イグアスの滝観光、ブラジル&アルゼンチン両側から見る+料理・土産、ブエノスアイレス観光【南米ツアー】

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、南米ツアーで行くイグアスの滝についてです。

滝はブラジル&アルゼンチン両側から見ますが、それぞれの国の拠点となる街、滝観光の流れ、料理・土産についてお話ししていきたいと思います。

またアルゼンチンについては、以前は経由地として観光したブエノスアイレスにも、ざっと触れています。

南米ツアー・コース選びの参考に、ツアー出発前の予習に、お読みいただければと思います。

イグアスについて

世界三大滝の1つであるイグアスの滝は、ブラジルとアルゼンチンの国境を流れるイグアス川上にあり、どちらの国も滝観光拠点の街に空港を持っています。

フォズ・ド・イグアス

ブラジル側の拠点の街。リマからのLATAM航空直行便は、こちらブラジル側の空港に着きます。そしてツアーで泊まるホテルは、今はほとんどがこのフォズ・ド・イグアスになります。

実は意外と大きな街なのですが、泊まるホテル立地は滝寄りなので、全然その実感はないです。

滝国立公園までは約20km、両脇が赤土&森林の何もない道をひたすら走ります。

両側から滝を見る

滝は両国から見ます。一番のメインは最奥にある「悪魔の喉笛」滝で、アルゼンチン側から展望スポットにアプローチしますが、各国側からの見え方はいろいろ違うからです。

滝の構成は、アルゼンチン側が7割で・ブラジル側3割。今でこそビザは不要になりましたが(2019/3より)、以前は、なぜわざわざ大変なビザを取得してまでブラジル側も行くのか?と思われていました。

その理由は、アルゼンチン側が7割=ブラジル側から見られる風景だからです。この滝は馬蹄形に奥まっていて、メインの滝だけでなく、横のスケールがすごいので、ハイキング的にはブラジル側からも見応えあるのです。

旅の準備

  • カッパ上下 (滝の水しぶき対策に。ボートに乗るなら水着も必要)

  • 両替 (ブラジル・レアル)・・・ツアーでは不要、ほぼ米ドル払い可。ホテル夕食でのドリンク代はドル不可が多いですが、添乗員がドルで集金&まとめて払ってくれるので大丈夫。

イグアスの滝観光 (ブラジル)

滝観光の流れ

国立公園入口で一度バスを降り (世界遺産の文字バックに写真を撮って)、ガイドさんからチケットをもらったら入園ゲートを通って、また同じバスに乗っていきます。

5つ星ホテル「ダス・カタラタス」前で下車し、目の前がパノラマ・スポットなので写真撮影をしてから、観光スタート。

基本はやや下り→平坦で、木々の下を歩いていく道なので、そんな日焼けはしない感じです。所々から滝が見えるたびに写真を撮るので、皆ガイドさんのペースについていくのが大変!

後半、突き出した遊歩道の展望スポットがありますが、水しぶきがすごいのでカッパ上下を着ていきます。

あとはエレベータを上がって終了 (この最後の滝真横もすごい迫力)。また途中、ハナグマに遭遇することも多いです。

昼食はその時の行程によりますが、すぐ先の行き止まりにあるレストラン「Porto Canoas」で食べることもあるし、公園を出てから街にある「Rafain」でのことも (公園は一度出てしまうと戻れない)。

ヘリコプター

ツアーでは通常、遊歩道を歩きながら横から見るのと、たまにボートで水面レベルから見る滝ですが、一度ヘリコプターが入っているコースで、上空から全景を眺めることが出来ました。

今まで何度も見てきた滝ですが、上空から「全体を見る」というのは全然違っていて新鮮、感動的です (TOP画像)。

全込みのコースと、オプションのものがあります。予約は入っていますが、けっこう待たされることが多いです。

ボート

昔オプショナルで乗ったことがありますが、ブラジル側のボートは⇒ まず船着き場まで、オープンエアのトラックに乗ってジャングルを下っていきます。

そこから小型のモーターボートに乗り、川を進んでいって小さめの滝の1つに近づきますが、滝の直前まで突っ込んでいき、ずぶ濡れになるというお約束のアクションがあります。

