月岡&六日町温泉に泊まる新潟ツアー [泉慶&ryugon]

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事では、最近私が行った冬の新潟ツアーがどんな感じだったか、ホテル&観光地説明を交えてお話ししたいと思います。

ツアー概要

東京駅より新幹線グリーン車利用で、越後湯沢まで往復。観光は豪農の館+酒造見学といった感じで、早めの宿入り。

名旅館に泊まり、食事と温泉を楽しむ!少々高めのゆったりツアー。冬旅行にはよさそうな内容でしょうか。

行程 宿泊
1 野の花館→目黒邸、玉川酒造 月岡温泉
2 北方文化博物館→弥彦神社→朝日酒造 六日町
3 遅め出発、宿の車で越後湯沢へ

私が行ったのは2022/1で、長岡の少し北から~越後湯沢は大雪でした (気温-3℃)。

■添乗員同行のツアーで行くなら⇒

出発地選択後、条件追加でキーワードに「月岡温泉」または「六日町温泉」と入力

JR+宿の個人ツアーについては、ページの一番最後に紹介しています。

月岡温泉「白玉の湯 泉慶」

概要

新潟県第1位の名湯、「日本のホテル・旅館100選」新潟県第1位に輝いた、日本で5本の指に入る名旅館。すぐ裏に上級姉妹館の「華鳳」がありますが、休業中。

場所は、新潟市から東へ入った新発田市で、雪はなかったです。

温泉街といった雰囲気はなく、この宿だけが巨大な建物です。普段は団体も多そうですが、私たちが訪れた日はいつもの3分の1だったそうです。

県民割のお得プランもあってか、個人客が多かったですかね (私たちのツアーはもっと高い料金でしたが)。

サービス

ただ大きいというだけでなく、サービスはとてもよく、さすがは屈指の有名旅館だなと思いました。

まずバス到着時に大勢でお出迎え→係が各方面部屋へのご案内、夕食時の誘導、他ちょっとした対応いろいろも。

私のグループを担当してくれた人も、私にすら丁重に対応してくれました。事前に挨拶電話をくれたりまで。

客室的サービスとしては、ルームキーが2本ある (男女バラバラにお風呂から戻れる)。自分のスリッパ用シールなど。

館内・部屋

東館1階がフロント、部屋は3~6階で基本は東館和室。西館の部屋や大浴場へは2階より移動。夕食は東館2階の宴会場のどれか (ランクアップや個人は1階個室)。

朝食ホールへ向かう通路には、屏風絵などの美術作品が展示されていますが、お客様曰く有名なものでお金がかかっていると。

大浴場

2階と1階にあり、男女入替制。バスタオルは置いてあるので、部屋から持っていかなくてOK!

自家源泉のエメラルドグリーン硫黄泉がウリで、お肌はツルツルに (ただし温泉は露天風呂のみで、内湯は沸かし湯)。

食事

夕食は、上質なお肉のすき焼き鍋や、のどぐろ塩焼き他、食べきれない量。朝食はバイキングですが、その場で作っているだし巻き卵や、お餅までありました。

六日町温泉の宿 (南魚沼)

ryugon

ryugon廊下 ryugonラウンジ建物が国の重要文化財であるという古民家ホテル、2019年にリニューアルしデザイナーズ風、経営がHATAGO井仙に。

この宿に泊まるというのが今回ツアーのウリで、部屋数は30と個人向け、食事は雪国ガストロノミーのフルコース。

さすがに私は別宿だったので、公共エリアの雰囲気とお客様からの感想だけご紹介。

当然ながら同ランクでも部屋の造りはバラバラ (申込順などで既に決まっていた)、標準クラシック部屋でも十分高い。

ラウンジ風の場所はいくつかある感じ。食事の時間は夕朝共に時間指定制 (事前に希望出す)。

夕食は2時間かけて、一品ずつ出てきて説明。地元食材の素材を生かしつつ、とことん創作の料理と聞きました。

ただお客様の評価では、部屋が暖まるまで時間かかった、部屋の外は寒い、冬には泊まらない方がよいという意見も。

旬彩の庄 坂戸城

ついでながら、私が飛ばされた宿についてもご紹介しておきます!

