ツアーでロンドン観光 (オイスターカード、2階建てバス、ドリンク注文、英国文化など)

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事では、ツアーで訪れるイギリスについてお話しします (ざっと予習ができます)。

ロンドン自由行動で必要なオイスターカードの入金方法や、2階建てバス観光のおすすめルート、他の国とはちょっと違ったツアー食でのドリンク注文方法などについてです。

またイギリスならではの文化、料理やエールビールについても少々ご紹介します。

ロンドンの観光

地下鉄・2階建てバス

ツアーでも、ロンドンでは自由行動があるはずです。公共の乗り物には乗ると思うので、まずはオイスターカード (ICカード) を入手&入金したいです (ちなみに1回券の切符は、すごく高いので買う人はいません)。

何回も乗るなら1日券もありますが、紙カードの1日券だと£12.7、オイスターカードだと1日の上限が£6.8なので、カード代+5を入れても=£11.8と、少し安く上がるので、そのやり方について⇒

2024年2月、同じ条件の内容がコンタクトレス・クレジットカードで直で出来てしまうようなので、オイスターカードを買う必要はなしですね!

オイスターカードの入金方法 

マシンで日本語を選び、画面右上の左「カード購入」を選びます。

とりあえず£5をチャージ (カード代5+チャージ5=£10必要)

次にその入手したカードをマシンにタッチ

画面左下の「追加」というボタンを押し

追加したい金額だけ投入 (1日の上限はどれだけ使っても6.8とのことなので、ここでは1.8を追加する、お釣は出ないのでピッタリ・コイン用意、10p~使用可、この部分は英語です)⇒

そうすると合計11.8となり、紙カードの1日券£12.7より安く上がるのです (2018年)。

おすすめ観光ルートは 

2階建てバス15番に乗って、トラファルガー広場→ セントポール大聖堂→ ロンドン塔へ (2階席で車窓を楽しむ)

このルートは「ヘリテージルート」と呼ばれ、今でも20分おきに「ルートマスター」が走っています (後ろにオープンの乗降口がある旧型車両)。やっぱこの型がレトロでよいです!

ちなみに私が昔、初めてロンドンに行ったときは、この型のバスの後ろから、車掌に£1払って乗車でした。

それが新型車両になり、さらに今では最新型ができました (最新型もカッコよいですが、ニュースを見るとどうやらせっかくの後方口は閉ざして、車掌を解雇するような話も出ています)。

■タワーブリッジの写真も撮ったら、帰りはタワーヒル駅から地下鉄に乗って、もしくは水上バスに乗ってテムズ川下りを楽しみながら、ウエストミンスターまで戻るという感じです。

ツアー観光&自由行動

ツアーでの観光は、たいてい午前半日で⇒ 大英博物館 (入場)、バッキンガム宮殿 (衛兵交代見られる時も)、ウエストミンスター寺院 (ほぼ外観のみ&遠めにビッグベンを見る) などです。

午後は自由行動になると思いますが、まずは上記の2階建てバスがおすすめですが、その他に一例は⇒

ナショナルギャラリー 

ゴッホの『ひまわり』他、フェルメールなど有名な絵がたくさんあります。入場は無料ですが、寄付金は入れましょうと現地ガイドさんは言っていました(£2位)。

テンプル・バー・メモリアル 

名所というより、こんなスポットもあるというご紹介。上記バス乗車の途中、王立裁判所前の道の真ん中に、石碑が立っているのが見えます。

昔、国王といえども、ウエストミンスターからシティ・オブ・ロンドンに入るには、市長の許可が必要だったという境界線が、この場所です。

またこのエリアに裁判所が多いのは、戦費を調達したい国王側と経済界のシティ側とでトラブルが多かったそうで、その問題を解決するためという歴史からだそうです。

またウエストミンスターという地名も、昔はロンドン塔の方が中心で、そこから見て西だったからとあります。

その後、このエリア (フリート街) には出版業が多くでき、初めて英語辞書を書いたというサミュエル・ジョンソンが通ったというパブ「オールド・チェシャー・チーズ」もあります。

他には『ダヴィンチコード』第1作目に登場した、テンプル教会もこの近くです。

キングスクロス駅 

映画『ハリーポッター』に出てくる「9と3/4番線ホーム」の、煉瓦の壁にカートが吸い込まれるオブジェがあったのですが、現在はショップが出来て、取っ払ってしまったようです (2021年にグーグル写真を見ると)。

ドリンク注文の仕方

Cash on delivery システム

通常ツアーでの食事だと、添乗員が注文を取り→テーブルにサーブされますが、イギリスの場合は自分でバーカウンターに出向いて注文、その場で「代金と引き換えに品物を受け取る」方式です。

もちろん添乗員もサポートしますが、自分でできるようになると楽しいです!個人でPUBに行っても使えますので。

ビールの注文方法

サイズ⇒「1パイント (568ml)」or「ハーフパイント (284ml)」を選び、

次いで種類⇒「ラガー」・「エール」等を選択、銘柄が多数ある場合はその名前も。

例えば、「Half pint of ale, please (エールの半パイントをお願いします)」のように言えばよいでしょう。

ビールの種類 (ワインは?)