ある時は帰りがけに、円を描くように小回転してわざと波を起こし、そこにボートを突っ込ませて波しぶきをかぶるという、けっこうアクティブな走行もやってくれました (楽しいが全身濡れる、特に最前列。欧米人ウケする)。

ブラジルとアルゼンチンの国境

全員のパスポートを集めて、ガイドさんのみ下車して手続きにいくのですが、問題はどれくらい時間がかかるか。その時にもよると思いますが、概してアルゼンチン側は遅いです。

そして週に何曜日か、アルゼンチンからの2階建てバスツアー団体が来るそうで、そのバスと重なるとかなり待ち時間は長くなるようです。

ブラジル側泊で、朝一番のアルゼンチン滝トロッコ列車に乗ろうとする場合、早い出発となることもありますが、ベストな策です。国境がまだ空いていてよいし、一番列車は途中駅の乗り換えもないからです。

無事に手続きを終えたら、国境であるイグアス川を渡るとき、橋のガードレールに注目!

ブラジル料理・土産・文化

料理

シュラスコ (肉の串焼き・主に牛肉)・・・

  • クッピン (コブ、ブラジル人に人気)
  • ピッカーニャ (腰の後方、美味)
  • コステーラ (あばら)

など。ツアーでは、ブッフェ形式で自分でグリルまで取りに行くことが多いので、この3部位の単語は覚えておくとよいです。

飲み物

  • カイピリーニャ・・・さとうきび蒸留酒「カシャーサ」にライムを入れたカクテル、アルコール強め
  • ガラナ・・・ガラナの実を使った炭酸飲料 (ジンジャーエールのよう、北海道にもある)
  • アセロラ・ジュース・・・ノーマルだと砂糖入り (なしを好まれる方が多いです)

土産

  • 「ダマスコ」のコーヒーや、コーヒー豆のチョコ菓子
  • 緑&黄のブラジル色ビーチサンダル、Tシャツなど (けっこう高い)
  • 木彫り置物 (国鳥トッカーノなど)・・・買っている人を見たことがない
  • アメジストなど鉱石の置物・・・持って帰るのは重くてムリ
  • 二大鉱石のアクセサリー・・・インペリアル・トパーズ (シャンパン色)、パライバ・トルマリン (ブルー)

サンバ

本場はやはり「リオのカーニバル」でしょう。私はイグアスで、「なんちゃってサンバ」しか見たことがないです。

「Rafain」というよくランチで行くブッフェ・レストランで、他の南米民俗芸能を合わせた総合的ショーのなかの1つとしてです。それでもけっこう華やかで、女性ダンサーのおしりフリフリがポイントかと思いました。

他にも、アルゼンチンのガウチョ (カウボーイ)が、ロープの先に球をつけてビュンビュン回すショーもすごいですし。

タンゴはブエノスアイレスに1泊しないと見られないので、このショー内で見られるのはよいです。またアンデスのフォルクローレ音楽は、いつ聴いてもよいですね。

イグアスの滝観光 (アルゼンチン)

プエルト・イグアス

アルゼンチン側の拠点の街、ブエノスアイレスからの国内線が着きます (昔はこのルートで)。

こちらの街は寂れ気味で、三国国境地点へ行く時にちらっと通ります。

この三国とは⇒ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ。展望台は、滝から流れてくるイグアス川が、パラナ川に合流する地点に位置し、西側パラグアイの街はシウダー・デル・エステ。

悪魔の喉笛 (イグアスの滝)

