ツアーでペルー両替、注意点、料理・飲み物+リマ観光・ホテル・レストラン

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、ペルーシリーズのなかの1つ、ペルー到着&リマ観光編です。

両替は必要か、ペルーならではの注意点、ツアーでのリマ観光、ペルー料理&飲み物、さらによく利用するホテルやレストランもいくつかご紹介します。

ペルー出発前のツアー予習用に、お読みいただければと思います。

ペルー入国まで

両替は必要?

通貨はソルですが、どこでもUS$払いが可能 (US$1=約S/ 2.7)。なので日本で用意していく通貨はUS$(米ドル)です (当然ですが、ペルーでは円→US$という両替はできません)。

ただしボロボロの紙幣は受け取ってくれないので、日本で両替をする際はその旨を伝え、すべてピン札でもらうようにして下さい。かつ$1札多めの、小額紙幣で用意。

ただし一部マチュピチュ村の露店街などでは、$1札に関してはUS$1→ S/ 2で換算されてしまいます (レート悪)。

リマ空港のターンテーブルで時間があれば、US$5ほどソルに両替してもよいでしょう。

スーツケースのロックは

ロックを解除する必要があるのは、アメリカを出るタイミングです。なのでアメリカの空港で入国後、一旦スーツケースはピックアップするので、その時にロック解除すればよいです。

ただし米系の航空会社利用でペルーへ行く場合は、スーツケースは「スルー (通し)」で行ってしまうので、日本から解除しておかないとダメです。

ただ投げられて開いてしまう危険性もあるので、ベルトを巻いておくなどの対策は各自必要です。TSAロックなら、あえてかけておくとか (壊されても文句を言えない)。

そしてリマの空港ターンテーブルで再度取ったら、すぐにロックを。

ペルーでの注意点

ホテルでは

毎回チェックインのとき、フロントにパスポートを預けます。コピーを1枚持っておくとよいです。

トイレに紙を流してはいけない

備え付けのゴミ箱に捨てます、下水管が細いので詰まってしまうからだそうです。

帰国の際の注意点

  • コカ製品は一切持出厳禁 (飴もダメ、アメリカ乗継で捕まってしまいます)
  • マラスの塩は、アメリカ乗継のセキュリティ検査で、袋を切られて中身チェックされるので、土産には△
  • アメリカ行きの便は、搭乗ゲートで再度荷物検査があり、セキュリティー検査後に買ったペットボトルの水も没収されるので注意

リマの観光

旧市街

アルマス広場で下車。広場を囲むように、大聖堂、大統領官邸が建ちます。旧市街の建物の特徴は、スペインの影響を受けたコロニアル様式の木製出窓でしょうか→

旧鉄道駅 (現在なかは図書館) を通り、サン・フランシスコ教会 (鳩がいっぱい) まで歩く。

遠くの山一面に見えるカラフルな家々はなんだろう?と思ってしまいますが、貧しい人たちの不法住居群だそうです。

新市街

ミラフローレス地区へ。ツアーではだいたいこのエリア泊ですが、旧市街とは180度別世界で、海沿いは近代的、住宅街もお金持ちっぽい雰囲気がします。治安もよいそうです。

観光で訪れるのは、海沿いの「愛の公園」(バルセロナのグエル公園のようなベンチ、男女が抱き合いながら横たわっているという大胆なモニュメント) や、

たまに海沿いの大ショッピングセンター「ラルコマル」に行くこともあります (日本人からみても値段は高い)。

海岸線はどんよりして見えますが (寒流が関係しているよう)、ナスカに行くとまた違います。

その他、いくつか具体的な場所は⇒

ラファエル・ラルコ・エレラ博物館

日曜で天野博物館が休館の時に、代案として行きました。博物館もよいのですが、ここはお庭がなんとも素敵です (白壁にブーゲンビリアのピンク色が映える)。

テラスでお茶することもでき、優雅なひとときを過ごせるでしょう。食事をしたこともありますが、よかったです。

あと別の話で、この博物館には「エロティックな土器」が展示されている別館というのがあります。

このプレインカの土器は、実は性教育のために使われていたそうで、いつの時代も人間は同じだなぁと思いながらも、思わず笑ってしまう可愛らしさがあります。

旧日本大使公邸跡

1996年12月に発生した、日本大使公邸人質事件の跡地です (サンイシドロ地区)。

日本人ら72人が、127日間にわたって左翼ゲリラによって拘束され、翌年4月にトンネルを掘って軍が突入、人質1人と特殊部隊員2人が死亡の他は、解放されたというものでした。

