ツェルマットのツアー泊ホテル+個人宿選び

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行出発前の参考に】です。

この記事は、私が今までツェルマットでツアーで泊まったことのあるホテルについてお話しします。

ツアーではホテルは選べませんが、どんな感じのホテルなのか出発前の事前予習に!

またツアー利用ホテルには、個人でも泊まりたいと思うものもあるので、個人宿選びにも是非参考していただければと思います。

立地選び (ビューor 便利さ)

まず何を基準に宿選びをすればよいか (ハード面以外で。というのは、造りはだいたいどこも同じスイス伝統様式で、古いか新しいかの違いだけだからです。最近は改装済みが増えてきています)⇒

アイコンフォント-チェック部屋からマッターホルンが見えるか

アイコンフォント-チェック駅から近い立地の方がよいか

ツェルマットの街の構造は

駅前から教会までのメイン通り600mと、通りに併行する川との間が、街の主だったエリアです。

「日本人橋」より先へ行くと、マッターホルン・グレッシャー・パラダイス行きゴンドラのりばへ。

教会より先へ行くと、長期滞在向け宿が増えてきて、静かな自然になっていき、上記のりばに合流。

マッターホルン・ビュー

山 (マッターホルン) に近い方がよさそうにみえますが、はっきり言ってどこでも同じ感じがします。

というのは、山が見えるかどうかは、ホテルの山側に屋外テラスなどの空間があり、かつ高層階 (または高台の立地) であれば、遠く駅の反対側からでも見えるからです。

なのであとは、高い料金を払って山側の部屋にするかどうかです (山ビューがある宿なら)。

団体ツアーでは、山側指定とうたってなければ大方反対側ですが、ミックスになることもよくあります。

便利な立地は

ツアーでは、なるべく駅から近くがよいですね。遠くても徒歩10分以内の教会くらいまでが理想、もしくは駅と反対側なら5分くらいまで。

「日本人橋」より先にもツアー利用の宿がありますが、けっこう歩くので大変です。

それでは次に、ツアーで泊まったことのあるホテルのなかで、個人泊にもおすすめしたいものを4つご紹介します⇒

アラリン

今まで何度も目の前を通り過ぎていながら全然気付かなかったです、こんなところにこんないい宿があったなんて。

建物全体は大きいですが、その中の一部がこのホテルのようです (TOP画像)

