箱根、河口湖にツアーで行く&富士山いい眺め

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初めましてMASAと申します。添乗員のブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事は、最近私が乗った箱根&河口湖を含んだツアーの添乗レポートです。

ツアー選びの参考に、また観光地やホテル選び用にお読みいただければと思います。

以下の行程で訪れました、①2022年2月、あまり観光せず温泉メインにゆったり↓

行程 宿泊
1 羽田→鈴廣かまぼこ→箱根芦ノ湖 仙石原温泉
2 大涌谷→河口湖→草津 草津温泉
3 →八ッ場ダム→原田農園→伊香保石段街 伊香保温泉
4 水沢うどん→羽田

②2022年5月、立山黒部アルペンルートで↓

行程 宿泊
1 羽田→勝沼→富士山五合目→ 石和温泉
2 →扇沢→立山 立山
3 →親不知海岸→善光寺→ 上諏訪
4 →清里→河口湖→羽田

③2022年12月下旬、伊豆と合わせて↓

行程 宿泊
1 羽田→鎌倉→ 河口湖
2 大石公園、ハーブ庭園、忍野八海→沼津→修善寺、浄蓮の滝、河津七滝 下田温泉
3 →伊豆パノラマパーク→箱根(遊覧船、駒ケ岳)→羽田

■添乗員同行のツアーで行くなら⇒

ツアーでの箱根観光

ツアーでの芦ノ湖へのアプローチは、箱根湯本からは下道の国道1号 (駅伝で走る道、登山鉄道ルート) ではなく、箱根新道を走り、南から回り込んで駅伝ミュージアム辺りに出るルートで。

箱根関所・芦ノ湖

箱根駅伝折り返し地点の石碑たいてい箱根関所のすぐ横にある土産&食事「旅物語館」にバスをとめ、自由散策 (寄木細工などお土産も)。

裏からは芦ノ湖が見え (雲がなければ富士山も)、TOP画像の海賊船とはまた別会社の遊覧船のりばとなっています。

湖を見たら、次は駅伝スポットに行ってみるとよいでしょう。

通りを関所と反対側へ歩くと、ホテル次のレストラン広場に記念碑が、その先信号を右 (湖側) に曲がると、歩道に箱根駅伝往路ゴール&復路スタート地点の石碑が立っています (ミュージアム横)。

自由昼食でなければ60分で時間余るくらいです (あまりやることもないので)。

また、バスで元箱根に向かう途中の道脇に、杉並木の旧東海道が並行しています。

芦ノ湖・遊覧船

私が乗ったのは伊豆箱根鉄道の船で、上記の関所跡港→(元箱根)→箱根園へ、30分ほどの優雅な遊覧です。

1・2階が室内+3階がデッキで、箱根神社の鳥居や、天気がよいと富士山が見えます (元箱根からは右裾野まで見え〇)。

箱根駒ケ岳ロープウェイ

箱根駒ケ岳山頂より富士山を望む箱根園で下船し少し歩くと乗り場。毎時00/20/40発のロープウェイで約9分、海抜1327mの頂上へ(高低差590m)。

山頂では30分ほど滞在、左右に展望台があり、頑張れる方は箱根元宮まで上り歩く。

芦ノ湖全体を見渡せ、天気がよいと伊豆半島の両側湾や島まで見え、建物出て左側からは富士山が素晴らしい!

注意点は、現在100名乗りを→60名ほどに制限しているので、並んで予定通りに乗れないこともあるのと、ゴンドラは強風で運転見合わせになることが多い点です。

大涌谷

火山活動によってできた谷で、噴煙を上げ硫黄の臭いがします。バス駐車場は上の方で、すぐ目の前が谷、左にロープウェイ途中駅、右にくろたまご館。

地熱と火山ガスの化学反応で黒くなるという「黒たまご」が名物で、食べると7年寿命が延びると言われています。

右へさらに進むと、マイカー駐車場からは谷と反対側に富士山が見え (天気がよければ)、その先に延命地蔵尊があります (玉子茶屋への道は現在閉鎖中)。

ロープウェイ桃源台~早雲山の中間に位置し、バスで芦ノ湖側から行くとまた同じ道を戻る (紅葉時期などは大渋滞)。

小田原に立ち寄り

鈴廣かまぼこ

箱根に行くとき立ち寄ることの多い有名老舗かまぼこ店。箱根駅伝がこの店の前を通るので、TV中継で見たことがあるでしょう。

駐車場から少し離れた店舗の1つ「すずなり市場」にてお買い物タイム。あるツアーではここで昼食も (金目鯛の釜飯と蒲鉾おでん)。

私は焼き蒲鉾 (チーズ・明太子入り) や揚げ蒲鉾、ねぎマグロなどを食べたことがありますが、さすがどれもしっかりした味です (天然素材を使い、化学調味料は一切使わず、保存料は無添加、ただし要冷蔵)。