事件後、建物は取り壊されましたが、敷地を取り囲む白い外壁は残され、木製の門にある複数の弾痕も当時のまま。その後、土地の売却が決まったそうですが、今はどうなっているか?

リマのホテル

旧市街は「シェラトン・リマ」くらいで、あとは新市街 (主にミラフローレス地区)。空港からは40分~1時間と遠い。ツアーでよく泊まるホテルを、いくつか挙げておきます (予習用に)⇒

シェラトン・リマ

5つ星、ずば抜けてよいではありませんが、一定水準は満たしているという安心感はあります。部屋もベッドも快適。

シャワーもバスタブを満たせる湯量、洗面所の上にサービスの水1本あり、NHKは68ch、Wi-Fiはロビーは無料。

カードキーのホルダーには、ドリンク券が2種入っている (ピスコサワー&コーヒー用)。ロビーは広く、中央が吹き抜けになった高層建築。

旧市街で治安がよくないとのことですが、ツアーなので出歩く時間もほとんどないですし、すぐ裏にはショッピングセンターもあります (スーパーやパルドスチキンなどの飲食店)。

朝食は4:00~コンチネンタル・ビュッフェ、6:30過ぎに全料理が出揃います (出汁の効いてない味噌汁、ごはん、焼き魚などもあり)。

サンタ・クルス

3つ星としてはふつうによかった方と思います。まず玄関に階段あり&エレベータは1台のみですが、ペルー旅行はほぼ100%ポーター付なので問題なし。部屋の鍵の他に、TV&エアコンのリモコンをもらう。

部屋はキレイめですが、ごくごくふつう。冷蔵庫なし、シャワーのみ。トイレを流す時は、横のボタンはひねるように見えますが「押す」です。防音は弱めですが、疲れて寝てしまう (宿は狭く見えますが、団体多く騒がしめ)。

ロビーは広めで、中庭の奥に狭めのレストラン (朝食は少なめ、夕食はそこそこ美味しい)。レストランにある自販機は安い (水が1.5ソル←ソルのコインのみ)。

立地は、ミラフローレスのなかでは西の方で、周りにはいろいろ店あり (自由食でもOK)。チキン料理のチェーン店「パルドスチキン」や、ちょっと歩きますが大型スーパーWONGも。

フロントは外国人・団体慣れしている感じか、英語も話すし、親切な感じです。

エル・タンボ1

部屋はかなり簡素ですが、建物は新しめでデザインが可愛らしいのがよいです。白を基調とした建物に、ブーゲンビリアのピンク色が映え、中庭もあり、ペンション風でアットホームな雰囲気。

設備はシンプル (バスタブなし、エアコンはなく縦長の扇風機、ベッドも簡素)、そこはやはり3つ星レベル。1階フロント近くは騒音大。

新市街ミラフローレスにあり、治安もよく、出て左へ信号2つ進んだ右にスーパーMETRO (徒歩10分)。反対に出て右→2つめを右へ進むと10分で海です。

食事は夕食はふつう、朝食は簡素なビュッフェでしたが、サービスは悪くないです。

エンバハドーレス

あまりいい宿とはいえませんが、よく利用します (3つ星)。部屋は簡素で狭く (ロビー・建物全体も狭い)、シャワーのみで、とりあえず寝るだけといった感じです。

チェックアウト時には、念入りにミニバーを使用したかどうかチェックされます (そのチェックが全部終わらないと出発できない、別にフロント係はいい人たちですが)。

立地は新市街ミラフローレスでよいと思いますが、初日深夜着だと寝るだけ。★現在ベストウエスタンではなくなりました。

ホセ・アントニオ

周辺の3つ星レベルと比べるとはるかによく、さすが4つ星だと違うと感じます。ベッドもしっかりしていて、冷蔵庫・バスタブもあり、ツアー泊としては十分快適な方だと思いました。