4つ星、外観はふつうですが、中は改装したのか、入ってみるとロビーも部屋もとてもキレイ。

またこの宿がよいのは、小規模でアットホームな点でしょうか (十数名以上の大団体はムリか)。

立地

すぐ横が「日本人橋」、反対へ進むと教会なので、よく通る道沿いにあります、駅までは徒歩10分。

部屋

1フロアに山側と反対側が3部屋ずつあるようで、山側ならロビー1つ上の階からでもマッターホルンが見える。

肌色の木目を生かした内装で、天井は木彫りの伝統的スイス様式。

バスタブ、ベランダ、小さな引き出し式ミニバー、瓶に入ったサービスの水、湯ポット(インスタント茶なし) があり。

朝食

会場は地下1階、ほぼ貸切で静かに食べることができてよいです (大型の宿だと団体多でわんさかですが)。

2023年に訪れたときは、さらに下の貸切テーブルを用意してくれていて、食事も素麺など日本食もありました。

サービス

フロントの感じはよいし、自前の電気自動車を持っているので駅までの荷物ポーターも時間通り。

また夜になるとロビーには、セルフでお茶が飲めるサービスがあったり、ちょっとした心遣いが感じられます。

クリスチャニア

ツアー泊では最高レベルでしょうか。

立地

高台にあるので、目の前のテラスからマッターホルンがよく見えます (わざと空きスペースを設けているのは重要、低層階からも山が見えるように設計か)。

駅より街と反対側へ進み、1本目の通りを川を越えて上って右へ、徒歩7-8分 (反対方向はスネガケーブルの駅ルート)。

部屋

造りはスイスらしくシンプル、山ビューのテラス付もあり。

別館の方が下方になるため、本館の方が眺めがよさそうにみえますが、別館でも上階ならよい部屋もあるようです (広くて、窓もワイド)。

食事

夕食は、内容・サービス共にとてもよかったです。ただ団体だと眺めのよいテーブルは無理。会場のマッターホルン側の窓はワイド、内装は雰囲気も落ち着いた感じでよいです。

サービス

フロントは親切でよかった。スタッフはレストラン・ポーターも含め、他よりもきちっとしていると感じます。

チェックイン時には日本語の案内紙もくれ、朝食も早めに開けてくれます (日本人向け)。個人でも泊まりたいホテルですね。

ミラボー

とてもキレイでお洒落なホテル。個人客向けの宿っぽく、部屋の差が大きい。

建物

山側 or 反対側に加え、別棟レジデンツがあり(地下で連結)、別棟はよりデザイナー風 (ハネムーンが使うようなダブルベッドの部屋もあり)。

ロビーは狭め、地下1階にはスパ・プールがあり、中庭もある。

場所は、駅から街とは反対方向に徒歩5分くらい。

部屋

私は本館裏側にあたりましたが、広くてキレイ、十分快適でした。

設備は、バスタブ、バスローブ、スリッパ、ミニバー、傘があり。

食事

食事は、夕食はモダンで素敵な雰囲気のなか、料理も美味 (ドリンク代含め高めですが)。

朝食は7:00~と開始が遅く、かつテーブルが少なく混み合う。基本自由席だそうですが、団体は固まって座るべきか。

アリステラ

1ランク上のツアーで宿泊、2010年全改築の新してモダンなデザイン、個人向け小規模宿。

部屋・建物

ベッドは他のスイス山岳ホテルと同じく、シンプルですが快適。設備はバスタブ、空の冷蔵庫の他に、湯ポット、バスローブ、スリッパもあり。

1階にサウナあり(有料)。22:30~7:00の間、フロント・玄関はクローズ。

山ビューの部屋はありそうですが、私たちは該当なし、1/3くらいがテラス付?

立地・食事

場所は「日本人橋」よりも手前の川向う。目の前を下るとすぐ川で、マッターホルンの朝焼け鑑賞が出来る好立地。

食事は、朝夕共によかったです。

個人で泊まってみたいホテル

  • アルペンリゾート
  • la couronne
  • SUITENHOTEL ZURBRIGGEN

アルペンリゾート

駅から街と反対方向へ徒歩5分、4つ星。コロナ後にツアー昼食で訪れて知りましたが、新しくモダン・キレイでいい感じだったので。

la couronne

4つ星、日本人橋のすぐ隣、数階上がった広々としたテラス&その背後にある建物からは、さぞかしマッターホルンの眺めがよさそうだなと。

SUITENHOTEL ZURBRIGGEN

グレッシャーパラダイス行きロープウェイのりばのすぐ近く、このホテルはアパートメント型?

一度部屋の中を見せてもらったことがありまずが、一面が大きなガラス張りからのマッターホルンの眺めは最高です。

また外の庭にせり出しているジャグジーも何とも言えません!

一度は個人で泊まってみたいですが、高いんだろうな~

その他、ツアーで利用のホテル

  • アルバナレアル
  • ブリストル
  • アストリア
  • アンタレス
  • モンテローザ
  • (ゾンネ)
  • (エリート)
  • (シュバイツァーホフ)
  • ダービー
  • シミ
  • ナショナル
  • アンバサダー

アルバナレアル

ツアー泊としてはふつうによいです。部屋も狭くないし、4つ星の感じはあり。

部屋は新しくはないですがふつうに清潔で、独特のスイス風インテリアデザイン。

立地は「日本人橋」の少し先。3分の1くらいが山ビュー部屋のよう。館内はフロントは狭く、エレベータも1つのみ。

夕食はよかったです。タイレストランをやっているせいか、ご飯がベトナム米で、地下1階の会場も雰囲気よし。

ブリストル

3つ星、建物は新しくてキレイですが (部屋は白を基調として明るい)、部屋が狭い (スーツケース広げられない)。

私だけがアルバナレアルからあぶれて1泊しました。「日本人橋」のすぐ隣。

山側の部屋だとマッターホルンがよく見えそうですが、私は反対側。でも角部屋だったので、横から顔を出せばかろうじて山は見えたし、テラスもありました。

アストリア

3つ星、日本人橋のすぐ近く、全体的に狭めですが (ロビーと添乗員部屋)、お客様のお部屋はふつうです (上階の山側だとマッターホルン見える?)

