富山の穴場観光スポット➁~砺波・南砺

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初めましてMASAと申します。添乗員がお届けするブログ【MASA-TABI|海外旅行に出発する前の参考に】の国内編です。

富山の魅力は?と訊かれたら
  • まずはなんといっても立山連峰!
  • そして新鮮な海の幸
  • 美味しい水&お米
  • おわら風の盆、 チューリップ祭り

などとお答えになられると思いますが、この記事ではアルペンルート以外の富山「砺波」を取り上げ、しかも砺波といってもチューリップ以外のお話をしたいと思います。

目次:

  1. 砺波
  2. 南砺
富山エリアマップ

砺波

砺波というと、まず思いつくのはチューリップ・フェアかもしれませんが、この記事ではもっと違う内容で。

まず富山県には主に2つの平野⇒➀富山平野と➁砺波平野があり、➀は東の富山市内がある方、➁は呉羽丘陵を挟んだ西側で、庄川と小矢部川が高岡に注ぐ流域に広がります。

そしてその➁の砺波平野には、およそ220k㎡の広さに屋敷林に囲まれた約7000戸を超える農家が点在する散居村集落が広がっています。

なんといっても富山県は、立山連峰からの豊富な雪解け水を利用した良質な米作りで知られる「米どころ」ですから。

閑乗寺公園 散居村展望広場

散居村展望広場(閑乗寺公園)そんな田んぼが一面に広がる風景を眺められる展望台があるのですが、その1つがここ「閑乗寺公園」展望広場です。

散居村(さんきょそん)とは、田んぼの中に家々が点在する集落形態のこと。成り立ちはそれぞれの農家が自分の周りの土地を開拓して米作りを行ってきたことに由来します。

そんな田んぼが広がる散居村の景色は、道を走りながらの車窓もよいですが、やはり展望台からの眺めはもっとよいです。

ちなみにこの閑乗寺の場所は南で、井波の近くです。

あと私はまだ見たことがないですが、田んぼに水が張られる水鏡の風景がすごく有名!4月終わり~5月中旬の稲が育つ前に、是非行ってみてください。

そして砺波といったら、次は庄川でしょうか⇒

庄川水記念公園

砺波の南端、庄川沿いにあるこの公園は、はるばる遠くから観光に訪れるようなものではなく、素朴な地元民の憩いの場 (お子様レジャーや、デートスポット?) といった感じでしょうか。

庄川水記念公園、巨大水車庄川水記念公園、鯉恋の宮

ウッドプラザ 巨大水車 

地元産のお土産や軽食(名物ゆずソフトや、おやき)、足湯などがあります。

鯉恋の宮 

鯉に願をかけて鯉をかなえるパワースポット!厄払い・開運祈願の「鯉の宮」、縁結び・恋愛成就の「恋の宮」が名前の由来だそうです。

屋上まで上がって、高所恐怖症注意の下が見える網の通路の奥で「鯉恋の鐘」を鳴らします。

また下には散歩道もあり、毎年1月7日には奇祭「厄払い鯉の放流」が水辺で行われるとのことです。

■なぜこのようなスポットをご紹介したかといいますと、まあたまたま富山在住の友人が連れていってくれたからというのもありますが、この近くは庄川温泉郷なのです (泊まったときにちょっと行くのに〇かと)。

