ウィーン、ザルツブルク、ザルツカンマーグート観光【中欧ツアー他】+オーストリア歴史・スイーツ

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】です。

この記事は、主にツアーで訪れるオーストリアについてです。

ツアーでの観光の動き、自由時間があったら何をしたいか、またザッハートルテなどの飲食、ちょっとした歴史など。

中欧周遊ツアーだとウィーンだけの立ち寄りかもしれませんが、その他コース用に、ザルツブルクやザルツカンマーグートについても触れています。

ツアーの予習に必要な、最低限の重要点をざっとまとめていますので、現地での行動計画や、ツアーコース選びの参考にお読みいただければと思います。

ウィーン観光

ツアーで回るのは

午前に半日観光、午後は自由行動 (オプション)という日程が多いでしょうか。予約時間にもよりますが、多くの場合、朝一番でシェーンブルン宮殿へ (入場)→

街中心に向かい、リンク通り沿いの車窓観光 (ホーフブルク王宮、国会議事堂、ウィーン市庁舎など)→

国立歌劇場でバスを下車し、ケルントナー通りを歩いて、聖シュテファン寺院など

自由行動で行きたいところ一例

  • ペーター教会 (ウィーンで2番目に古く、中は素晴らしい)

  • ベルベデーレ宮殿 (上宮からの景色は素晴らしい&美術館にはクリムトの『接吻』)

  • 美術史美術館 (ブリューゲル他、ガイド説明がほしいところ)

  • ハプルブルク家ゆかりの教会巡り (王宮、カプツィーナ教会 [墓所]、アウグスティーナ教会 [結婚式])

  • 世紀末美術 (オットー・ワーグナー作の建築物など)~

トラム

リンク沿いのトラムは・・・1番が西側を走ります。オペラから時計回りで→ フンデルトバッサーハウスまで行けます (最寄りはhetzgasse)。

2番はリンク東寄りを走ります。

またベルベデーレ上宮までは、オペラから D 番で行けます。

チケットは、予めタバコ屋などで購入しておき (車内で買うと割高)、乗ったら打刻。

ツアーでもたまに、トラム乗車体験というのがありますが、2駅分とかしか乗らないので、添乗員が全員分のチケットを打刻し終わる前に下車という感じですね。

ツアーバスの乗降場所

リンク内南東寄りのツアー食レストランに行くときは・・・市民公園の南の通りで。この公園内によくパンフレット写真に載っている「ヨハン・シュトラウスの像」があります。自由行動のとき行ってみて下さい。

ツアー観光でのバス乗降は・・・オペラの向かい (近くの「ワルツ」という免税店で集合が多い→カールス教会が見える)

ツアーでのオーケストラ鑑賞

ツアーでは、観光用の小規模コンサートに行くコースも多いです(会場はいろいろ)。たいていモーツァルト&ヨハン・シュトラウスで、「美しき青きドナウ」や「ラデツキー行進曲」は必ず演奏されます。

オペラに関しては、一度行ったことがありますが、ツアーだと上階のステージが全然見えない席でした。オペラ座の雰囲気だけは味わえたという感じでしょうか。

やはり本格的なものは、個人で予約をしていって見ないとダメですかね (値段も全然違う)。

ウィーン飲食あれこれ

ザッハートルテ食べ比べ

まずは、ザッハー vs デメルからでしょうか・・・ザッハーは、ホテル「ザッハー」は高級な雰囲気 (冬ならコート預けるだけでチップ1ユーロ必要) なので、気軽に食べるなら右角のショップがよいでしょう。

デメルは、本家争いにこそ負けましたが王室御用達で、同じく店内で食べることができます。

私もあれこれ食べ比べましたが、このケーキの特徴であるスポンジや杏子ジャムの感じが、個人的にそんな好みではないかも。

一度2つを食べ比べてみたら、次は他のゲルストナー「ゲルストナー・トルテ」や、ハイナーの「ハウストルテ」などを試してみるのも面白いです。

老舗カフェ巡り

一度、シュテファン寺院近くの老舗カフェ「ハヴェルカ」に入ったことがあります。薄暗い感じの室内に、各種新聞がおいてあり、文豪カフェみたいな感じでした。

ワインケラー

例えば、オペラ座の左後方にある「アウグスティナーケラー」に入ったことがありますが、薄明かりの落ち着いた雰囲気の空間で、ワイン片手にちょっとゆっくりするのに最適ですね。