アットホームで貸切的な感じがよいですが、古めなので一斉にバスタブ溜めると湯がぬるくなるので注意。

ツアーでよく泊まるホテルの1つなのでサービスは〇。朝食時間も早くにリクエスト可でよいです。

アンタレス

遠いのが難点!かなり街の奥にあるので、遮るものがなく山の眺めは素晴らしいですが。

多くの部屋からマッターホルンが見えるのが最大のウリでしょうか (1フロア5部屋中3つ。残り2つは横&裏側)。

食堂外のテラスやホテル前からの眺めも素晴らしいです。4つ星ですが、内装はやや古め。

夏は団体向けの宿?サービスはよいと思います (フロントはよいし、食堂の親父さんは見ため怖そうですがいい人)。

ただ1つ難点なのが、遠いことです。駅から徒歩で20分はかかります (教会でまだ半分地点)。

この立地はスキーリフトにも近いし、本来は冬の長期滞在向けではないでしょうか?日本人には夏がベストシーズンでも、一般的にはこの街は冬の方がメインなので。

あとオーナー夫人のモニカさんはいい人で、個人の常連客も多いようです。

モンテローザ

スイスホテル3大王の一人アレキサンダー・ザイラーによって、1853年に開設された老舗ホテルで、マッターホルンを初登頂したエドワード・ウィンパーが定宿としていたことで有名です。

雰囲気はとてもよいのですが、部屋のタイプがバラバラなので、団体には不向きですかね。

ダービー

表通りに面したレストランはツアーでよく利用しますが、ホテルもあったとは。

私は奥の別棟アパートメントにあてられ、最初なんだこの建物は?と思う入口でしたが (郵便受けが並ぶ)、改装済みか部屋はとてもモダン (木材・絨毯) でキレイでした。

キレイさは同じだと思いますが、別館の方が本館より広めでベターか (ただしシャワーのみ)。

設備もそれなりによく4つ星レベル。フロントも気さくで親切。

朝食はスイスでは珍しく6:30~可 (簡素ですが、パンと本格チーズが美味しい!団体でそろって、狭いので混みあう)。

あとは駅から近い&街中で便利なのがよいでしょうか (山ビューよりもアクセス重視)、思ったよりよかったです。

シミ

駅から徒歩5分と近くて便利、部屋もベッドが広めで快適・清潔。

部屋は奥が新館ですが、手前の本館もリニューアル済とのことで十分キレイ。バスタブ有、シャワーは独特で操作の仕方が難しい。湯ポット・冷蔵庫あり。

朝食は、個人用と同じ内容なので充実。パンの種類が多く、美味しい (マッターホルンチョコで有名な店「fuchs」から毎朝届く)。日本人向けに、ご飯&中華スープまで用意してくれているのもうれしい。

オーナー、フロント、レストランがとてもよい感じで〇。建物も静かで落ち着いていて、団体宿という感じがせず、とてもよいホテルだと思います。ただ山ビュー部屋はあるかは?

ナショナル

ゴルナー鉄道がツェルマット駅を出発するとすぐ左手に見える白い建物 (スネガ駅向かい)。

ロビーはモダンでとてもキレイ、到着時におしぼり&ウェルカムドリンクのサービスあり。

部屋はシンプルなスイス風でふつうによかったです。ミニバーの他に、湯ポット・エスプレッソマシンあり。館内施設ではプール&ジムあり。

あるとき全員ロビー上の1階にアサインされ、私の部屋からは建物が邪魔でマッターホルンは見えなかったのですが、

実は1階はベランダが全てつながっていて、ツアーメンバーが全員協力して仕切りの鍵を開けてくれたので、中央105~108号室辺りの山が見えるエリアに行くことができました。

庭テラスからはかろうじて山が見え、夏はBBQをやっています。朝食は7:00~でアジア風もあり (夕食はまあまあ)。

サービスは総じてよく、ツアー泊としてはよい方だったと思います (団体が少なめなのがよかったですが、最近は増えてきたか)。

アンバサダー

駅とは反対側へ、3棟ある団体御用達の大型宿で以前はよく泊まりました (改装してからはまだ)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。まだまだ他にもあるとは思いますが、今まで私が泊まったことのある宿泊記は以上のような感じです。参考にできる部分はしていただければと思います。

それではどうぞ、よい旅を!お気をつけていってらっしゃいませ!

ツェルマットの観光については↓↓↓

ツェルマットでの自由食レストラン&スイス料理は↓↓↓

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