ツアーにてツェルマット展望台・フリータイム、近郊の村

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、ツアーでツェルマットに訪れるのに、どの展望台に上がるコースがおすすめか?

午後のフリータイム過ごし方?オプションはどうか?についてお話ししたいと思います。

ツアーコース選びの参考に、出発前の予習に、是非お読みいただければと思います。

ツェルマットの3展望台

ゴルナーグラート

一番有名で、初めてのスイスだったら、まずはこの展望台に上がりたいです!というより毎回。

登山鉄道に乗って40分。モンテローザからマッターホルンまでの山々がゴルナー氷河越しに見え、ワイドで壮大な景色です (反対側のV字谷の山々までも)。

帰りは1つ下のローテンボーデン駅で下車し、次のリッフェルベルクまでの一区間を下りハイキングするのがおすすめです。途中のリッフェル湖で、条件が整えば「逆さマッターホルン」が見られます (トップの画像)。

ツアーでも、山岳ガイド付でこの区間を歩くコースがあります。7月などは、高山植物を見ながらのハイキング (時期が早いと、麓に近いフィンデルバッハ駅→ツェルマットの区間に)。

リッフェルベルクにゴールしたら、駅近くにあるレストランでランチのこともありますし、一緒に下山しなくてもよいので、ゆっくりしていくのもよいと思います (鉄道の切符は、同一方向なら途中下車が可能)。

また、たまに早朝の特別便で上がって、ゴルナーグラートからマッターホルン朝焼けを鑑賞し、山岳ホテルで朝食を食べてくるというコースもあります。

スネガ

マッターホルンだけを見るための展望台、地下ケーブルカーでわずか5分と最も手軽に上がれます。すぐ横のトンネル先から無人ゴンドラで下れば、小さなライ湖へ (条件が整えば「逆さマッターホルン」)。

お手頃ツアーだと、観光はこのスネガのみというのも多いです。またツアーでは、早朝の特別便ケーブルに乗って朝焼けを見に行くものもあります。

この展望台にて解散の場合、更なる選択肢は

  1. そのまま一緒に下山し、他へ行く。

  2. もう2つゴンドラに乗って、ロートホルン・パラダイスまで上がる (ツアーでもらうスネガまでの券にプラスして下の窓口で購入可)。

    ロートホルン展望台からは、ゴルナーグラートよりも遠めに山々を見る感じで、また違った感じでよいです。

    さらに1つ下のブラウヘルトから、シュテリー湖一周ハイキングするのもとてもよいです (この湖からの「逆さマッターホルン」はスケール大、また野生のエーデルワイスが見つけられることも)。

  3. 下りハイキングでツェルマット村に戻る (一筋縄なコースではなく意外と大変、2時間~)。

マッターホルン・グレッシャー・パラダイス

標高3883mとヨーロッパで最も高いところにある展望台で、晴天ならイタリア側の山まで見えます。

ツアーでもオプションがあるのですが、行くのが午後というのがどうかなと (天候的に。料金も高いので)。

ただ夏はシュヴァルツゼー経由となるので、ゴンドラに乗っているだけでも途中の景色が楽しいし、クラインマッターホルン付近での山の見え方は、ゴルナーグラートからのものとまた全然違います。

さらに頂上では、氷の洞窟に入ることができて楽しめます。

ツェルマットその他の観光

マッターホルン朝焼け鑑賞

マッターホルン北壁が朝日に照らされ、オレンジ色に染まっていくのを鑑賞しに行くものです。

いつの間にか「日本人橋」などと呼ばれるようになった橋の上で見る人が多いです。とにかくすごい人口密度!私的には少し手前の、川沿いからのんびり見るのがおすすめですが。

