マイナウ&ライヒェナウ島+コンスタンツ (ツアー観光、食事、ホテル)

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初めましてMASAと申します。現役添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、ツアーで訪れたマイナウ&ライヒェナウ島 (ボーデン湖に浮かぶ2島) の見どころについてお話しします。

またその拠点となるコンスタンツの街 (ホテル、食事、観光) にも少し触れます。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、穴場的でおすすめですので、次のツアー選びの参考に、また出発前の予習用にお読みいただければと思います。

マイナウ島

概要・歴史

ドイツ南西 (スイス、オーストリアとの国境) のボーデン湖に浮かぶ花の楽園の島 (有料入場)。

拠点となるコンスタンツの街から、北へ約5km。

島の歴史は13世紀~ライヒェナウ修道院に属し~ドイツ騎士団の所有に。

19世紀半ば、バーデン大公フリードリヒ1世が島を購入、夏の離宮を設け南国の木や植物を島に植え始める。

死後、スウェーデン王家の家系につながる曾孫レナート・ベルナドットに譲渡、荒廃した公園を年中花が絶えない植物の楽園に再設計し、島を一般に公開した。

観光の流れ&見どころ

入場ゲートを通り橋を渡ったら、左すぐに大きなマグノリア (モクレン) の花→ メタセコイア並木 (公式マップNo.10) を抜けて→「バタフライ・ハウス」入口まで行って自由行動にしました。

その入口前から東に向かう丘上ルートは (22-24)、今回訪れた4月後半ではチューリップが見頃でした (TOPの画像)。

→騎士団の館、隣に礼拝堂、温室 (ランの花、32)→ イタリア様式カスケード滝 (37) など、帰り下ルートからだと水仙も咲いていました、東端から南西のバスPまでは徒歩20分、自由昼食含め4時間の滞在。

マップは公式サイト↓↓↓をご参照下さい(下部の黄緑色ボタンを押す)。

バタフライ・ハウス

青いモルフォ蝶この島でのハイライトの1つ!イモムシの形をした入口から入ると、なんと温室のなかに熱帯蝶が自由に飛び回っています、ちょっと感動的!アフリカ、アジア、中南米からの約120種がいるそうです。

特に青いモルフォ蝶が素敵でした (動きが早いので静止画を撮るのはなかなか困難)。

■マイナウ島の感想・・・とにかくあちらこちらに咲いているお花がキレイで、時間は4時間あっても飽きなかったです (天気にもよる)。

意外や意外とても楽しめる、よほど近くに住んでいる人とかでなければ、恐らく聞いたこともない穴場スポットだと思います、おすすめです。

ライヒェナウ島

概要・歴史

マイナウとは違い、ライヒェナウは修道院の島

コンスタンツの西7km、ボーデン湖に浮かぶ最大の島で (道路で繋がっている、世界遺産)、主な教会が3つあります (聖ゲオルク、聖マリア・マルクス、聖ペトロ・パウロ)。

歴史は、伝説によると8世紀に最初の修道院長ベネディクト会のピルミニウスが、フランク王国宮宰カール・マルテルの庇護とゲルマン系アレマン人貴族から寄進を受けて島を開拓、

北部のミッテルツェルに、木造の修道院と付属の聖マリア・マルクス教会を建設したとのことです。

カール大帝戴冠の頃、ザンクト・ガレン修道院の長だったヴァルドが図書館と神学校を設立、次のハイトの時代に写本の製作が活発化 (カロリング・ルネサンス)→ ザクセン朝 (オットー・ルネサンス) と発展していきますが、

ライヒェナウ修道院は13世紀以降衰退し、修道院としても神学校・図書館・写本といった機能においてもザンクト・ガレン修道院に取って代わられ、

16世紀には近郊のコンスタンツ司教区に組み込まれ、1757に解散、1803年にナポレオン侵攻を受け廃院→世俗化に。

聖ゲオルク教会

フレスコ画に埋め尽くされた身廊壁面9世紀末に修道院長ハトゥ3世が、イタリアから竜退治で知られる聖ゲオルクの頭蓋骨の一部を持ち帰り、島の一番手前のオーバーツェルにその聖遺物を収めるための教会を建設。

