高湯温泉の玉子湯&野地温泉に個人泊 (福島県の穴場名湯)

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初めましてMASAと申します。添乗員のブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事は、福島県にある秘湯・高湯温泉(2020年11月)と野地温泉(2023年2月)に個人で訪れた宿泊記です。

各宿の詳しい館内案内や入浴の感想、福島駅周辺の食事、私が予約した方法、についてお話ししたいと思います。

高湯温泉の旅館「玉子湯」

JRとのパック利用で行きました。秘湯なので宿に関しては何も期待せずに訪れたら、思ったより全然よかったです。

またこの宿は団体でも、湯巡り周遊ツアーの一環で日帰り入浴が多いようです。

高湯温泉の概要

福島駅から西へ送迎バスで30分、磐梯吾妻スカイラインを上った山の中腹にある、わざわざ温泉以外に何もないここまで入りに来る温泉ファンも多いという東北の秘湯。

自然湧出の源泉が10ヶ所ほどあり、各旅館では落差により引き湯しそのまま湯船より溢れさせている、掛け流し方式。

温泉街開発にありがちな循環式巨大風呂の施設が存在せず、江戸時代より変わらぬ温泉管理が保たれ続けているといいます。泉質は⇒ 白い濁り湯の硫黄泉

食事

口コミでは、量は多いものの質はイマイチとの意見も見かけましたが、一理あるかもですが、私はふつうによかったと思います (普段海外で食べているツアー食と比べれば)。この料金にしては十分ではないかと。

サービス

まあ普通 (特に問題なし)、若めのスタッフが多かったですが食事会場では一生懸命やっていました。

建物・部屋

建物内は、廊下だけ見ると国民宿舎のようですが (階段が汚く見えるのは硫黄泉の影響?)、でも部屋はキレイなのでOK (人数が多かったので広い部屋にしてくれてよかったです)。

館内温泉の詳細

そしてなんと言ってもこの宿のウリは温泉!

まず内湯は⇒ 玄関フロントのある4階に大浴場&1階に小風呂、洗い場があるのはこれら内湯だけで24時間入浴可。この小風呂が、夜中・早朝だと貸切みたいで意外によかったです。

メインの外湯は、1階からサンダルに履き替えて外へ。すぐ正面の木造茅葺屋根が玉子湯⇒5~6人入るのがやっと。この湯がよいという口コミが多いですが、私的にはお湯がちょっとぬるめでしたかね。雰囲気はとてもよいです。

それよりもこの木造建物は宿のシンボル的存在で、写真を撮るベストスポットとなっています (TOPの画像)。

次の露天風呂へは、再度浴衣を着て外を歩かなくてはいけません=寒い。ですが川沿いの硫黄臭の湯煙は、なんとも風情あってよいです。

左へ下っていくと、囲いのある女性専用露天があり、その先に男女別の露天風呂

お湯が熱めでよいです。源泉かけ流しで、ろ過してない湯の花が浮いているお湯。足元が滑りやすいので注意です。朝夕で男女入替制。

この宿はお湯の質が最高!これに尽きると思います、1泊で5回入ってお肌はつるっつるです。

野地温泉ホテル

JR東日本がやっている「びゅうトラベル」サイトより、JR+宿のダイナミックレールで予約。

こんな秘境地なので建物はふつうなものの、1泊1人1万円ちょっとで、この温泉、食事、無料送迎付きは大満足。

立地とアクセス

上記の高湯温泉よりも南、安達太良山により近く、手前には土湯温泉など、前後にいろいろな温泉名を見かけます。

アクセスは、同じく福島駅西口からホテルの無料送迎バスにて、玉子湯よりも遠く所要50分、山道を上っていき途中からは雪景色でした。

私たちが訪れた日は、全国支援もあってか日曜泊だというのに宿泊客は多く、マイクロと大型合わせて計3台。

マイカー客の一部は、途中の雪がない地点にある駐車場まで行き、そこから宿のバス。また行き帰りのみ添乗員ケアのフリーツアーも来てました。

いずれにせよ助かりますね、この長い距離を無料送迎してくれるのは。

バスの時間は、行きが13:30駅発→14:20宿着で、すぐチェックイン/帰りは宿発が10:30 (チェックアウト10:00)→駅に11:20 (この時間に合わせて、余裕をもって新幹線を取る)。

野地温泉の泉質

乳白色にごり湯 (湯の華が浮いている)で、高湯温泉の玉子湯と同じ硫黄泉ですが、より柔らかいお湯でしょうか。

非常によいお湯で、皮膚疾患に効く温泉とのことです。

6つある温泉

次の3つの湯が、何度も入りたい特色あるお風呂で、3時間ごとに男女が入れ替わります (天狗の湯/千寿・鬼面の湯という分け方で、24時間源泉かけ流し)⇒

趣ある3つのお風呂
  • 天狗の湯・・・内湯から露天風呂へ入浴したまま行ける
  • 千寿の湯・・・3つの浴槽の温度が違う伝統の檜風呂
  • 鬼面の湯・・・露天風呂 (冬は雪見風呂)

一番面白いのは「天狗の湯」ですかね。でも冬だったので、私は「千寿の湯」が一番よかったかな (真ん中がちょうどよい温度で、一番熱い湯には入れませんでした。浴槽は少し狭めです)。

残り3つは男性専用の内風呂、女性専用の内風呂&露天で、いつでも入れる・主に体を洗う用 (天狗の湯にも洗い場はありますが、冬だと寒すぎて×)。

写真撮影は禁止なので、どんなお風呂かはホテルの公式サイトをご参照下さい↓ (また戻ってきて下さい!)

