アイスランド個人旅プランニング、現地ツアー、レイキャビクのホテル・レストラン、料理、土産、時期、両替

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事では、アイスランド個人旅プランニングの参考になりそうな、個人での移動手段、私が郊外観光に利用した現地旅行会社、ホテル&レストランを、実体験をもとにお話ししたいと思います。

団体ツアーで行く予定の方も、旅の準備や自由食・アイスランド料理・土産など予習できますので、是非ご一読いただければと思います。

個人旅での移動手段

フライト

スカンジナビア航空+アイスランドエアにて、コペンハーゲン乗継ぎ→レイキャビク (通しで発券、ツアーでも同じ)

空港→ レイキャビクの移動

現地旅行会社の送迎を予約しておく。空港のあるケフラヴィークは、レイキャビクの西南西50kmに位置 (1時間弱)。

ちなみにブルーラグーンは、空港から近くにあるので、空港に向かう前に立ち寄るという現地ツアーもあり。

国内の移動手段は

レンタカーでなければ、レイキャビクを拠点に、現地ツアーを利用して行く感じになります。私が利用したのは⇒

Reykjavik Excursions社

  • Flybus+・・・空港⇔ホテル間のシャトルバス。「+」にすると、街のターミナルまで+さらに宿まで別送迎

  • The Blue Lagoon・・・街からのバス往復+入場のセット (入場は予約制、★2021年~バラの方が安いか)

  • The Northern Lights・・・オーロラを見に行くツアー (天気が悪いと中止で振替/返金)

恐らくアイスランドで最大手の現地会社かと思います。大型バスで、人数が多いと台数口になります。まずはこの会社利用でよいと思います。

Iceland Horizon社

  • The Golden Circles・・・シングヴェトリル国立公園、ゲイシール間欠泉、グトルフォスの滝を回る、一番人気の観光コース。レイキャビクから東へ30~70km。

  • The South Shore・・・南海岸を巡るコース。スコガフォス滝、セリャランスフォス滝、ディルホゥラエイ/レイニスドランガル他へ。

上記2つの日帰りコースに参加。英国系の会社で、ミニバンで少人数、ちょっと変わった立ち寄り箇所も入っていて、料金も若干安め、ということで選んでみました。

南海岸では、スコゥガル民俗博物館がない代わりに、火口湖ケリズ、ソウルヘイマヨークトル氷河 (氷下の空洞部分に入る)に行くなど。

Grey Line (旧Iceland excursions)

私は利用していませんが、参考に見比べてみて下さい。ただオーロラツアーに関しては、現地ガイドが言うには、レイキャビク・エクスカーション社の方が上手だとか。

■フライトを探すなら⇒

■現地ツアーを日本語サイトから予約するなら⇒

団体ツアーで行った例は

行程 宿泊地
1 成田、朝出発→ 深夜着 ケフラヴィーク
2 レイキャビク、ゴールデンサークル へトラ
3 スヴァルティフォス滝、ヨークルサルロン氷河湖 ヴィーク
4 ディルホゥラエイ、スコーガフォス滝、セリャランスフォス滝→ ブルーラグーン レイキャビク
5 終日自由 (オプション) レイキャビク
67 早朝発→ 翌朝帰国 機中泊

なんといっても貸切バスなので、途中の街に泊まりながら、効率よく周遊してこられます。郊外の街に泊まるというのはまた、オーロラが見られるチャンスでもあります (周りが暗いので)。

旅の準備 (両替、ベストシーズン)

物価・両替は?

他の北欧諸国同様、物価はすごく高いです。通貨は、アイスランド・クローナ。

2008年の金融危機の影響も残ってか、2013年2月では ISK1=約0.7円でそんな高く感じなかったのが、2016年9月に再訪した時はものすごく高く感じました=0.9円。レストランでメイン1皿が4000円。

両替は、個人もツアーも基本不要、全てカードで通せます (ツアーでは枕銭不要、ドリンク代カード払い可)。

ただしシンクベトリルのトイレのみ有料、機械に投入型で、カードも可なのですが壊れていることが多い (ツアーでは添乗員がヘルプ)。

両替する場合は⇒ レイキャビク空港で円からできます。

水は飲めるか?

