツアーで必ず出てきます。

グヤーシュには、「スープ」と「肉煮込み皿」がありますが、私はスープの方が好き。クリアな方が高級らしいですが、濁っているものでも私は美味しいと思います。

肉煮込みの方は、近隣国でもメニューにあるほどの有名料理です (呼び名もグラーシュとか)。

自由食があったら、パプリカスープの魚版である「ハラースレー」を試してみて下さい (具は淡水魚で、鍋のような出汁が、日本人には合うと思います)。他にはマンガリッツァ豚や、フォアグラなど。

デザートはパラチンタ (クレープ)、スナックではラーンゴシュという円盤状の揚げパンが有名 (中央市場2階などで)。

飲み物

  • トカイ・アスー・・・世界3大貴腐ワインの1つで、数字が大きいほど蜜度数が上、食後に

  • エグリ・ビカヴェール・・・赤ワイン、「雄牛の血」の意、是非グヤーシュと一緒に

  • パーリンカ・・・洋なし・杏子などの果物の蒸留酒、このお酒がチョコレートの中に入ったボンボンは土産に〇

  • ウニクム・・・日本でいう養命酒みたいな感じ、独特の黒いボトル

  • ガスなしミネラルウォータ・・・ハンガリーではキャップ色がピンクなのが特徴

ブダペストでの自由食

Gerbeaud

インターコンチ近くの中央広場に面した、歴史ある有名老舗で、ビストロとカフェがあります。

雰囲気はエレガントでとてもよく、高めかもしれませんが、上質で外れはなさそうです (お客様をご案内するには〇)。

Pipa étterem

個人昼食で。場所は中央市場を正面に見て、左脇に入ってすぐ。味は「家庭的で・地元民の食堂風」といった感じでした。インテリアは伝統民俗風ですが地味。

グヤーシュスープから始めましたが、ひと口飲んだ瞬間から美味!自家製な感じなのですが、しっかりとした味付け。

メインには、ポークのグリルを注文 (マンガリッツァ豚ではない)。とろけたチーズがのって、油で炒めたライスにグリルした野菜+ポテトが添えてあり、ボリュームたっぷり。

なんか男性が1人でガッツリ食べるような内容で、観光客向けっぽくない感じと思いきや、フォアグラなどちょっとした高級メニューもあり。ユーロ表記もあったので、外国人観光客も対象でしょうか。

以上2点+赤ワイングラスで=10ユーロと (チップ別)、値段は良心的でした (ヴァーツィ通りのレストランより安い)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ツアーはだいたいどれも同じ感じだと思うので、定番観光+自分が行きたいスポットがあれば入っているコースを選び、あとは自由行動にするか・オプションに参加か?

自由行動なら何をしたいか、温泉には入ってみたいか、自由食があったら何を食べるかと、現地での行動のプランを練っていただければと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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