部屋の種類詳細と館内構造

「びゅうトラベル」での部屋選択肢は、本館10畳表側、別館の山側/表側の3プランのみで、私たちは一番安い本館10畳表側・スタンダード食事プランを予約。

公式サイトの説明にあるように、本館の畳は小さめ・かつ窓際の広縁がないため、定員4名ですが3人でもいっぱいな感じでした。窓からの景色は、表側だと開けていて遠くに街が見える程度。

本館の山側にはもっと安価な8畳の部屋がありますが、公式サイトからは取れますが、ツアーにはなかった。

玄関では靴を脱ぎ、右のフロントから奥へ行くと、食事広間がいくつか、その奥にお風呂のエリアという造り。3階建て、目の前にエレベーター(本館→別館の境目にもう1つ)、別館は奥へ。

食事

スタンダードプランでも十分、もう1~2品少なくてもよかったほど、名物いかにんじんが出たり、福島牛のすき焼きが美味しかった。

会場も、今回6名だったので、貸切の部屋にしてくれたのは〇。朝食も和定食で〇。

過ごし方は

山の上だし冬だったので宿籠り、温泉に入るのみ (湯がいくつもあるので何度も入りたい)、温泉だけで十分行く価値はあり、というより皆この温泉のためだけに行くのだと思います。

福島駅近辺の観光・食事

古関裕而記念館

福島駅東口より、行きはメロディーバス&帰りはエールバスで15分ほど。1日券500円を窓口で購入、1時間に1本位で、曜日や時間帯により異なり、小型サイズなので休日は早めに並んでおかないと混みます。

記念館は2階建ての資料館になっていますが、肝心のNHK朝ドラ「エール」を見ていないと、さっぱりわかりません。

ですが、実はよく聞いたことのある応援歌や行進曲は、この人による作曲だったのかというくらい有名な人物です。

寿司「すしところ辰巳」

[一度目] 福島駅東口からすぐ左斜め、昼食で。11:30開店と同時に一気に混みました。

私たちは海鮮丼や握り(1760円込)を注文しましたが、ランチを食べている人が多かったでしょうか (あとから来たランチ客を優先していた)。

同じく「GoTo地域クーポン」が使える駅構内の店と迷いましたがこちらに。それなりにしっかりしたネタで、美味しかったと思います。

[二度目] なので来訪。事前に予約をして貸切の部屋に、このときはランチ(おまかせ握り8貫・990円)を注文、これで十分〇、安くて美味でした。

ホテル福島グリーンパレス内「味処こけし/レストラン楓」

全国支援クーポンが使える、西口から近い、席数が多い(予約不可)とい理由から選択、昼食で。

11:30開店で、地元の人が数人並んではいましたが、数量限定のA or B日替わりランチを食べることができました。

コーヒー・冷茶もついたフルセットが880円とお得で、味もまあよかったです。

予約の仕方

JR+宿泊ダイナミックレール

個人でJR利用なら、このツアー型がおすすめです。詳しいやり方は↓↓↓のページで説明しています!

■JR東日本がやっている「びゅうトラベル」や、JTBで予約するなら⇒

いろんな旅行会社でJR+宿、温泉特集

車なら宿の予約のみですが、JR利用だと新幹線は高いのでセットの方がお得だと思います。ここでは玉子湯を探し方を紹介しますが、ついでに温泉特集も覗いてみましょう。

いくつか旅行会社を挙げておきますが、高湯温泉 (私が泊まったのは玉子湯) は穴場だからか、「JR+宿から検索」や「地図から選ぶ」から始めてしまうと出てこないことが多く、

温泉特集とか、宿名からだと発見できます。キーワードに直接「玉子湯」と入力するのが一番よいです。

あとは例えば、「高湯」で出てこなかったら、近辺の「土湯」で調べてみると、そのなかに玉子湯があったりします。

そして旅館ページに「玉子湯」が見つかったら、玉子湯の宿泊プランから「JRとセット」を選ぶ、というやり方からならセットで取れます (今現在ないものもあり)。

地図から東北→土湯とクリック↓

トップメニューの旅館・ホテルから進むと早い↓

参考までに、上記「びゅうトラベル」やJTBでの温泉特集は⇒

【日本旅行】だと、新大阪、名古屋、東京発の新幹線プランがあるようです (2022年4月)。

あと玉子湯以外の宿の選択肢は、ホテル風なら「花月ハイランド」があります。

航空券+宿

JTBで、福岡空港利用ANAのプランが見つかりました。でも遠くからだとせっかくなので、2泊以上で周遊ツアーをおすすめしたいですね。

宿のみ予約 (車なら)

宿泊プランがいろいろあるので、旅行会社や予約サイトで比較。自分が選びたいプランが最安なのを選ぶか、いつも利用している会社で選ぶか (会員割引やポイント) でしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。東北にはよい温泉がいっぱいありますね!コロナ禍で海外はまだしばらくは行けそうにないので、今のうちに日本のよさを味わっておくのもよいと思います!

近場からだったら気軽に1泊2日で!週末旅行にでも!

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!