アイスランドの水道水はとてもきれいで、飲めます。空のペットボトルに入れるとよいです。

持ち物

雨天時は風が強いので、カッパがあった方がよいです。ブルーラグーン用水着も忘れずに!

ベストシーズンは

一般的にベストシーズンと訊かれたら夏かと思います (白夜が有名)。ですがオーロラが目当てなら冬でしょうか。

でも参考までに、真冬に行ってしまうと、2月の初頭で日の出/日の入が10:00/16:00と日中がものすごく短く、かつ滝が凍っていたり、冬だと行けない場所もありました。

そのあとの9月中旬では、6:40/20:15で観光にはよいかと思いました。この時期でもオーロラは鑑賞できるようです (ただ空が暗くなってからでないと)。

レイキャビクのホテル

宿選びポイントは・・・バスタブ付き部屋が必須かと思います (蛇口ひねると硫黄温泉風のお湯が出てくるので)

街の中心は・・・ハットルグリムス教会から北西にかけての一帯、徒歩15分の範囲で、メイン通りより南は静かです。

私が泊まったことがあるホテルを、いくつかご紹介します⇒

Óðinsvé (オディンスフ)

[個人泊] 街中という立地、小規模で落ち着いていて、個人旅にはもってこいの宿でした。街中といっても、ちょっと住宅地に入ったところにあるのでとても静か。部屋はシンプルですがキレイ。

お湯をひねると温泉が出てくるので (厳密にいうと、地熱発電の副産物のお湯)、バスタブ付きの部屋がよいでしょう。フロントのスタッフもとても親切 (レストランの予約などもしてくれた)。

私はデラックス・ダブルに泊まりましたが、DLXだと最上階の新しめの部屋で〇 (バルコニー・バスタブ付)。

2021年にサイトを見たら、だいぶ新しくなっていました。内容も変わっていると思います (私が泊まった部屋は、現在ジュニアスイート・バルコニーの一部かもしれません)。

アパートでなくホテルの方、スタンダードとデラックスのうち、今ならスタンダードで十分よさそうです (ただバスタブ付きかは、サイトからではわからず要確認)。

LAXNES

[個人泊] 北東へ15kmの郊外。郊外なので街明かりも少なそうで、オーロラがよく見えることを期待して選択。部屋は悪くはないですが、非常にシンプル。

口コミではとても人気のようですが、オーロラが見えるとキレイだからでしょうか?それ以外はふつうのホテル、というよりモーテルです。車がないと不便。夕食は、近くにはピザなどが食べられる店が1軒のみでした。

アクセスは⇒ レイキャビクの Hlemmurから、N15番バスに乗って25分 (18時位までは毎時4本、それ以降は2本)、Haholt で下車 (宿の目の前)。帰りは、朝8:45位までは毎時4本でした (2013/2)。

ラディソン・ブル・サガ

[ツアー泊] 前に調べたことがあったので検討ついていましたが、古い!2021年に見たら改装はされたようです。

私の部屋は予想通り旧館 (内装がベージュ/オレンジ系)、下2桁が34~の新館だったら感想は全く違っていたでしょう (焦げ茶フローリング床・紫のフットスロー)。

それにバスタブなしで非常に残念、古いのでシャワーの出も悪く。同ランクなら「グランド」か「マリーナ」がよかったです。

それにしても旅行会社はこのホテルを「スーペリア」ランクとしてはいけません、古さといい、ベッドの狭さは尋常じゃない!

空の冷蔵庫・湯ポットは共に故障、もはやラディソンではありません。

朝食はまあまあ。フロントはよくやっていますが、大規模ホテルの割に係2人と少ない (この宿に限らずですが)。また最終日朝食用のBOXを前夜にもらえる予定だったのに、ミスで夜遅くになったり。

他は、ツアーデスクがフロント横にあるので、オーロラなどの現地ツアー申込み・催行状況問合せが可能 (8-20:00)。両替はフロントで日本円からでき、空港より若干レート良でした。

目の前にあるガソリンスタンド付設の小店はジュースを買うくらいで、土産用チョコなどは置いてない。

立地的には、15分北へ歩けばメイン通りの西端に着きます (その点だけは「グランド」よりよかったかも)。まあでも個人だったら、こんな遠い立地は選ばないですが (2/5点、2016/9)。