また、道斜め向かい「CAFE107」には、登山鉄道のモハ1形107号が展示されています (中が飲食スペース、同経営)。

箱根登山鉄道について

箱根登山鉄道モハ1形107号1919年 (大正8)に開通。大正初年に計画始めるにあたり、スイスのレーティッシュ鉄道ベルニナ線 (1910年開通) を見本にしたことから、姉妹鉄道提携を結んでいます。

ですので、スイスのサンモリッツ駅ホームには、寄贈した日本語表記の木製看板が掛けてあり、日本の箱根湯本駅にも現在寄贈されたカウベルが飾られています。

ラックレールを使わずに、車輪だけの力で高低差がある線路を走るという点が共通しています。箱根登山鉄道は80パーミルの勾配を登り (1000m進むと80m=12.5mで1m)、さらにスイッチバックが3ヶ所があります。

区間は小田原~強羅 (約9km、40分) ですが、個人旅で小田急ロマンスカーで行くと、箱根湯本から乗ることが多いでしょうか。そしてケーブルカー→ロープウェイ→遊覧船と乗り継いで行くのが定番コース

私が子供の頃乗ったのは、オレンジとグレーの旧型車両でしたが (上記のカフェにあるような)、現在はいろんな新車が出ています。

小田原城

「北条家の本拠地として有名な城」と行程表には載っていましたが、鎌倉幕府の執権・北条氏とは全く別物です。

この小田原城主の初代北条である北条早雲とは、戦国時代に相模国を統一した武将。元は伊勢氏で、鎌倉時代の北条氏と分けるため、「後北条氏」と呼ばれます。

通り道だったから観光か?でも有名なお城なので、「鎌倉殿の13人」とは関係なくとも一度は行っておいて〇。天守閣まで上ると、50分でギリギリといったところでした。

ついでながら興味深いのは、近くにお城の外観をした建物があるのですが、実は有名な外郎 (ういろう) のお店。

外郎というと、名古屋の和菓子をイメージしますが、こちら小田原では元々は薬で、この場所でしか売らないのだそうです (和菓子もあり)。

箱根のツアー泊ホテル

ホテル グリーンプラザ箱根

プレミアムビュッフェ 

旅行会社の案内には「弊社で好評の」とうたっており、賞も取っているようで、口コミでも高評価のバイキング。

楽しいのはライブキッチンコーナーで⇒ 握り寿司、串天ぷら、固形燃料の陶板鍋4種 (すき焼き、ブリしゃぶ、プルコギ、ブイヤベース)、パルメザンチーズで絡めるパスタ、ローストビーフ。

刺身はまた別の場所にもあり、洋食はグラタンやビーフシチューなど小カップに小分けに入っていて〇、サーモンのムース前菜などもあった。

やり方・見せ方で楽しめる感じでいろいろ食べられるので、小さなお子様連れや若い方ウケするかもしれません。質的にはまあこんなもんかという感もあり?

富士山を望む露天風呂 

仙石原温泉、自家源泉で弱アルカリ性 (美肌湯)とありますが、湯温は少しぬるめの設定か。

露天風呂からは、雲がかかっていなければ遠めに富士山が見えます。

箱根十七湯は、泉質がいろいろ。すぐ隣の大涌谷は硫黄泉=白濁湯ですが、ここ姥子付近は透明湯。例えば、同じくツアーで利用する「湯の花プリンス」は、乳白色の単純硫黄泉 (湯ノ花沢温泉) です。

