鎌倉、江の島にツアーで行く(鎌倉殿の13人)+横浜

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初めましてMASAと申します。添乗員のブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事は、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地を盛り込んだ、鎌倉&伊豆を巡るツアーに乗ったなかでの、鎌倉・江の島・横浜についてお話しします (伊豆は別記事で)。

ツアーで行くとどんな観光になるか?ツアー選びの参考に、また観光地選び用にお読みいただければと思います。

いくつか私が乗った行程は、①2022年4月下旬↓

行程 宿泊
1 東京/羽田→鎌倉・鶴岡八幡宮→横浜中華街 横浜港
2 →白旗神社→江の島→鈴廣/小田原城→小室山→ 下田温泉
3 →修善寺→蛭ヶ島公園→酪農王国オラッチェ→三島大社→

②2022年12月下旬に↓

行程 宿泊
1 羽田→鎌倉→ 河口湖
2 大石公園、ハーブ庭園、忍野八海→沼津→修善寺、浄蓮の滝、河津七滝→ 下田温泉
3 →伊豆パノラマパーク→箱根(遊覧船、駒ケ岳)→羽田

バスガイドさん付きだと、ドラマ関連の話はつながっていくし、下車地以外の案内も聞けるのでよいですね。

■鎌倉・伊豆のツアーを出している旅行会社は⇒

ツアーでの鎌倉観光

観光箇所と流れ

多くは、鶴岡八幡宮の各自参拝&小町通りの自由散策で、たまに大仏へも、2022年はドラマ館入場 (有料、予約制)。

バスの駐車場は、八幡宮の西側・小町通りの延長上にある「そうびえん」か、正面太鼓橋近くになることが多い。

バスを降りたら、まず大きなWCが西から境内に入ってすぐにあり、ドラマ館に入場したらあとは自由~という形が理想 (予約を早めたりして)。

鎌倉殿の13人 大河ドラマ館

鎌倉、大河ドラマ館入口のポスター八幡宮の敷地内にある美術館で、2022年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の展示。

ドラマ紹介→ジオラマ→大型造作(記念撮影可)→衣装・小道具展示→シアターで特別映像→出演者のサイン展示など。

中は広くなく、あまり興味がない方は20分~映像を見ても30分くらいで (入場料は1000円します)。

鶴岡八幡宮

源頼朝の先祖・源頼義が、京都の石清水八幡宮を勧請したことに始まり、その時、由比ガ浜に祀った八幡神を、源頼朝が今の場所に移して創建という歴史。

本宮(上宮)へは階段を上って(TOP画像)、また有料の宝物殿もあり(小さい)。

また、源頼朝や北条義時のお墓は、境内外の北東へ1kmほど離れた場所にあり。

若宮大路&小町通りで、自由食&土産

正面から延びているのが若宮大路で、4月では両側に咲く白ツツジがきれいでした。南西角から→南の鎌倉駅まで延びる細い通りが小町通り(約1km)。

自由食なら、事前に調べたお目当てがなければ、鎌倉駅近くにも店が多いので、まずは駅まで歩いてみてから、よさそうと思った店に戻るとよいでしょう。

名物は「しらす丼」などでしょうか。私は「コクリコ」のクレープを食べたことがありますが、生絞りレモン&シュガーで、薄くてパリパリ・さっぱりめでよかったです(軽食)。

バスガイドさん曰く3大土産は⇒ ①紅屋のクルミっ子 (日曜など即完売も)、②豊島屋の鳩サブレ、③まめや。

自由行動で足を延ばすなら

大仏に行きたいなら、鎌倉駅まで歩いて(1km)、江ノ電に乗って長谷駅まで(3駅)、徒歩0.5km、観光は20分で十分。

建長寺へ行きたいなら、北西の北鎌倉方面へ徒歩片道15分で。

「朝比奈」という地名の関連話

横浜ベイブリッジ方面から鎌倉へは高速道路で行くと、朝比奈というインターで下りて山道を進みますが、この地名について。

鎌倉時代初期、朝比奈三郎義秀という武将 (父・和田義盛が北条打倒を企てて起こした和田合戦で奮戦) が、一夜にして切り開いたとの伝承が残る朝夷奈切通が近くにあります。

三方を山で囲まれた要害の地だった鎌倉は、外の地域との行き来には、険しい峠を越えなければならなく、その7つあった「鎌倉七口」と呼ばれる出入口の1つがこの切通です。

1241年、3代執権北条泰時が指揮を執り、整備が完成したとのことです。

団体ツアーだと、車窓でもこのような興味深い話が、バスガイドさんの案内で聞けるのがよいですね (旅がより深く楽しいものに!)

