旅の準備
キューバという国はちょっと特殊で、他の国に行くのと同じような感覚ではいけない部分もあるので注意が必要です。
キューバ旅行の大前提
アメリカとは国交断絶
アメリカとの国交が正常化していないので、アメリカ経由では入国できない、米ドルからの両替は追加手数料がかかる、米国系カードは使えない、米系保険会社加入では不可、などがあります。
でも反対に、アメリカからものが入ってこないおかげで、キューバにはいまだにクラシックカーが残っているなどの面もあるのです。
社会主義の国
基本は国営ですが、外貨を稼ぐためにレストランやCASAなどでは民営ができているとのことで、私が見るには、民営の方が質・料金・サービスは良いように感じます。
また、現地の人 (特に旧市街に住んでいる人たち) の生活は割と質素な感じに見え、物価は低いはずなのに、外国人が利用するもの (特にホテル) はすごく高いです。
通貨は配給、人民ペソCUP、兌換ペソCUC の3本立てで、現地の人も今では配給だけでは全然生活できず、ガイドでさえ今は人民ペソではなく、兌換ペソを使っていると言っていました。
フライト・ルート
エアカナダ (トロント経由)
一番無難なルートかもしれません。私はこのトロント経由のエアカナダにしました。機内で空白のツーリストカードが配られますが、その用紙は使用せず (カナダ人用とのこと)。
メキシコ経由
アエロメヒコで行くと、メキシコシティ経由では乗継時間がすごく長いので私はパスしましたが、ツアーではこの乗継時間に街観光をして、ハバナに飛ぶというコースもあるようです。
また、カンクンからもクバーナ航空などで行けるので、メキシコと合わせた旅ならよいかもしれませんね。
アメリカ経由は基本不可
米系航空会社のホームページを見ると、人道支援など12の渡航目的に当てはまる場合のみとあり、その方法で大丈夫だったという口コミもあるみたいですが、私は下手な挑戦はせず。
2021年の情報を見ても、大使館で取得できるグリーンのツーリストカードでは、米国経由の入国は不可とあります(米国経由は別のレッドカードと)。
ツーリストカード
ビザよりも簡易的な、入国許可書です。発行から180日以内に、1回のみ30日以内の観光目的の入国ができます。事前に、キューバ共和国大使館領事部にて取得。私は領事部まで行って自力で取得 (その日中に)。
場所⇒ 東京都港区東麻布1丁目28-2、都営大江戸線の赤羽橋から徒歩1分。
時間⇒ 平日9:30~11:30 (キューバ祝日は休)。
申請に必要なものは⇒
- パスポート原本
- パスポートのコピー
- 予約済みの航空券Eチケット
- ホテル予約確認書
- 申請用紙
- 写真5×5cm
- 申請料金2100円の振込票
申請用紙は、事前に公式サイトからダウンロード可能です (サイト上で記入してからプリントアウト)。振込先については、公式サイトで確認して下さい。
領事部まで行くのが困難な場合は、手数料がかかりますが郵送でできるはずです。
★上記は2019年1月での情報です。現在、コロナ(Covid-19)で状況は変わっているはずですので、必ずご自身で最新情報を確認して下さい!
★2021/11/15より、キューバ入国に必要なオンラインフォームというのが始まったようです⇒