レイキャビクのレストラン

Sjavargrillid Seafood Grill

「Sjavargrillid Seafood Grill」料理個人夕食で、お洒落な創作風シーフード、口コミ人気通りとても美味しかったです。

店内は暗めのシックな感じで、パン用のバターからして石の上に乗って出てくるなどお洒落。

スープは、いろんなものがMIXしてあって (係に説明されましたが)、美味しい。

メインには、アカザエビと魚数種の料理を注文しましたが、原型そのままという感じではなく、フレンチ風アレンジというか、ミックス風。

ソースや盛り付け方もひと工夫されていて、味はもちろんのこと、見た目にも楽しめた感じです。ただそれなりの値段ではありましたが。

3 Frakkar

パフィン&サメ料理伝統料理が食べられる家庭風の店。珍しいアイスランド料理を食べたくて訪れました(個人)。

まず前菜にはパフィンという鳥の燻製に、初めて食べるサメを注文。サメと一緒に飲むのが伝統というショットのお酒も。

そしてメインには鯨のステーキを!その他白身系のお魚も美味でした。

小さなお店で、店内はアットホーム・地味な感じですが、伝統的なもの、美味しいものを食べさせてくれます。

予約が必要とあったので、日本からメールで予約してから行きました。そこそこ高いですが、素朴で美味しい料理のお店です。

Bæjarins Beztu Pylsur

国民食といわれるホットドックの有名店 (クリントン元大統領も来店)。スタンド立食いで、味はふつうでした。

Matarkjallarinn Foodcellar

ツアー自由夕食で、2016年オープンしたてで、新鋭シェフが腕を振るっているとのガイドの勧めで。

私は日替わり魚のコンボを注文⇒ Blue Ling (細長いタラ系で、固めの食感)& Perch (スズキ系で柔らかめ)。

確かによかったですが、驚くほどの美味とまでは感じなかったです (期待しすぎたか?ツアー食のレベルが高かったというのもあり)。

以前食べた店「Sjavargrillid」の方が私は美味しかったと思いましたが (創作系で)、現地ガイドは高くて観光向けだと言っていました。

こちらの店の方は、素材をそのまま生かした料理という感じでしょうか。

あとオープンしたてもあってか、サービスがいまいちでした。19:00過ぎると満員で、予約なし客は断られていました (4点、今後に期待)。

参考までに、このガイドが他に勧めてくれたお店は⇒ 港近くの「Kopar」、教会手前「Kol」

Reykjavik

ツアー夕食で、黄色い外装、広くて明るい空間の中で快適に食事。メニューは⇒カリフラワーのポタージュスープ、ポークスライス (まずまずですが、他国のツアー食ポークより全然よい)、

お洒落な盛り付けのチョコファンダン&アイス (個人食レベル)で、ツアー食としては十分よかったと思います(4点)。

アイスランド料理・飲み物

料理の傾向

良質な魚介類が豊富⇒ タラ、サケ、ニシン、オヒョウ、アカザエビ、アンコウの他、サメ、クジラなども。

肉は⇒ 人口より多いといわれる羊。

その他には、伝統的調理法の燻製料理や、地熱利用で温室栽培された野菜も。

あとホテルやレストランによっては、自家製パンとバターがすごく美味しいです!

料理メニュー

よくあるアイスランド料理

  • ラム・・・アイスランドの羊は夏に高地で放牧され、脂肪が少なく繊細、柔らかくて臭みがない

  • キョットスーパ・・・羊肉たっぷりのスープで、国民のソウルフード的存在

  • アイスランド・ロブスター・・・アカザエビ (Langoustine)、細めでイタリアでいうスカンピのよう

アイスランド郷土料理

  • 鯨肉のステーキ・・・レアで食べる感じ、日本と同じく鯨食べる

  • ハンギキョート・・・仔羊の燻製、アイスランドで最も古い郷土料理、クリスマス

  • ハゥカットル・・・サメの発酵食品 (アンモニア臭い、生に近い食感か)

  • パフィン(海鳥)・・・燻製で前菜として (可愛らしいが、昔は貴重なタンパク源)