カフェはどこも混み合っているので、休憩するならワインケラーの方がゆっくり出来ます。

その日のメニュー板にあった3種のうち、一番上のドライの白ワインを飲みましたが、美味しかったです(3.7ユーロ)。

ホイリゲ

その年にできた新酒の自家製ワインを提供する居酒屋で、店前に松の枝が吊るしてあるのが目印です。庭でアコーディオン演奏を聴いたりしながら、簡単な食事と共にそのワインを楽しめます。

店が多く点在する北郊外のグリンツィグへは、ショッテントーア (ウィーン大学近く) の地下乗り場より、トラム38番に乗って終点まで(約30分)。ただ11/11解禁なのに、12月はほとんど店が閉まっていました。

そこから先、38Aのバスでベートーベンゆかりの地&ハイリゲンシュタット駅へ行け、U4 (またはトラムD番) でウィーンまで帰ることができます。

ウィーン歴史

世紀末美術

19世紀末から20世紀初めにかけて現れた、斬新な作風を持つ造型芸術のことで、建築家のオットー・ワーグナーやオルブリッヒ、画家のクリムトやエゴン・シーレなどがいます。

例えばオットー・ワーグナーは、リングシュトラーセ時代の建築が「ただ威厳をつけるという目的のためにだけ、構造上は不要な、そして重厚な装飾部分を付加するのは間違いだ」、

「機能的に最もすぐれていて、ムダがなく合理的な形態は、それ自体として必ず美しい」と主張。

郵便貯金局の内観代表的な作品では、まずオペラ座から南のカールス教会広場にある「カールスプラッツ駅舎」が、バス車窓で見えます。

私は他に、リンク内の北東にある郵便貯金局に行ってみました。この建物は、ワーグナー設計のユーゲントシュティール建築 (アールヌーヴォー) と言われていますが、

先の主張のごとく、すごくシンプルで実用的なのに美しいとわかります (公共の建物なので自由に入れます)。

オーストリア歴史

オーストリアというと音楽の都のイメージかもしれませんが、歴史も知ると意外と面白いです。

ハプスブルク家以前

歴史というと、まず思い浮かぶのはハプスブルク家でしょうか。

確かにそうなのですが、それ以前にオーストリアという国がどうやってできたのか?またハプスブルク家はどんな歴史を辿ったのか?と探っていくと、また面白いです。

オーストリアというのは、バーベンベルク家の時代、東から攻めてくるマジャール人に対する防波堤として、東方辺境伯の地 (オストマルク) であったというところからできました (996年に建国)。

ハプスブルク家

その後、神聖ローマ帝国諸侯の圧力を避けたいと、バーベンベルク家断絶後に空白になったオーストリアに目をつけて入ってきた皇帝ルドルフから、ハプスブルク家の歴史が始まります。

諸侯たちからはノーマークと思われていた皇帝ルドルフは実は有能で、そこから次から次へと婚姻関係を結び、領土を増やしていきます。

そしてスペインまでがハプスブルク家に入り、挟まれたフランスは面白くなく、30年戦争を画策 (実は宗教戦争が原因ではなかったようです。フランスはカトリックの国なのに、プロテスタント側にいますし)。

神聖ローマ帝国=ハプスブルグ家=カトリック、全盛期での領土はドイツ、オーストリア、フランドル(ベルギー)、南米(コロンブス新大陸発見)で⇒「太陽の沈まぬ帝国」と呼ばれた。

さらに後半、マリアテレジアの頃には、プロイセンのドイツが独立して帝国を作ろうとして、オーストリア排除のために攻めてくるので、旧敵であるフランスと手を結ぼうと考え、