2階での夕食はまあまあ、朝食は団体客も多いせいか、混み合います。

ペルー料理・飲み物

ペルー料理

シーフードもあり、バラエティーに富んでいて美味しいです!(ブラジル・アルゼンチンは肉ばかりなので)

お肉はチキンが人気のようで、ツアー中に一度はチキン炭火焼きを食べるでしょう。

でも最後のリマでの夕食は、日本食が多いです (たまに中華)。

ツアーでよく出るのは 

  • ロモ・サルタード・・・牛肉の野菜炒め+ライス (どこかアジア風な味付け)

  • キヌアのスープ・・・南米の穀物で、アワのような感じ、栄養価が高く最近注目

  • アヒ・デ・ガジーナ・・・鶏肉の唐辛子クリーム煮 (黄色カレーのよう)

  • カウサ・・・マッシュポテト円柱形サラダ

  • パパ・ア・ラ・ワンカイーナ・・・茹でてスライスしたポテトの黄色ソースがけ

  • トゥルーチャ・・・マス

  • ルクマのアイス・・・ルクマの実を使用 (オレンジ色、見た目と違う味)

  • マサモラモラーダ・・・紫トウモロコシのゼリー

  • 果物は・・・パパイヤ、パイナップルが多い (朝食、デザート)

その他には 

  • セビッチェ・・・魚のマリネ (オニオン、ジャイアントコーン添え)

  • アルパカ・・・赤身で少々クセのある味

  • アンティクーチョ・・・牛の心臓の串焼き

  • チチャロン / チャンチョ・アル・パロ・・・豚肉を揚げたもの

  • タクタク・・・豆の煮込みをご飯に混ぜ、焼き目をつけたもの

  • ピカロン・・・かぼちゃ・サツマイモの揚げドーナツを黒糖シロップに浸けて

ペルーの飲み物

  • コカ茶・・・高山病予防に〇、美味しくはないですが毎日飲む、国外持出し厳禁

  • インカコーラ・・・黄色で甘い、国民的飲料

  • チチャ・モラーダ・・・紫とうもろこしジュース、見た目と全然違う味、国民的飲料

  • ピスコ・サワー・・・ピスコ+レモネード+卵白のカクテル (小グラスで、アルコール強め)

  • アルガロビーナ・・・アルガロボという木の豆から摂るシロップ使用のカクテル

  • 生絞りジュース (Jugo)・・・パパイヤ、パイナップル、マンゴーなど

ペルーのビール

  • 「クスケーニャ」・・・クセもなく飲みやすい、インカ石組みの瓶デザインも〇、クスコ

  • 「ピルゼン」・・・ピルスナー、「一番搾り」に近そうですが、そこまで麦味はなくごくふつう

  • 「クリスタル」・・・淡白な感じ、ですが最も売れているようです

ペルー食事の注意点

クスコなど高山にいるときは、腹7分目くらいにしておくのがよいです (消化機能が弱るので)。

あともしセビッチェ (生魚) を食べるとしたら、リマで。クスコでビュッフェに出されているものは、控えた方がよいかもしれません。鮮度の問題と、疲れているとお腹を崩すこともあるので (私の経験上)。

リマのレストラン

ペルーで自由食があることはほとんどないですが、参考までにいくつか挙げておきます⇒

El Senorio de Sulco

ツアー自由夕食で、宿泊ホテル「サンタクルス」の近く&現地ガイドさんの勧めで。高級というわけではないですが、それなりにきちっとした店で、雰囲気・料理の質はよかったです。