藤沢~江の島の観光

白旗神社

藤沢・白旗神社元々は寒川比古命を祀る寒川神社でしたが、奥州平泉で自害した源義経の首が送られたとの知らせを聞いた源頼朝が、白旗が源氏の旗であったことから、白旗明神としてこの神社に祀るように指示。

義経公を神様として祀ることとなり、のちに白旗神社と呼ばれるようになったとのことです。

手前下左には、源義経公鎮霊碑があります。また4月下旬には、紫色の弁慶藤が咲いていました。

場所は藤沢 (横浜からの国道1号線は常に混雑)。狭い敷地、境内にバスを停められ、15分で参拝。

江島神社&岩屋洞窟 (江の島)

社紋と岩屋の歴史 

まずこの岩屋とは、島の右奥裏側にある海食洞窟のことで、弘法大師や日蓮上人も修行したといわれ、江の島信仰発祥の地として崇められてきた場所です。

北条政子や義時の父である北条時政が、子孫繁栄を願うため岩屋に参籠したところ、満願の夜に弁財天が現れ願いを叶えることを約束し、大蛇となり海に消えました。

あとには三枚の鱗が残され、時政はこれを家紋にしたと伝えられています。そして江島神社の社紋は、北条家の家紋「三枚の鱗」の伝説にちなみ考案されたものなのだそうです。

江島神社 

祭神は、辺津宮、中津宮、奥津宮に祀られている三姉妹の女神様。

日本三大弁財天のひとつが安置されていることでも有名で、信仰を集めています。

ツアー観光の流れ詳細① 

バスはロータリーで乗降、駐車場へ回送。参道を奥まで進み、江島神社大鳥居を左へ行くとエスカー (有料エスカレーター)。

エスカーを3つ乗り継ぎ、一番上まで行き (御朱印は1つめエスカー後の辺津宮近くで)、右へ進むと分岐点。

その先が奥津宮で、すぐ隣にある龍宮はパワースポットだそうです。

ツアー観光の流れ詳細② 

その先階段をひたすら下っていくと岩場に出て、海に突き出した橋をいくと岩屋の入口です。

入場したら解散、あとは各自で洞窟内2か所を見学し、帰りは上記の分岐点を左へ、別の裏道経由で元のロータリーへ戻る。

岩屋まで行く際の注意点 

岩屋入口手前の岩場岩屋への急な階段岩屋まで行く場合は、江の島全体の滞在時間は最低90分必要です。奥津宮まで30分、岩屋内見学に20分、帰り道に25分といった時間配分で。

注意すべきは、岩屋から奥津宮までの戻りの階段。ご年配の方向けツアーだというのに、この箇所はかなりきついです (数名の方はパス)。

横浜のホテル&ツアー食

中華街

バスを中華街パーキングに入れ、夕食店へ。時間があったので40分ほど自由散策。

マップを片手に希望者と共に、関帝廟に行ってみました (関聖帝君の像を祀る=三国志の関羽)。

揚州飯店本店

老舗の有名店で、質重視といった感じ。海外ツアーでよく食べる中華とは違いますね。メニューに乗っているコース料理はどれも高そう。

2階団体席での円卓ですが、係による取り分けサービスも入っているコース。

私は別メニューで、4選択肢の中から「あんかけつゆそば」を。しっかりとした海鮮の具と、ほどよいスープの味が美味でしたが、夕食としては一品では物足りなかったか??

横浜ロイヤルパークホテル

横浜ロイヤルパークホテルの部屋内あべのハルカスに次いで日本で2番目に高い高層ビル、ランドマークタワー内の49~68F、日本で一番高い場所にある5つ星ホテル。

昔、69階にある展望フロアには遊びに行ったことがありますが、この建物内にホテルがあるのは知らず、今回初めて。

エレベーターは7基あり、そんなに待ちません。高速なので耳がツーンとなります。

部屋は広めでキレイ、設備もサービスも〇。団体だと海側ビューではないですが、陸側でも夜景はすごいです。

朝食は、最上階70Fにて和洋のバイキング、7:00オープン。5分前に開けてくれたものの、混雑するし、ゆっくりは食べられないのが残念。

まあでも、ツアー利用としてはとてもよかったと思います (Sランク)。

桜木町駅前、港に面したみなとみらい地区と、個人旅行の観光にも好立地でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。団体ツアーで鎌倉を訪れると、こんな感じの観光になることが多いというお話でした。

2022年ちょうど話題のテーマで、関東以外のお客様だけでなく、私のような近場の者も、じっくり歴史の話を聞きながらだと、見慣れた同じものが全然違う見方になったという感じです。

そんな点が、バスガイド付きツアーで旅するよい点ではないでしょうか (行くだけなら個人でも簡単に)。

もうじき海外ツアーも再開しそうですが、外国人も少ないこの間にいろいろ国内に行っておくのもよいと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

■鎌倉殿の13人&伊豆ツアーを出している旅行会社は⇒

探し方は、出発地選択→条件追加でキーワードに「大河ドラマ」などと入力

ちなみに宿泊ツアーだと、伊豆や鎌倉の源氏・北条氏を含めた観光旅行ですが、クラブツーリズム社のように、本格的にナビゲーター同行の歴史歩きというのもあります。

伊豆については↓↓↓をご覧下さい!