業務用に取ってもらったにしては、とてもよかったです。部屋は広めの和室で、本館ではなく東館。夕食も和食膳フルコース。

それもそのはず、料金も個人客と同じでしたから (普段より全然高い)。

温泉は片方に風情ある小露天風呂があり、男女入替 (女性は夕食後のみ露天側)。

この宿のよさは⇒こじんまり旅館風でアットホームなところでしょうか。でも実は歴史ある感じで、直江兼続 (坂戸城主・上杉景勝の家老)の鎧が飾ってあったり。

2009年のNHK大河ドラマ「天地人」で、この直江兼続役を演じた妻夫木聡さんも、この宿に泊まっていたと (その効果で一時期団体ですごく賑わったそう)。

他にも廊下には、有名人が泊まったサインや、女将が琴欧州と一緒に写った写真、宿への寄せ書きがあったりで。

現在はOYOに加盟しているようですが、地元の医師会が会合をしていたり、仕事の常連客もいたりと、元からの固定客は多そうです。

口コミはいろいろですが、私は食事処もフロントも人の感じはよかったと思います。

あと土産ですが、宿オリジナル商品のうこぎ茶入り与六そば (へぎそば) は、もちもちして独特の味で美味しかったです。夕食に出た和豚もちぶた酒粕風も〇。

ただ1つ、大雪の中ryugonからキャリーバッグを持って未除雪の道を徒歩7分はきつかった。翌朝は坂戸城の宿の人(?)が、軽トラで送ってくれて助かりました!

この宿は六日町駅から歩けるし、安価なトイレなし部屋もあり、冬はリフト券付プランでスキー用個人泊もよさそうです。ムイカリゾートまで送迎してくれるそう。

豪農の館

目黒邸

1797年に目黒家第11代の目黒五郎助が建てた、割元庄屋の役宅を兼ねた豪農の館。1974年に国の重要文化財に指定。

係員が10分ほど、建物内部を案内してくれます (トップの画像)。

北方文化博物館

この建物は、五代文吉の1889年に完成した伊藤邸だったもの。伊藤家は、1756年から始まる越後随一の大地主です。

第二次大戦後、七代文吉のときに手放して博物館になります。

進駐軍としてラルフ・ライト中尉が調査に訪れますが、偶然にも七代文吉が留学したペンシルバニア大学の後輩とわかり交流、そして支援してくれたそうです。

見学は係の案内で建物内を30分、計50分ほど。敷地と建物はとても広く、素晴らしい邸宅です。

酒造見学

新潟といえばお米、お米といえば日本酒、ということで2軒に立ち寄り⇒

玉川酒造 越後ゆきくら館

目黒家の6代目・目黒五郎助が、1673年 (徳川4代将軍・家綱公の時代) より酒造りを始め、その酒蔵を現在の場所に移したのが、玉川酒造の前身・玉川屋という歴史だそうです (なので目黒邸からすぐ近く)。

見学は係の案内で、①ゆきくら (今回大雪のため閉鎖)→ ②造り蔵 (酒米を洗っているところを見た)→ ③土蔵 (タンク)→ ④試飲&売店、広くはなく30分ほど。

プレゼントに小瓶を1本くれました、店代表銘柄の「本醸造 魚沼玉風味」、旨口で私はよいかなと (白ワインなら辛口好みますが、日本酒はよくわからず)。

私は試飲しませんでしたが、「吟醸 十八代玉風味」、また冬限定の「生酒 玉風味」他、梅酒系や化粧品などもあり。

朝日酒造

辛口「久保田」で有名、長岡にある酒造はとても大きく、コンクリートで近代的。

係による20分の見学ツアーに参加 (今回私たちだけ)、1階奥で精米歩合のお話→ 2階からスロープを下りながらガラス越しに工場を見て→ 向かい建物で試飲&売店で、1時間くらい。

今ではどこでも買える「久保田」、といっても種類は多く、試飲をして自分に合うものを選べるのがよいですね。他に「洗心」はキリっとしてよいと聞きました。

またお酒以外にも、酒粕やかぐら南蛮味噌などの食材も売っていました (オリジナル調合商品)。

南魚沼の観光

外山康雄 野の花館

小さな古民家の絵画ギャラリーで、四季折々の野の花を水彩で描いた作品を展示。素朴な感じでとても繊細。モデルにした花が、各作品の前においてあります。

販売用の絵葉書や壁掛の絵、陶器コップなどもあり、オリジナル芸術作品でよいですね。奥では座って休め、コーヒーも入れてくれます (入場料に込み)。

ryugon近辺

  • 銭淵公園・・・ryugonから片道徒歩20分、春には桜がキレイ。長尾政景 (上杉景勝の父) が溺死した池がある。

  • 雲洞集落・・・雲洞庵は、上杉憲実公によって建てられた曹洞宗のお寺。その周りには昔ながらの集落&田んぼの風景。

  • 坂戸山・・・市民のシンボル的存在らしく、頂上は634m、坂戸城跡もある。急登だが、薬師尾根コースは階段状で整備されており、1時間半程度で登頂と。春にはカタクリ群生が壮大だそうです。