ラガーは、日本でよく飲まれている黄金色で炭酸の効いたビール、ですがイギリスではラガーは外国産で少し高めです (ベルギーのStella Artoisをよく見ます)。

では英国産のビールはといったら、エールです。エールは炭酸がなくスッキリ&ほんのりホップの苦み、茶褐色ですが日本の琥珀ビールとは別物、さらっとしています。

「Bass Pale Ale」などが有名 (王室御用達)。有名なアイルランドの「ギネス」(スタウトという種類) もこの系統です。

このビールっぽくない感じを好きになれるかで意見が分かれそうですが、イギリスにいる時だけでもエールを飲んでみてはいかがでしょうか。英国の料理にも合うと思いますので。

まずは「Boddingtons」(黄色の柄) あたりが、スッキリくせがなく無難です。

あとワインは、英国人もよく飲むようですが、高いです (この国では生産できない)。

ソフトドリンクは

ヨーロッパでは珍しく、日本と同じように水道水が出てきます。ポンド通貨は高いので助かりますね。イングランドは硬水、北のスコットランドに行くと軟水。

ジュース類は、カウンター奥下の冷蔵庫ガラス戸越しに、何があるか見えれば、見て注文されるとよいでしょう。

英国料理・土産

代表的な料理

  • フィッシュ&チップス・・・イギリスではタルタルではなく、ビネガーソースで

  • ローストビーフ・ヨークシャープディング添え・・・プディングといってもプリンではなくパンのようなもの、グレービーソースで

  • パイ料理・・・シェファーズパイ(羊)コテージパイ(挽肉) などのマッシュポテト風と、ステーキ&エールパイのようなパイ生地包み型があり

  • カンバーランド・ソーセージ
  • キャロットケーキ
  • リュバーブ&カスタードのアイスクリーム

もし自由食があったら、まずはイングリッシュパブで、上記にあるような典型的英国料理を食べてみるのがよいと思います (ツアーでも一度は行くと思いますが)。

でも私は英国料理にはすぐ飽きてしまい、自由食では日本食を探してしまうのですが (ファストフード「わさび」によく行く)。ツアーでも、昔はよく中華に行きました (中華街がある)。

イギリスのビール

イングリッシュ・ビター (エール) でよく見る銘柄は・・・

  • Boddington
  • London pride
  • John Smiths
  • OLD SPECKLED HEN

スコッチウイスキー

イングランドが硬水なのに対し、スコットランドは軟水なのでウイスキーに向くのだそうです。

  • HIGHLAND PARK (シングルモルト、クセなく無難)
  • TALISKER (シングルモルト、個性ある辛口)
  • BOWMORE (シングルモルト、クセ強い)
  • OLD PULTENEY
  • DALMORE
  • Famous Grouse (ブレンド、人気)

英国土産・お買い物

  • 紅茶・・・ハロッズ、フォートナム&メイソン、アッサム・カンパニーなど
  • お菓子・・・ショートブレッド (「Walkers」が有名)、パン屋で見つけたチョコ・コーティングのタルト風も美味でした

    他に私のおすすめは FUDGE (甘い!キャラメルとはまた違う)

  • 有名デパートやお店・・・ハロッズ、ハーヴェイ・ニコルズ、リバティ、セルフリッジズ、デベナムズ、マークス&スペンサー、TOP SHOPなど
  • 英国ブランド・・・バーバリー、キャスキッドソンなど
  • ウェッジウッド・・・陶磁器
  • セント・アンドリューズ・・・ゴルフ・グッズ

イギリスならではのいろいろ

アフタヌーンティー

イギリスならではの習慣で、夕食までに小腹が空いてしまうからと、ベッドフォード侯爵夫人が始めたと言われます。

正式なものは3段式で、サンドイッチやケーキなどが乗りますが、ちょっとお茶するにはクリームティーがよいです⇒

クリームティーとは・・・「紅茶+スコーン」という、アフタヌーンティーの簡素版。

イギリスのスコーンはボテっとしており、クロテッドクリーム&ジャムを付けて、紅茶 (主にミルクティー)と一緒に食べますが、なんとも甘い!でも英国らしくて、私は好きですね。

イングリッシュ・ブレックファスト

食事が美味しくないと言われるイギリスでも、朝食は豪華で有名です⇒ 太いソーセージに厚切りベーコン、ブラックプッディング (平たく切った血の肉ソーセージ)、

大きなマッシュルーム、目玉焼き、厚輪切りの焼きトマト、トマト煮込み豆など。1つ1つのボリューム大。でも毎日このメニューだと飽きてくる?

