富山の穴場観光スポット➀~射水・高岡・氷見

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

この記事では、「私が個人旅で行った富山」その1~射水・高岡・氷見編 をお話しします。

富山の観光スポットといったらまずはなんといっても立山黒部アルペンルートかと思いますが、その他には何があるか、メジャーなスポットだけではなく、私が個人的によいと思ったマイナーなスポットも交えてご紹介します。

マイナーなスポットは、その歴史を知ると、実はすごい場所だったんだとわかって楽しいです!

モデルコース・回り方の一例は⇒

高岡市内アイコンフォント-矢印右吉久アイコンフォント-矢印右庄川鉄橋アイコンフォント-矢印右新湊内川アイコンフォント-矢印右雨晴海岸アイコンフォント-矢印右氷見番屋街

目次:

  1. 射水
  2. 高岡
  3. 氷見
富山エリアマップ

射水

新湊大橋

射水エリアでまず行くべき場所は、新湊大橋でしょうか (ツアーでは、橋を渡るときに天気がよければ立山連峰が見えるというのがウリ)→ そして「きっときと市場」で昼食など。

個人でだったら、海王丸パークに行きたいです (上記の画像、左には「恋人の聖地」モニュメント)。

ですがもっと行きたい・行った方がよいスポットが↓↓↓ (なんとツアーには入っていなかった)。

新湊内川

内川(富山のベニス)の眺め新湊の古い街並み「日本のベニス」と呼ばれるこの内川エリアは、川の両岸に漁船が係留し、昔ながらの家々が建ち並ぶ、なんともノスタルジックな雰囲気の風景です。

各橋上からの景色&川沿いの散策 (お店もある) がもちろんメインの楽しみ方ですが、1本北に入った通りにも歴史的建造物並みの木造住宅が建ち並んでいてすごいので是非行かれた方がよいです。

この内川も、岩瀬と同じ「北前船」の中継地として栄えた町ということで、歴史があるのですね。

高岡

ではその新湊・内川へのアクセスですが、車ではなく市電に乗っていくのが面白いです⇒

万葉線

万葉線、運転席越しに見る併用軌道上の駅 万葉線、運転席越しに見る専用軌道上の駅 万葉線、運転席越しに見る庄川鉄橋 庄川鉄橋を渡っている万葉線この市電、何が面白いか?って私を惹きつけたのは、路面電車が柵なしの鉄橋を渡ってしまうという点でした。こんな風景、東京にはないですから...すごい~って。

それに高岡市内は主に併用軌道 (道路上を走る路面電車) なので、街並みを楽しめるし+専用軌道の風景もまたなんもいえない風情があってよいです。

(富山駅からは「あいの風とやま鉄道」で高岡駅まで行って乗り換え) 内川へは、新町口で降りるとよいです。

前半は街中を走り、途中から工場地帯になって、六渡寺~庄川口が私的ハイライトの庄川を渡る鉄橋、→新町口です。

あと本当は私は旧型のレトロ車両に乗りたいのですが、六渡寺(ろくどうじ)より先は新型しか行かないので残念 (高岡軌道線→新湊港線に変わるため)。

では次に、高岡の見どころを紹介していく前に、ちょっと歴史を知ってからの方が話が繋がるかと思います⇒

高岡の歴史

北陸新幹線が開通してから衰退気味との話も聞きますが、高岡は元々は北陸を代表する歴史ある町です。

加賀前田家2代当主の前田利長が築いた高岡城の城下町として発展。しかし開町からわずか5年で利長が他界し、一国一城令で高岡城は廃城となった後は、3代当主の前田利常によって受け継がれ商工業都市として発展していきました。

そして銅器製造が盛んになると、北前船で全国各地に販路を確保し、海外貿易にも進出。伏木港は加賀藩全体の物資の集散地となり、北前船の寄港地としても栄え、高岡は「加賀藩の台所」として隆盛を極めました。