有名な「La Mar」も検討しましたが、昼しかやっておらず✖ (リマのシーフードは昼のみ)。

私はペルー風シーフードライスを注文 (45ソル=約US$15)。ツアーで出てくるものよりもシーフードの具が多く、質もベターで美味しかったです。

ただドリンク他、サービス料10ソルも加え=合計US$21~だったのは、ペルーの物価からすると安くはないです。

地元客以外に、観光客もけっこう来るとのことで英語メニューもあり、料理はペルー料理全般。リマならではのセビッチェをはじめとする、シーフード料理が多くあるのがよいです。

La Casa De Los Anticuchos

近くに「Tia Grimanessa」という有名アンティクーチョ店もあり、比べてないのでなんとも言えませんが、串焼きは十分美味しかったと思います。個人夕食にて、宿泊「サンタクルス」のすぐ近くだったので。

そもそも私はアンティクーチョ (牛のハツ) というものを食べたことがなかったので、もし口に合わなかったら嫌だと思い、他肉とコンビにして、ちょこっと味わってみたい程度でした。

ところが食べてみてビックリ!他の肉より全然美味しかったのです (クセもなく)。

この牛ハツ・鳥・豚の串焼き3本+サイド (ポテト&ジャイアントコーン) の皿が25ソル、+ソフトドリンクで=US$10でした。串には大きな肉が3つずつなので、かなりのボリューム。

もちろん量だけでなく味もよし、他のペルー料理の味付けとはちょっと違うし、同じ鶏肉でもパルドスチキンとは全く別。タレに浸かった肉を焼くので、日本で焼き鳥を食べる感じでしょうか。

最初20時頃店に入った時は私1人しかいなく、大丈夫かなぁと思いましたが、20:30頃からそれなりに混み始めてきました。まあ店員さんもやる気ない感じでしたが、地元向けのようでいいと思います (英メニューあり)。

Pardos Chicken

ツアー昼食で。ペルーで人気の炭火チキンの、チェーン店の1つ。リマ市内にいくつか店舗があります。

4分の1グリル or 平たい胸肉では、私はこの店では胸肉の方が好きです (柔らかく炭火焼きで香ばしい、骨がなくて食べやすい、胸肉なのにパサパサでなくジューシー)。アボカドなどの温野菜と、3種のマヨソースが付いてきます。

ツアー食だとその時のプランによりますが、食前にピスコサワー付 (チチャモラーダも付くことも)。チェーン店としては十分美味しい、リマを訪れたら一度は試したい店ですね。

Costa Verde

ツアー昼/夕食で、海沿いの店でリマならではのシーフードを。雰囲気もよいです。

山地域ではちょっと心配で食べないセビッチェも、リマでは新鮮なので大丈夫。ペルー風シーフードライスは、それなりに美味しかったです。

サービスはあまりよいとは言えませんが、食事はツアー食ではよい方かと思います。

Huaca Pucllana

ツアー夕食で、テラス席でライトアップされた遺跡を見ながらのディナーはとても素敵な雰囲気、料理の質も合わせて期待以上で、南米ツアーの最後を締めくくるのにもってこいでした。

最初、入口にいた人たちがドレスアップしていたので、カジュアル服の私たちは一瞬「しまった」と思いましたが、たまたまパーティーだったからのようで、別に問題なかったです。

とはいえやはりこの店は、高級レストランといった雰囲気です。まあそのパーティーのお蔭で、生演奏の歌も聞こえてよかったですが。

料理は、まずはパンからして温めたものがサーブされ (バターも自家製)、今回のメニューは⇒アレキパ風サラダ、パイッチェというアマゾンの魚 (日本名ピラルク)、どれも上質で美味しかったです。サービスはゆっくりめ。

というよりこの店は、ゆったりと食事を楽しむところ。今回は2時間でしたが、ガイドさん曰く、それでも早い方だったそうです。素敵なひと時を過ごせたと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ペルー注意点や、料理・飲み物、リマ観光の流れなど、ざっと見渡していただくためのツアー予習記事でした。

旅が始まってからも同じような案内があると思いますが、ポイントだけまとめておきましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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