  • 六日町商店街・・・JR上越線/ほくほく線の六日町駅周辺、1.4km・徒歩20分、食堂、居酒屋、カフェ、老舗の店など。

龍言寺とryugon について

雲洞庵の末寺で、上田長尾家の菩提寺だったのが龍言寺。上田長尾家は南魚沼の地を治めており、長尾政景は坂戸城主でした。

その元龍言寺あった場所 (長尾政景公墓所) 近くが、井仙に経営が移る前の「龍言」と言われています。

では龍言寺はなぜこの場所からなくなってしまったのか?と調べてみたら⇒

まずこの上田長尾家というのは、越後の守護代長尾家 (長尾景虎=上杉謙信がいる) の分家で、不仲だったようです。

ですが最終的に政景が敗北、和議の証として上杉謙信の姉・仙洞院を妻として迎えたので、謙信は政景の義理の弟となります。

長尾政景が亡くなると、息子の上杉景勝は謙信に引き取られ、上田長尾家は断絶。

そして上杉謙信の死後、上杉家の家督を継いだ上杉景勝は、米沢へと移る際、龍言寺も共に移した、といった流れでしょうか。

ちなみにこの上杉景勝に幼いころから仕えた武将が、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続です。

その他

  • 八海山
  • 魚沼の里
  • 三国街道 塩沢宿 牧之通り

新潟の料理・土産+食事

ツアーで最低限知っておきたい

  • コシヒカリ米 (米粉を使った麺なども)
  • 日本酒 (酒粕を使った料理も)
  • へぎそば・・・つなぎに布海苔を使用した蕎麦、この「へぎ」は盛り付け器のこと

  • かぐら南蛮・・・長岡で栽培されてきた唐辛子、ピーマンに似ている(熟すと赤に)

  • 和豚もちぶた
  • 村上牛
  • 笹だんご

魚沼スイーツガーデンNATURA

今回のツアー昼食で利用、1階はスイーツ販売 (美味しそう) で2階が食事会場。へぎそばイタリアン風+フォアグラのせ和豚もちぶた、という特別メニュー。

私は食べていないのでわかりませんが (国内昼食は業務用食)、高級志向なお客様が美味しかったと言っていました (確かに値段もツアー昼食にしては高い)。

場所は「野の花館」からバスで5分、同敷地内の「魚野の里」と同経営 (観光向け食事&土産)。

んまや & むらんごっつぉ

越後湯沢駅、西口目の前にあるHATAGO井仙 (ryugonも経営) 内の土産店&レストランで、駅構内にもお店あり。

ryugonからの送迎バスはこの宿前に着きます。

温泉プリン」は、クレームブリュレのような感じで、卵の感じはせずなめらか、甘さもちょうどよく、とても美味!

「湯澤るうろ」という米粉ロールも美味しそう (今回は試さず)。

駅にあるレストランは魚沼食材イタリアンで、ピザが美味しいと聞きました。

越後湯沢駅で自由昼食

新幹線改札のすぐ前が、「CoCoLo湯沢がんぎどおり」という土産&食事のエリア。いくつか挙げてみると⇒

  • つけ麺 [維新]
  • 越後十日町 小嶋屋 (へぎそば)
  • 魚沼らーめん 雁舎
  • muran gozzo (イタリアン)
  • 爆弾おにぎり 雪ん洞

今回イタリアンはパス、おにぎりは1個が1合 (茶碗2杯分)と1人ではムリ (注文が入ってから作る、味噌汁付き)。

私は米粉の麺を食べたくて。つけ麺の方が人気みたいでしたが、寒かったのでラーメンに⇒

魚沼らーめん 雁舎 

注文したのは、かぐら南蛮入り味噌ラーメンの米粉麺バージョン。スープはあっさりめ、かぐら南蛮の辛みがアクセントになるとよい (酒粕がよいとの口コミも)。

麺も米粉だとこんな感じなんだぁと (郷土味の体験)。美味しいですが、980円もするし、普段だったらふつうの小麦粉麺の方がよいですかね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。新潟にはよい温泉がいっぱいありますね。南魚沼あたりは冬は豪雪で大変ですが、雪見の露天風呂というのもよいです!美味しいお米と日本酒も楽しんで。

コロナで海外はまだしばらく行けそうにないので、この間にいろいろ国内に行かれるのもよいと思います。2泊くらいで気軽に行けますので!

■個人ツアー利用なら (2箇所以上)⇒

2~3泊で上記と同じツアー型を作るなら:往路到着駅は「豊栄」、1泊目宿を「泉慶」→ 自力移動して2泊目を魚沼で探し、復路は「越後湯沢」駅発、とやってみて下さい

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②希望の宿があれば・・・JRツアー (JR+宿) も!2泊目宿・復路出発駅の変更可、1か月以上先の予約も〇

■1箇所往復なら⇒

1~2泊なら、魚沼周辺のみの旅も〇

■添乗員同行のツアーで行くなら⇒

出発地選択後、条件追加でキーワードに「月岡温泉」または「六日町温泉」と入力

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!