それで、16人のうちの末っ子マリー・アントワネットを、ルイ16世に嫁がせたと~直接観光には関係ないかもしれませんが、話がいろいろつながってくると面白いです。

教会の格は

昔はウィーンより、ザルツブルクの方が教会的にみれば格上でした。ウィーンには1469年までは司教座がおかれていなく、ザルツブルク大司教区の傘下だった

=シュテファン寺院も大聖堂ではなく、単なる教会だったことを意味する、という歴史もあります。

ザルツブルク

ツアーでザルツブルクへ行くのは、オーストリアだけを回るのコースの他、オーストリア+ドイツ、またミュンヘンからバスでスロベニアに向かう途中に観光するというものもあります。

ツアーでの観光

メンヒスベルクの展望台からの景色Paris-Lodron通りのバス乗降場所から、ずっと徒歩にて観光。

少し行くとすぐミラベル宮殿 (庭の見学、サウンドオブミュージック舞台の1つ)→

ドップラーの生家 (物理)&カラヤンの生家 (指揮者)→ 橋を渡り、ゲトライゼ・ガッセ

モーツァルトの生家→ 祝祭劇場、大学広場 (有料トイレ)、レジデンス広場、大聖堂あたりで終了し、フリータイムでしょうか。クリスマスの時期は屋台が出てよい雰囲気になります。

メンヒスベルクの展望台

MönchsbergAufzug、ゲトライゼガッセ西端のさらに北西辺り、エレベータで上にあがると街を一望できる展望台 (横には現代美術館)。

この観光がツアーに入っていて、初めて存在を知りました。前にホーエンザルツブルク城には上ったことがありますが、メンヒスベルクの方が、城を入れた景色を見られる分ベターかと思いました。

カフェ・食事

Konditorei Furst

レジデンス広場近く、ツアー中に皆でモーツァルト・クーゲルン (丸いチョコレート菓子) を購入するのに立ち寄り。

この店のモーツァルト・クーゲルンは元祖だということで有名 (手作りはここだけ)、せっかくザルツブルクに行くのなら、買われるとよいです (味はふつうかもですが)。

バラ買いの方が安いですが (1個1.20ユーロ)、人にあげる土産用には袋入りがベターでしょうか。カフェ店の方は混んでいるので (トイレが利用できますが)、

購入だけなら、もう1つの店舗の方が空いていてよいかもしれません (広場を西に行った、建物下をくぐる道)。

Schatz Konditorei

Schatzのチョコケーキツアー中の自由時間に、ちょっとお茶をするのに入店。

近くにはガイド本でも紹介されている有名なカフェが2軒あるのですが (フュルストとトマッセリ)、現地ガイドさんの勧めでこのお店に行ってみました (かなり混んでいて、店内も狭め)。

四角いチョコレートのケーキを食べましたが、とても美味しく納得です。スポンジが少なく、ザッハートルテよりも密度が濃いタイプでした。

ウィーンではさんざザッハートルテの味比べをしましたが、ケーキ自体はこの店の方が美味しいと思いました。

他にも何種類かあり、どれも個性的で美味しそうでした。場所はモーツァルトの生家の近くなのですが、ちょっと裏に入ったところなので、分かりにくいかもしれません。穴場的でおすすめです。

Cafe Mozart

ゲトライゼガッセ中程、ツアー夕食で。カフェといいながら食事もでき、個人向けに見えますが団体もやっています。

2階奥のテーブルで会場はかなり狭め、食事はまあまあでしたが、サービスは早くてとてもよかったです。

あと以前に個人食で、名物ザルツブルガーノッケルを食べたこともあります。気軽に入れる感じでよいですね。

Balkan-Grill WALTER

ゲトライゼガッセ西寄りにある、ホットドックの立ち食いスタンド、ツアーのフリータイム中に軽食で。

「話のタネに」と期待せずに行ってみたら、思ったよりもしっかり美味しかったです。

ニコリともしないおばちゃんが黙々と作っており、ファストフードの割に時間もかかるので並びますが (1つ1つ丁寧に作っている)、その分出来たてアツアツが食べられます。