地方の風景、庭園&お花

混雑のロンドンを一歩離れると、景色は一変して素朴な感じになってよいです (特にコッツウォルズや湖水地方)。

また、各地方で採れる石をそのまま使った石積みの家々&石垣のグレー系単色に、可愛らしいお花が映える、このシンプルなコントラストは、なんとも女性が好みそうな感じでしょうか。

また庭園も、フランスの幾何学式に対し、英国は自然を重視した庭園といわれます。

庭園やお花では、一例としてヒドコート・マナー・ガーデンは素敵です。また6月頃のロンドンのバラもよいですね (リージェンツパーク内クイーンメアリーズ・ローズガーデンなど)。

マナーハウスに泊まる

マナーハウスとは、荘園領主・下級貴族の館のことで、その大邸宅を改装してホテルにしたものがあります。外観はそのままの雰囲気が残っていますが、中身は現代の設備です。

例えば、私が泊まったことがある1つは、ストラトフォード・アポン・エイボンにある「ビルスレー・マナー」。

外観は大屋敷、中は迷路のようでした。部屋はあちらこちらにあるので、まずは自分の部屋までたどり着けなくて。

ある部屋は、食堂の横にある大階段を上がっていき、また別の部屋は、とても扉には見えない扉を開けると、上下に向かう行き止まりの階段の先にあったり。

でも食事会場などは、広くはないのですが雰囲気はとてもよく、服装はカジュアルドレスで。

ホテル・部屋内の設備

現地ガイドさんからの案内も交えて⇒

  • コンセントには、別途ON・OFFのスイッチがあります

  • トイレの水は再び貯まるのに時間かかり、また流しにくい

  • ドライヤーは机の引き出しの中にある

  • 湯沸かしポットがある (紅茶を飲む国だからか、他国ではないことが多いですが)

  • 郊外のホテルは横に広く、廊下の途中に扉や階段あること多い&朝食が始まるのも遅め

アメリカ英語とは違う単語

この言い方は間違いですね、英語はイギリスの方が本家本元ですから。でもアメリカ英語に慣れていると、違いに驚くでしょう。例えば⇒

  • 米 Exit → 英 Way Out
  • 米 Elavator → 英 Lift
  • 米 Subway → 英 Underground

特にSubwayという単語は、英国にも存在するのですが、意味は異なって、道路の反対側に行くための地下道、というのは面白いですよね。

ちなみに英国で地下鉄は、Tubeとも呼ばれます (昔よく夏に出てきたバンドの名前ではない)。

イングリッシュPUB

ロンドンのパブ日本で「パブ」という言葉を聞くと「スナック?」と思われるかもしれませんが、このパプとは「パブリックハウス」の略で、地元の憩いの場みたいな感じでしょうか。

日本の居酒屋みたいに入った瞬間「何名様ですか?こちらへどうぞ」とかはなく、勝手に空いてる席に座る感じで。

こちらからカウンターに出向かなければ、誰も干渉してこないというのが、日本とは違いますかね。

このなんというか、他人に構わずという文化、それに外観・内装共に装飾も素敵ですし、家の居間にいるみたいな居心地のよさがいいですね。

昼間の空いている時間帯などにちょっと仕事をするのにも、もってこいです。テーブルも使えるし、ハーフパイント1杯で長居できる。

ファストフード店だと、学生さんたちでガヤガヤしているので。まあPUBも、夜はうるさいかもしれませんが (サッカー試合中継の時など)。

もちろん飲むだけでなく、食事もできます。ツアーでも1回はパブで、フィッシュ&チップスの食事でしょう。

フランスでいえばカフェのような感じで、あちこちにあるので、一度は入ってみたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ツアーでイギリスに行くのに、こんなことを知っておいたらよさそうと、私なりに気付いた点をまとめてみました。

イギリスには、イギリスならではの独自のもの・文化・やり方というのが多いし、オイスターカードやドリンクの注文は必要になってくると思うので、ざっと予習してから行かれるとよいと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

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