部屋、サービス、立地など 

私たちがアサインされた部屋は、3号館の洋室。部屋とベッドは広めですが、多少古くなっている感じか。

サービスは、フロントもレストランも感じはよかったですが、フロント係はお金のやりとりを何度も間違えたりも。

1階の2号館への廊下から外の庭に出ることができ、端まで行くと左奥に富士山が見えます。

立地はロープウェイの姥子駅の近くで、周りには何もなし、標高860mの仙石原。

泊まった感想 

私はこのグリーンプラザというチェーンは知っているので(白馬と軽井沢)、どんな感じか予想はできましたが、箱根はちょっと上かと思ったら、そうでもなかったか。

ふつうにはよいですが、カジュアルなホテルの割にツアーが払う料金でも少し高め (3.5-/5点)。

客層は小さなお子様連れ家族や若いカップル、女子旅といった感じでした。またコロナ前は外国人客が多かったよう。

ツアーでの河口湖観光

河口湖に行く目的は=富士山の眺めだと思います、なので箱根と合わせて外国人客にも人気。

富士五湖のなかでは一番開けた感じで、観光・ツアー向け (他は個人の自然・アクティビティー系)。

大石公園

河口湖・大石公園河口湖の北岸、ハーブフェスティバルのメイン会場になる公園 (6月下旬~7月上旬ラベンダー)。

5月中旬ではネモフィラが咲いていました。10月の赤く紅葉したコキアもよさそう。

冬場の花が咲いていない時期でも、富士山入れて湖を眺める風景はよいですね。

ブルーベリーの里河口湖自然生活館で、富士山土産を買えます (カフェやソフトクリームなども)。隣の農産物直売所は閉まっていました。

印傳館・山澄園

河口湖の南東岸、印傳の専門店で2階に食事会場。小規模めで、湖を眺めながら静かに食事できました。

昼食メニューは郷土料理のほうとうで、クセのない風味+山麓とろろ。他には、富士桜ポークの陶板焼きも美味。

1階のお店も、店員さんはとても親切で感じがよい。本格的なものもあると思いますが、2500円位の小銭入れなど、手頃でよいものもあります。

■甲州印傳(いんでん)とは・・・お店の説明では「印度傅来の略、強靭かつ柔軟な鹿革を原料とし、他の皮革と異なる特殊な焼擦りをし、その表面に更紗模様・漆模様の加工を施したもの。遠く武田の時代より、武具などにも用いられてきた」とあります。

ハーブ庭園旅日記

河口湖の南、オシャレなお買物施設といった感じで、まずは係出迎えで温室へ→お買い物タイム。

ウリはハーブ製品 (化粧水は、ナチュラルなのでアトピー肌でも大丈夫、つけたあとサラッとして〇)、濃縮ブルーベリージュース他。

忍野八海

山中湖の北西、富士山の伏流水によってできた湧水池。水は透き通っていてとてもキレイ。

ツアーでは、大林/忍野タクシー駐車場にバスをとめ (WC&地図あり)、ガイドさんが湧池まで誘導したらあとは自由。

広くないので、いくつかある池を回って1時間で余るくらい (駐車場までは5分)。

富士スバルライン五合目

河口湖側から南へ向かう富士スバルラインを上っていき (バスの通行料は激高)、車で行くことができる終点の五合目へ (標高2305m)、五合園レストハウス前で乗下車。

このお土産屋さんの奥にWCがありますが、旅行会社が契約していれば、ツアーのお客様は無料で。

富士山はこの場所から (少し手前の駐車場からも) すごい迫力で見えますが、ほんと天気次第ですね (雲の流れですぐ見えなくなったり、全くダメのことも)。

箱根~河口湖ドライブ

芦ノ湖の北東より北へ走っていくと、右手に仙石原すすき草原が見える。北西へ進み乙女峠 (トンネル) を越えると御殿場で、富士山がかなり迫って見えます。

その後も左手に富士山を眺めながら、一般道~東富士五湖道路と走っていきます。

河口湖のツアー泊ホテル

富ノ湖ホテル

河口湖の北東、小規模でハード面はまあまあですが、富士山の眺めは◎。

部屋は洋室、富士山側。温泉は5階で狭め、富士山ビュー、2-3名入れる露天風呂あり。

食堂は1階に1か所のみで、夕食は洋食中心の地域色なしバイキング (質的には〇、1つ郷土料理は⇒ほうとう)。

アジア系インバウンド団体御用達宿っほい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ツアーだとどんな観光スポットに立ち寄って、どんな観光をするのか、ざっとご覧いただけましたでしょうか。

箱根は全国的に有名、富士山も見え風光明媚だし、東京からも近いので、ふだんは混雑する観光地ですが (外国人にも人気)、冬なら割とすいていてよいかもしれません。

コロナでまだしばらくは海外は行けそうにないので、この間にいろいろ国内に行っておくのもよいと思います。外国人も少ないし空いている間に。感染対策には気を付けて。

ただ1つ、富士山眺望の良し悪しは「天気次第」です!

ご検討をお祈りいたします!お気をつけていってらっしゃいませ!

■添乗員同行のツアーで行くなら⇒

鎌倉については↓↓↓をご覧下さい!

伊豆については↓↓↓をご覧下さい!