さらにはここから先へ進むと庄川峡で、桜の時期も、紅葉の時期もすてきなので、そのついでにちょこっと立ち寄ってみてはとおすすめしたかったので。

ちなみにこの川もさらにもっと進んでいけば、あの有名な「大牧温泉」があります。

道の駅 庄川

砺波を始めとする富山県の特産品がいろいろ売られており、飲食コーナーもあります。

私は庄川名物の柚子を使った「ゆず味噌ジェラート」を食べてみましたが、けっこう私的には美味でした。

次回また訪れる機会があったら、「よごし丼」にトライしてみたいです(=野菜をゆでて細かく切り、お味噌で味付けして炒りつけた、砺波で昔から食べられている郷土料理)。

メルキュール富山砺波リゾート&スパ

ではここで、砺波観光の拠点におすすめのホテルを1つご紹介したいと思います。庄川の東、砺波平野を見下す丘の上に建っています (自然の中なのでとても静か)。

丘の上なので車でないと不便というのはありますが、逆に車だと敷地内の駐車場(無料)がとても広いのでよいです。

そして上記2点以外にも、このホテルの私がよいと思う点は⇒

  1. ロビーもお部屋もとても広々、通路も売店やら人込みでごちゃごちゃしていない
  2. 大浴場がある (露天風呂は温泉)
  3. なんとラウンジサービスが無料 (15-18hビールあり、21-23h蒸留酒あり)
  4. 繁忙期を除けばリーズナブルな料金 (素泊まりなら)

まあ大型の建物、かつ大きな駐車場が目の前ということもあり、ツアーもよく泊まってはいますが~

南砺

井波

井波、八日町通り井波、瑞泉寺山門砺波市の南東端、南砺に入ってすぐ。木彫刻で有名な町。「瑞泉寺」と門前に伸びる石畳の「八日町通り」を歩きます。

とやま観光ナビによると歴史は

”井波彫刻の歴史は250年前にさかのぼります。京都から「井波別院 瑞泉寺」の建立に派遣された宮大工が、地元の人に技を伝えたことで発展を遂げたといいます。現在、井波には「瑞泉寺」の表参道にあたる八日町通りを中心に約200名の彫刻師が暮らし、職人たちが技を守っています” 。

”「井波別院 瑞泉寺」は、北陸最大級の伽藍に本堂と太子堂が建立され、本願寺5代 綽如上人によって600年以上前に開かれました。もともと井波には太子信仰があり、浄土真宗とともに仏の教えがこの地域に広げられました。井波彫刻は火災で焼失した「瑞泉寺」を再建するため、京都の東本願寺から派遣された宮大工や彫刻師に、地元の大工が弟子入りしたことが始まりといわれています”。

城端

砺波平野の南端に位置し (もうこの先は山)、JR城端線の終点です。

城端別院・善徳寺の門前町として、加賀藩の庇護のもと江戸時代から絹織物の産地として栄えた町。格子戸の町家や古い蔵、趣ある石畳の路地が残っており「越中の小京都」と呼ばれています。

城端、坡場の坂城端、土蔵群「蔵回廊」

坡場の坂 

石垣、瓦屋根、縦格子を基調とした町家が両側に立ち並ぶ通りで、かつての造り醤油屋には、赤レンガ倉庫や「醤油」と書かれた木の看板が。

今町通りの土蔵群「蔵回廊」 

4つの蔵が回廊で結ばれた土蔵群は、1903年頃に銀行家の野村利兵衛氏が自宅とともに建造したもので (基礎は石垣、外壁の仕上げが板張り・漆喰といった伝統様式)、現在は保存され展示施設になっています。

あとついでに、すぐ南西には城端サービスエリア・桜ヶ池があり、「ヨッテカーレ城端」 のおにぎりは美味しいです。

さらに、もう少し西に行けば、イオックス・アローザ(スキー場)があります。雪のとき以外でも展望の景色はよいし、9月にはキバナコスモスの祭りがあります。

■南砺より南に行けばもう山ですが、江戸時代以降 越中~飛騨国 交流の歴史があるからか、調べていくと歴史的に残っているものがいろいろありそうで~

■あと今回は紹介していませんが、五箇山の「合掌造り集落」は行かないとですね (合掌造りは白川郷だけではない)!

まとめ

いかがでしたでしょうか。「砺波の魅力を知ってもらいたい」という主旨でお話ししました。

まあツアーだったら砺波は、立山黒部~白川郷の移動で通るくらいかもしれませんが、NYタイムズ「2025年に行くべき52か所」に選定された今、富山だけのツアーもあるので、改めて行かれてみてはいかがでしょう?

さすがにツアーだと、もう少しメジャーなスポットを巡ると思いますが... あとは「チューリップ祭り」や「おわら風の盆」のときに訪れてみるのもよいかもしれません。

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