そしてこの教会を特徴付けているのは、身廊壁面を埋め尽くす9~10世紀に描かれたフレスコ画で、ザクセン朝期の芸術的興隆を示すオットー・ルネサンスの傑作とされます。

バスP (WC有) より少しだけ歩きますが、30分あれば十分なので (予定は60分)、この先にあるもう1つの教会へ。

聖マリア・マルクス教会

724年に創設されたライヒェナウ修道院の付属教会堂で、816年に改装。

特徴は、ヴェローナの司教から送られた福音記者マルコ (マルクス) の聖遺物を収めるために、トランセプト (ラテン十字形の短軸部分) を一番手前にもう1本増やした点。

バス駐車場がないので少し歩きましたが、また別の見比べができてよかったかなと思います。

コンスタンツのレストラン

Roter Gugelhan

牛ステーキとレシュティ「Roter Gugelhan」の外観ツアー自由夕食で希望の方と一緒に、予約なしでしたが1時間ならOKと。

第一希望は「Tolle Knolle」という店でしたが、18時に行ったら20時まで予約いっぱいで×、平日の早い時間なのに。

Das Muuuh-Steak Hot Stone (22.90、石焼牛ステーキ・カリカリオニオン) と Gugelhan Rösti Helvetia (17.90、レシュティ=スイスのポテト鉄板焼き) を注文し、3人でシェア。

それぞれサイドでサラダがついてので、予想通りこれで十分でした。

メニューはドイツ語しかないですが、店内の雰囲気はよく、担当係の感じも味もよかったです。

おすすめ料理は

Kartoffel puffer = Reibekuchen (ポテトのパンケーキ) なんかよさそうです、メニューで見かけます。

ポテト系が多そうで、ベイクドポテトのサワークリーム添え、グラタン、レシュティ (スイスのハッシュブラウン鉄板焼き) なども。

Spätzle (チーズ絡めの短パスタ) もドイツ南西の料理。

肉料理ならドイツは豚、牛だとランプステーキが多い感じですが、

Zwiebelrostbraten (牛ステーキのカリカリオニオンのせ)、Jägerschnitzel (シュニッツェルのマッシュルームブラウンソース)など、オーストリア料理もここでは見つかります。

ドイツ語メニューしかない店も多いので、食べたい料理の写真を店員さんに見せるのも手です。

コンスタンツの街観光

概要・見どころ

今回はマイナウ島など近郊観光の拠点として、この町に2連泊。

まずコンスタンツは、ドイツ、スイス、オーストリアの3カ国にまたがるボーデン湖の西端に位置し、4世紀半ばローマ皇帝コンスタンス・クローによって築かれた町とされています。

中世以来南ドイツの宗教都市であったコンスタンツで、1414年から4年間、分裂していた教会の解決策として統一ローマ教会を選び、ヤン・フスの異端の審議をした宗教会議を開催したことから、歴史的に重要な町となりました。

ということで、少なくともその宗教会議の舞台となった「和議の館 Konzil」は見ておきたいところです。

観光してみたスポットは

コンスタンツ市庁舎和議の館希望者をお連れして、夕食を兼ねて散策へ。シュテファン教会すぐ南にあるホテルより→

市庁舎 (ルネサンス期の複合建物郡で、表は壁画が素敵、中庭の奥にまた別の立派な建物)→ 皇帝の噴水がある広いマルクト通りより→ 和議の館 (現在下はレストラン)&インペリアル像へ。

「Graf Zeppelin」コンスタンツ、ツアー泊ホテル

立地・サービス

旧市街中心の東寄りという理想の立地、シュテファン教会の南 (バスは横の大通りで乗下車して、入口まで少し歩きますが)。

今回は街観光はなしですが、散策や自由夕食にはもってこい、湖Konzilまで徒歩7分。

恐らく個人向けの宿で、チェックイン時いつもの調子で進みませんでしたが、フロント係はきちっとした感じでした。

建物・部屋

ホテル「Graf Zeppelin」の外観「Graf Zeppelin」のフロント・ロビー部屋は狭めで簡素ですが、建物は壁画のあるちょっとした歴史的建造物。ロビーも雰囲気はあるが大人数はムリそう。

朝食

7:00~各自で可、料理の質も会場の雰囲気もよく、係もきちっとした服装で◎。こういったヨーロピアンな雰囲気はよいですね、それに人が少なくて静かなのでゆっくり食べられます。

このときの内装・雰囲気を見て、あっ!この建物は歴史的建造物ではと気付きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「どこにあるの?」と初めて聞く地名かもしれませんが、すごくよいところです。

ドイツ黒い森&フランス・アルザス地方と合わせて、是非行ってみて下さい!

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