味の決め手は、店オリジナルのスパイスでしょうか、カレー風味なのですがかなりスパイシーです。ソーセージも2本入なので、1つで十分お腹いっぱいになります。

ビールが欲しくなるので、他で買ってから行かれるとよいかもしれません。職人が作るしっかりしたホットドック、店が得ている高評価にも納得ですかね。

ザルツカンマーグート

概要

ザルツブルクの東に広がる湖水地帯で、アルプスの氷河によって造られた、76もの氷河湖が点在する風光明媚な地域。地名は、塩 (ザルツ) の御料地 (カンマーグート) という意味です。

古くから塩の採掘が盛んな地域でしたが、13世紀にハプスブルク家の塩の御料地となって、上記のような名で呼ばれるようになりました。

塩は古くから重要な生活物資で、ときには貨幣以上の価値を持つほどの高価なものでした。

ザルツカンマーグートから摂れる塩の交易によって、ザルツブルクやミュンヘンにも繁栄をもたらしました (1997年、世界遺産登録)。

ハルシュタット

湖水地方の南方、ダッハシュタイン山塊の山麓に位置する小さな町。ハルシュタット湖の湖畔に家々が並び立つ景観はとても美しく、よく絵葉書にも使われています。

塩坑があり、塩の交易で栄えましたが、その前にケルト文明があったことでも重要。

他の湖が広々とした感じなのに対して、ハルシュタットは箱根の芦ノ湖のように山に囲まれている感じ。また個人で電車で行くと、駅到着に合わせて渡し舟が来て、対岸に渡ります。

ツアーでバスが到着するのは街の南、湖沿いを北へ10分ほど歩くと中心広場へ。

そのあとは自由行動だと思いますが、おすすめは⇒ もっと奥まで行き、「絵葉書の風景」が見られる場所へ行くことです (トップの写真)。

戻りでは、上側の道を行くと、途中に骸骨を納めた納骨堂もあります。斜面に建つ家々の間の、階段道を進む風景もよいです。トイレは下道の途中にあり。

時間がたっぷりあれば、岩塩鉱へ上がるケーブルの入口も近いですが、通常のツアーではちょっとムリでしょうか。

ザンクトヴォルフガング

街の歴史は、976年に聖ヴォルフガングが神のお告げにより、教会を建てたことに始まります。以後、多くの人々がこの巡礼教会を訪れ、巡礼の街として発展しました。

またこの教会近く、湖畔に佇むホテル「白馬亭」は、ラルフ・ベナッキー作曲のオペレッタ『白馬亭にて』の舞台として知られてます。

ツアーでは⇒ 駐車場から坂を下っていき、ホテル「白馬亭」辺りと、その後ろの巡礼教会 (中の中央祭壇は重要文化財の1つ) などへ。街自体は道も狭く小さいですが、湖沿いからの景色がなんとも風光明媚。

オーストリア料理・コーヒー

名物料理

  • フリターテン・ズッペ・・・ ビーフコンソメスープの細切りパンケーキ入り

  • ウィンナー・シュニッツェル・・・レモンを絞るのみ、ツアーでは仔牛ではなく豚肉

  • ターフェル・シュピッツ・・・ウィーン風のボイルしたビーフ (リンゴソースで)

デザート・パン・飲み物

  • アプフェル・シュトゥルーデル・・・アップルパイ (ホイップやソース添えも。他国でもよく出るデザート)

  • カイザーゼンメル・・・「かざぐるま」のような切れ目が入ったパン

  • アルムドゥードゥラー・・・ハーブ入り炭酸飲料 (ジンジャーエール風?)

コーヒーの種類

  • アインシュペンナー・・・日本でいうウィンナーコーヒー、熱いモカの上にホイップクリームが乗る

  • メランジェ・・・モカと泡立ちミルクが半々、最もポピュラー

オーストリアのカフェは、グラスの水も一緒にお盆にのって出てくるのが特徴。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ツアーでオーストリアに行くとこんな感じの観光で、こんなことも知っておくと役立つかもしれないといったお話でした。

まだまだ紹介しきれないものもありますが、特にウィーンはやりたいことも多く、おっとりした雰囲気で治安もよいので、何回行ってもよいところですね。

中欧周遊ツアーでもよいですし、ドイツとの組み合わせでも、一国単独でも、是非何度も行かれて下さい!

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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