ナスカの地上絵・遊覧飛行
最近は日帰りで、近場から飛ぶ
昔はそれこそナスカまで1泊の旅でした。バスで片道7~8時間・450km、翌朝セスナ機で遊覧 (3~5人乗り)。
ですが今は、その半分距離のピスコ、またはもう少し行ったイカからの遊覧飛行という、日帰りが主流でしょうか。
この遊覧飛行は12名乗りくらいの飛行機で、行き帰りの移動が30分ずつ+地上絵の遊覧飛行が30分の=計1時間半というもの (席割は体重バランスで航空会社が決めますが、全員窓側でしょう)。
自分の番までは長く待たされる覚悟で。予約はしているとはいえ他会社・他空港からも飛んでいるし、天候も関係するので (何もないので、本など持参するとよいです)。
遊覧中の注意点は
地上絵を見るための飛行なので、機体は左右に旋回します (傾けないと下が見えない)=写真に収めようとファインダーを覗きっぱなしや、よくばって反対側も見ようとすると⇒けっこう酔います。
それと、絵を見つけるのは容易ではないです。TV番組でやっているような、あんな大きく見えるものではなく、かつあちこち線が多すぎて、まず1つ目を見つけるのがすごく大変。
事前にガイドさんが冊子をくれ、見える順番やコツを説明してくれます。さらに機内でも、機長が片言日本語で単語を言ってくれて、それで1つ1つ見つけていきます。
飛行場へ行くまでの道中
遊覧飛行の空港までは遠いですが、道中も楽しんで下さい。何もないといえばそうかもしれませんが、景色は変わりますし、いろんな産業や文化の話などもガイドさんから聞けますので。
例えば、途中通るカニェーテという港町は、ペルー日系人発祥の地だとか (ガイドも日系人多)。
あと昔ナスカまで行ったのは、よかった面もありました。例えば、パンアメリカン・ハイウェイ上に、ドイツの数学考古学者マリア・ライへさんが造った展望台があり、そこから間近に地上絵を見られたりとか (トップの写真)。
イカの砂丘にはオアシスがあり、そこで休憩したり (砂丘サンドバギーは個人的に乗ったことはありますが、めちゃくちゃ面白いです。ツアーではさすがにムリですが)。