撮影アングルは、橋からだと縦に撮る感じで、川沿いからは横ワイドに。個人の好みもあると思うので、昼間のうちに一度見に行っておくとよいと思います。

ただ天気次第なので、見れたらラッキーくらいに考えて!2泊すればチャンスは2回。

午後の過ごし方

朝一番で山の展望台に上ったら、午後はたいてい自由なので、街でゆっくり過ごしたいですね。やること例は⇒

  • お土産の買い物・・・ツアーで訪れる街のなかでは、ツェルマットが一番しやすいと思います。店も多いし、2連泊で時間があるので。

    万能ナイフやスイス国旗入りグッズといった土産の店、駅前にはスーパーCOOPもあり、登山ウェアの店や腕時計店などいろいろ。

  • 街の散策・・・駅前から延びているメイン通りを奥に進み、教会がある辺りの雰囲気はよいです。マーモットの泉や山岳博物館がある広場になっています。

    その手前のヒンタードルフ通りを左に入ると、ネズミ返しの小屋が残る地区。

  • マッターホルンを眺めながらお茶・・・教会をさらに奥まで行くと、だんだん建物がなくなってきて、ホテル「アルペンローゼ」のテラス席などはおすすめです。

    あとは遠くまで行かなくても、川沿いからはマッターホルンがよく見えます。川近くの高台にあるホテル「ショーネグ」や「クリスチャニア」のテラス席もよいですね。

ツェルマット近郊

  • サースフェー
  • グリメンツ

サースフェー

フィスプ谷を進んでいって、分岐点をツェルマットと反対側へ行った、東近郊の村。ツェルマットと同じくガソリン車禁止、一年中スノースポーツが楽しめる、スノーボードのメッカとして有名。

ツアーでの観光例は⇒ 駐車場から1~2分歩いた、Kiosk横が展望スポット (階段下りるとトイレ有)。

この展望スポットから右上を見ると、手前から2番目の尖がりがドムで、実はこの山がスイス領内に収まっている中での最高峰です (4545m、モンテローザはイタリアにもまたがっているので)。

ネズミ返し小屋の道を左前方に進むと、橋の上からフェー氷河のパノラマが広がります。戻って右前方の道を進むと村中心へ。冬がシーズンなので、夏は静かです。

★2021/4、グーグルマップを見たら、キオスクの隣りに新たなホテルが建ったようなので、展望はどんな感じになっているかわかりません。

ミッテルアラリン展望台

世界一高所の地下鉄ケーブルカー ミッテルアラリン展望台村に宿泊すると、フェー氷河が赤く染まるミシャベル連峰の朝焼けを観賞できます。

また乗り物フリーパスをもらえるので、好きな展望台に上がることができるのもよいです。

あるツアーでは全員の合意で、予定より上方にあるミッテルアラリンへ行きました。ロープウェイのあと、世界一高所の地下鉄ケーブルカーで500m上がり、3462mの頂上へ。

途中右手には、真横にドムなどの山々を見ることができ、頂上では正面に雪のかぶったアラリンホルンを間近に見ることができます。

そして夏なのに一面スキー場というのも驚きです。360度回転レストランからの眺めも最高。隣のツェルマットに比べるとまだまだマイナーで、団体客少なくてよいかもしれません。

グリメンツ

グリメンツ村の街中西近郊にある、また別の谷を進んでいった村で、ある年のツアーで入っていました。

「バルコニーの花コンテスト」が有名で、初夏から秋の終わりまで、この村はバルコニーに飾られたゼラニウム等の花で、村全体が美しい様子を見せます。

村の伝統では、バルコニーを一番美しく飾った家が、教会に花を寄進することを許され、その風習が発展したのがこのコンテスト、1930年以来続いているそうです。

村で10軒の花自慢の家が参加し、村人も観光客も村内をぶらぶらしながら、3軒を選び投票します。投票の結果は、毎年8月16日のサンテオド−ル守護聖人の日に発表されるという内容。

ツアーで歩く範囲はわずかですが、この古い木材を使った昔ながらのシャレー様式の建物群と、そこに映える豪勢に飾った赤のゼラニウムがなんとも素敵でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まず展望台については、初めてのスイスなら一番有名なゴルナーグラートが入っているコースがおすすめ!

また他にはどんな選択肢があり、午後がフリーならどんな過ごし方があるか?そして近郊の村についても少々お話ししました。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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