これぞイグアスの滝一番のハイライト!メイン滝の真上直前まで行きます。

まずはトロッコ列車、のんびりのどかな乗り物ですが、4人掛けの席ですぐ満員になります。朝一番は直行、二番列車~は途中駅で乗り換え (既にすごい列できている)。

滝側の駅に着いたら、遊歩道を歩き→展望台の喉笛へ (片道15~20分、行きは一緒で・帰りは各自、日差しを遮るものは一切なし)。

展望台の少し手前で、水しぶきがすごい時はカッパ上下を着ます。悪魔の喉笛はすごい迫力ですが、水しぶきで写真どころではないことも。

遊歩道の途中、カメを発見したり、キレイな蝶々を見ることも。まだ暑くない午前に観光するのがよいです。

アッパー&ローワー・トレイル

そのあとツアーによっては戻りのトロッコ途中駅で下車し、アッパー&ローワー2つのトレイルを散策するものもあります (主にアッパートレイルを一緒に)。

この散策では、二番目に大きなサンマルティンの滝を見ることができます。

あと最近のコースは、アルゼンチン側のボート乗船が初めから含まれていることもあり、ローワートレイルの途中に乗り場があります。

ブラジル側のものに比べこちらは大型のボートになりますが、小滝の直前まで突っ込んでいくという内容は同じなので、その準備を (わざと濡れに行く=水着着用)。

カメラは持っていっても大丈夫、滝に突っ込む前に教えてくれ、防水バッグにしまえるので。

乗らないという方は、ガイドさんがローワートレイルの続きに案内してくれます。

終わった後は、皆でトイレで着替えをして、昼食は入口近くの「La Selva」にて肉グリル・ビュッフェを (アルゼンチンはシュラスコと呼ばず)。

ブエノスアイレス観光

注意点

  • 通貨アルゼンチン・ペソ・・・「$」表示ですが、ペソの意味、米ドルと勘違いして騙されないように!(価値が全然違います)。だいたい米ドル払いでいけますが、ローカル店だとお釣りがペソに。
  • ブエノスアイレスは素敵な街並みですが、治安は悪くスリがいます。

街について

国際線は、南南西に40km離れたエセイサ空港に着き、イグアスへは、街中から近い川沿いの通称アエロパルケより、国内線で飛びます。

この川はラプラタ川で、川といっても、ここ河口付近ではほとんど海という感じです。

街は「南米のパリ」と呼ばれているように、ヨーロピアンな雰囲気ですが、反対に庶民的な地区もあります。市バスもボロめで、色使いも南米風?

ツアーでの観光

オベリスクのある大通りの7月9日通りを走り、コロン劇場五月広場 (メトロポリタン教会、大統領官邸に囲まれた、独立につながる5月革命が起きた広場)→

少し離れてボカ地区へ (途中、有名なボカ・ジュニアのサッカースタジアム横を通る)。このボカは、ガラッと雰囲気が変わり下町風、黄色やピンクのカラフルな建物が並びます。

ボカで少々フリータイム。タンゴの格好をした男女が、一緒に写真を撮りましょうと待ち構えています (有料、こちらが女性なら向こうは男性、またはその逆)。

最近はこのボカ近くの海沿いエリアに、高級マンションが建ち並び始めています。

あとたまに、レコレータ墓地を訪れることもあります。とてもお墓とは思えないほど立派で、エビータのお墓もある。

昼食は、たいていはビーフ・ステーキ (炭火焼アサード) です。

あと、もしこの街に1泊し、オプションでタンゴのショーがあったら、是非行かれることをおすすめします。

アルゼンチン料理・土産

料理・飲み物

  • アサード・・・ただ「焼く」とか「牛ステーキ」の意ではなく、弱い炭火で長時間焼く肉という伝統料理。
  • マテ茶・・・まさに国民的飲み物で、誰もが専用の入れ物&マホービンを持ち歩いており、先端に茶漉しが付いたステンレス製のストローで飲んでいます。
  • 赤ワイン・・・メンドーサ産など

土産

  • マテ茶 (日本へ持帰り可)+専用コップ
  • アルファホーレス
  • チミチュリ・・・肉にかける調味料 (オリーブ油、ニンニク、刻んだパセリ等から作る)

アルファホーレス

2枚のクッキーで、煉乳を煮込んで作った甘く濃厚なドゥルセ・デ・レチェをサンドし、周りをチョコレートでコーティングしたお菓子。

黄色い箱の「HAVANNA」が有名。白と茶があり、私は白の方が好き。すごく甘いですが、私的にはその甘さが〇。

まとめ

いかがでしたでしょうか。南米ツアーでイグアスに行くと、だいたい以上のような滝観光の流れになるかと思います。

あとは、コースに入っていてほしい箇所やアクテビティをチェックして、ツアーをお選びいただければと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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