福井~越前市 (岡太神社~)
福井市より南~南東の、一乗谷朝倉氏遺跡、越美北線と九頭竜湖、岡太神社・大瀧神社、越前そばの里について⇒
岡太神社・大瀧神社
福井→鯖江→越前市と南下し、武生から東に入っていく。奥の院はそれぞれの社殿ですが、下宮は共通の1つの建物。
岡太神社
歴史が古いのは岡太 (おかもと) 神社の方で、全国で唯一「紙の神様」をお祀りする神社。
昔、岡太川の上流に現れ、村人に紙の漉き方を教えたという伝説の女性=「川上御前」がその神様→ 越前和紙が発展。
大瀧神社
大伴連大瀧による勧請が起源→ 719年に泰澄という僧侶が大徳山を開山し、川上御前を祀る道場を建て(大瀧兒大権現と呼ばれる)→ 神仏分離令で大瀧神社に改称。
下宮の社殿建築
国の重要文化財。この社殿の造りは、他に類を見ない複雑さで素晴らしいです!特に連続した檜皮葺の屋根 (TOP画像)
あと周りの木彫り彫刻も (訪れたときは祭りで戸が開いていて、後ろ側を見学)。
ツアーでの参拝
鳥居前でバスを下車して現地案内人とミート→ 十一面観音菩薩→ 階段を上がって神門を入ると下宮の社殿
各自参拝したら→ 右手に御開帳している神輿殿を見る→ 和紙絵馬に願いを書いて吊るす
広くないので40分ほどの滞在 (下宮のみ)、奥まったところにある静かな場所です。
御朱印はガイドさんが紙で持ってきたものを買う (500円、和紙&横山大観デザイン、1億円かかるという屋根修繕費に充てられるそう=文化財保存に貢献か)。
一乗谷朝倉氏遺跡
福井市街の東南10kmにある、戦国時代に朝倉氏5代が、103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡。町並がほぼ完全な姿で発掘され、国の重要文化財・特別史跡・特別名勝に指定。
朝倉氏とは、兵庫県養父市出身の豪族で、南北朝時代に主人の斯波氏に従って越前に入り、応仁の乱で細川氏の東軍に寝返って斯波氏を追放し、一乗谷に本拠を移しました (最後は織田信長に敗れ、町は焼かれる)。
ツアーでの観光は、このときは朝倉館跡・唐門からスタート→ 道を渡って復元町並を南下 (武家屋敷→町民家)、大きなトイレのある駐車場よりバスと、ガイド付きで60分 (全網羅ではない)。
越前そばの里
越前そば発祥の地・武生にある工場&食事・土産施設で、このときは試食(有料)+お買い物の立ち寄り30分。
モニターを見て説明を聞く→ 短い通路を歩いて工場見学→ 試食→ 買い物タイムで。
この施設は、自社農場で育てた自社製のそば粉を使用し、種まきからそば挽まで自社で一貫して仕上げ。
私もお土産に生そばを買って帰りましたが、コシがあって美味しかったです。
「越前そば」は、たっぷりの大根おろしにそばつゆをかけていただく、おろしそばが一般的だそう。
越美北線と九頭竜湖
九頭竜湖は、福井市から東南東へ約60kmの山の中にある (途中、越前大野城を遠望など)、ロックフィル式ダムの建設によってできた人造湖。
1両編成の越美北線に乗って行くのですが、あいにくツアーで乗車する勝原(かどはら)→九頭竜湖の区間はほとんどトンネル (ぐねぐね道を走るバスからの方が、渓谷の景色が見られる)。
終点の九頭竜湖駅では、御乗印を購入してプレゼント、道の駅でWC利用、大きな恐竜のモニュメントの前で写真?
バスで少し走って、瀬戸大橋のテストケースとして架けられた「夢のかけ橋」で下車。
このツアーは、この九頭竜湖駅を入れたかったから高山に向かうルートにしたのか?それとも、高山を入れたかったからこの湖を入れたのか?