明治以降は伏木港が発展、重化学工業や木材・紙・パルプ産業が形成され、戦後には高岡の金属工業がアルミ産業へと発展し、一大産地となります。

1889年、日本で初めて市制が施行された31都市のうちの1つだったと。

山町筋

山町筋(やまちょうすじ)は、そんな開町に際し商人町がつくられたことが始まりで、高岡が江戸期から明治期にかけ物資集散の拠点として発展したときの商業活動の中心でありました。山町筋、重要伝統的建造物群山町ヴァレーの外観

狭いエリアではありますが、重厚な「土蔵造り」の建物が軒を連ね、このレトロな建物が歴史を感じさせます (重要伝統的建造物群保存地区に指定)。

金屋町

同じく開町の頃、城下町の一角に鋳物師町が作られました。それが金屋町であり=「鋳物発祥の地」であります (伝統工芸の高岡銅器が代表的)。

高岡鋳物発祥地の石碑金屋町、千本格子の家並み

石畳の道に沿って千本格子の美しい家々が続く景観は、江戸時代の風情を色濃く残しており、鋳物職人の歴史を伝える施設や工房も点在しています。

吉久

吉久の伝統的建造物群保存地区万葉線では、六渡寺の手前 (北へ川を渡ればすぐ伏木港)。

藩政時代には収納米を納める越中で最大の加賀藩の「御蔵」があり、船で大坂などに出荷されました。明治になっても、米を扱う商人が多く住み、米の交易で栄えた町。旧道沿いの町並みは幕末~昭和初期のものといわれ、重要伝統的建造物群保存地区となっています。

車だと、富山に住んでいる人でもこんな場所があるのすら知らず通り過ぎてしまうような場所にありますが、貴重な歴史的地だと思います。

あと今回紹介していませんが、一番最初に行くべき主要スポットは⇒ 高岡城跡、高岡大仏、瑞龍寺~かと思うので、先に行ってください!

氷見

そのまま北上して雨晴海岸(高岡市に位置)→海岸線を北西に進み氷見へ⇒

雨晴海岸

JR氷見線が走る雨晴海岸富山湾越しに立山連峰を望む雨晴海岸ツアーでも必ず立ち寄る、言わずとも知れた名所。

ただこのスポット、↑写真のように立山連峰が見えるかはほんと天気次第です (晴れでもガスっていたらダメ、冬の方が空気が澄んでいる、冬でないと雪を被った姿でない)。

道の駅に車を停め、上に上がると展望デッキや「りん鐘」、売店・軽食コーナーがあります。また線路を渡って「義経岩」のある海岸に出ることができます。

歴史的には⇒ ➀万葉ゆかりの景勝地、➁源義経から地名が由来

とやま観光ナビによると

”万葉の歌人、大伴家持は、この雨晴の風景をこよなく愛し多くの歌を詠みました。

源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという「義経岩」は、地名「雨晴」の由来ともなっています” と。

写真を撮るには⇒ 展望デッキもよいですが、海岸から「女岩」を手前に入れて背景に立山連峰もよく見かけます。あとピンク色のJR氷見線が来たときもシャッターチャンス!

氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

道の駅ですね。ツアーでも入っているようですし、とりあえずこの場所に来ればいろいろ食べられて(海鮮系)、買い物もできるのでよいかなと。

ですが氷見漁港の近くなので、車だったらこの番屋街でなくても、ひみ岸壁市場や氷見港魚市場食堂という選択肢もあります。

その他 (温泉など)

氷見温泉郷のエリアなので、近くに日帰り温泉や旅館があります。

できれば冬に行って脂ののった「寒ブリ」を食べたい!

また藤子不二雄Ⓐ先生の出身地ということで、「まんがロード」を歩けばキャラクターに出会えます (レンタサイクルで回るのも〇)。

まとめ

いかがでしたでしょうか。富山の魅力は立山黒部アルペンルートだけではありません。2度目~なら個人で上記のようなスポットも訪れてみてはいかがでしょうか?

ニューヨーク・タイムズ「2025年に行くべき52か所」に選定された富山、富山だけのツアーも出ていますので要チェックです!

利用する旅行会社はいろいろ見比べて、自分の行きたいコースがあるもの、もしくはいつも使われているサイトで~

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