  • ハラズフィスクール・・・叩いて柔らかくしスパイスが加えられたタラの干物

  • グラフラックス・・・サケ切り身をマリネして魚卵を添えたもの

軽食・パン・デザート

  • ピルサ・・・ホットドック、どの街でも必ずあるアイスランドの国民食

  • ルーグブロイズ・・・ライ麦パン、伝統的には木製の樽に生地を入れ、温泉近くの地面に一晩埋め地熱で蒸す。ほんのり甘い黒蒸しパンで、国民に大人気。

  • スキール・・・アイスランド産ヨーグルトで、ギリシャヨーグルトと同じく、濾過することで乳清が取り除かれたヨーグルト。厳密にはチーズの一種、低脂肪高タンパク、砂糖とクリームをかける食べ方が伝統的。

飲み物

  • ブレニヴィン・・・サメと一緒に飲むのが伝統的、ジャガイモ蒸留酒にキャラウェイ風味を加えた国民酒

  • ビール・・・レストランや専売所以外での販売はアルコール2.5%以下のみ、代表的銘柄は「Viking」と「Egils Gull」

アイスランド土産

モノ系

  • ウール製品・・・セーター類 (伝統模様のもの)、ショール類、手袋や帽子なども

  • 66°NORTH・・・アウトドア・ウェアのブランド

  • ブルーラグーンのスキンケアグッズ

  • 陶磁器・ガラス器・溶岩製品・・・特にラヴァセラミックは、溶かした溶岩を陶器の表面に様々のデザインであしらったもので、ユニークな特産品。火山国らしく、溶岩を使った置物やアクセサリーも〇。

  • アイスランドの海鳥パフィンの、置物やぬいぐるみも人気

その他・・・ヴァイキングの木彫、羽毛製品、シルバー製品、毛皮 (トナカイ、馬、羊)、コイン、切手、石の標本など

食品系

チョコレートはカカオは原産ではないものの、国産ミルクが美味しいので、ブレンドするとコクがあってマイルドなものができます。

  • OmNom (オムノム) のチョコレート・・・最近注目、人気はリコリスとシーソルト味

  • スモーク・サーモン、鱈の塩漬、ランプフィッシュ・キャビアなど

アイスランドあれこれ

オーロラ

見られるかどうかは、ほんと運次第だと思います (私は2回行って2回共見られず)。

もしオーロラがメインの目的なら、カナダのイエローナイフ等に行った方が確率は高いと思います。

でもイエローナイフだと昼間やることは犬ぞりくらいしかなく、しかも夜の観賞ツアー出発時間も遅い、かつ極寒なので防寒具が必要です。

対し北欧は、暖流のおかげで冬でも割と温暖で、観測できる時間帯も夜早め、それに他にも観光することがある。

なので、あくまで観光がメインで、オーロラはついでに見られたらラッキーくらいに考えて行くのがよいと思います。

アイスランドの風景

アイスランドは、「火山と氷河」という両極端を持ち合わせた国といわれています。

木々が生えてくる土壌になるまでは長い年月を要するようで、アイスランドはその前の段階である溶岩大地のような風景が広がります。また滝が多いという印象もあり。

地熱発電

ツアーでは、へリストヘイジ発電所の見学が入っていました。レイキャビクの東35km辺り、ヘインギットル山一帯が地熱地帯で (Hengill)、発電所はその南。

雨などで地下水が豊富に溜まっていて、その水がマグマによって温められ沸騰し、行き場がなくなり圧力となって→蒸気と水に分離。

蒸気はタービンを回して電気を生み出し、温水は街に供給されるのだそうです。ちなみにタービンは三菱製、温水 (低圧力タービンに利用) は東芝製でした。

地熱発電はアイスランド全発電の15%で、残りは水力 (氷河湖→山の地下にパイプ)、全てクリーンで原子力はなし。

温水は90%以上 (レイキャビク市内の99.9%)が、この地熱により供給されているそうです。

83℃の温水が、25km先のレイキャビクの街までにたった-2℃しかロスがなく、80℃を保っているというからすごいです。

地震回数

現地ガイドの話によると、1日に震度1に満たない地震が、何百回も起きているとのことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人旅での移動手段に現地ツアーを利用したという例、そして団体ツアーでも同じく必要な旅の準備、ホテル・自由食レストラン・料理などのお話でした。

参考にできる部分はしていただいて、旅計画を進めていただければと思います。団体ツアーの方は、出発前の予習に!

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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